旅行ガイドブック るるぶ

都市名は非常に詳しいのですが、河川、山等の地名に関してさほど詳しくありません。

また、漢字地名が現地語読みで、索引がほとんど役に立ちません。
「重慶」がどのへんにあるか知りたい、という程度の私のような読者が
「チョンチン」なんて言う読み方を知〜〜っているはずもありません。

漢字画数、又は日本語読みで引ける索引が、ぜひ欲しかったです。
中国では、有名な地名は日本で通っている読み方を優先し（例：ペキン、ホンコン）
一般の地名は普通語（北京語）読みのようですが、
広東省の地名は現地では広東語読みのはず。実用性も疑問です。

私のような、文学や映画鑑賞の助けや、観光計画を目的と〜〜して地図を見る人間は、
都市名より自然の地名を知りたいし、
日本語読みや漢字で地名を探す事が多いので、その2点が特に残念です。〜
雑多な情報は好き嫌いが分かれるが、地図としての挑戦を評価した
他のレビューアがコメントしているように、世界地図以外にいろいろと雑多な口絵が豊富にあり、この点は好き嫌いが分かれると思われる。個人的には地図帳に専念したほうが良かったのではないかと思う。

マップルシリーズを出版している昭文社は、世界地図をあたかも道路地図のように描くという非常に大きな挑戦をしている。言い方を変えれば、この地図帳をゆっくり眺めると、あたかも飛行機で地球上を「ドライブ」しているような錯覚を味わうことが可能である。つまり、詳細な領域地図では、ページからはみ出た部分（上下左右）はそれぞれ何ページにあるか、という表示がある。道路地図では当たり前の表示であるが、恐らく世界地図でこれをやっているのは珍しいと思う。さらに、広域地図では、地域ごとの詳細地図が示す領域を枠で囲ってあり（ある種じゃまではある）、それぞれの詳細地図を見つけるのに役立つ。

以上のように、この地図帳は特徴的であって、眺めていて非常に楽しい、新しい概念を持つ地図帳である。お薦め。
雑学が豊富
世界のさまざまなデータでており、雑学としておもしろい
地図もけっこう細かくでている
もう少し雑学情報が多いと良いと思う