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海外留学・ロングステイ

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自由と規律―イギリスの学校生活 (岩波新書) フィンランドは教師の育て方がすごい 留学で人生を棒に振る日本人―“英語コンプレックス”が生み出す悲劇 (扶桑社新書) 28歳からのぶっつけ留学成功法 (生活人新書) カウンセラーへの長い旅―四十歳からのアメリカ留学 世界の大学危機―新しい大学像を求めて (中公新書) フィンランド式 キッズスキル―親子で楽しく問題解決! 青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記 あなた自身の社会―スウェーデンの中学教科書 研究留学術―研究者のためのアメリカ留学ガイド
自由と規律―イギリスの学校生活.. フィンランドは教師の育て方がす.. 留学で人生を棒に振る日本人―“.. 28歳からのぶっつけ留学成功法.. カウンセラーへの長い旅―四十歳.. 世界の大学危機―新しい大学像を.. フィンランド式 キッズスキル―.. 青い光が見えたから 16歳のフ.. あなた自身の社会―スウェーデン.. 研究留学術―研究者のためのアメ..


自由と規律―イギリスの学校生活 (岩波新書)

[ 新書 ]
自由と規律―イギリスの学校生活 (岩波新書)

・池田 潔
【岩波書店】
発売日: 1963-06
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
自由と規律―イギリスの学校生活 (岩波新書)
池田 潔
カスタマー平均評価:  4.5
現代にふさわしい教育像は?
初版は、1949年。戦後の急速な変化が、米国の政策転換(朝鮮戦争が1950年に始まった)のもとで歩をゆるめ、日本の右傾化が目立ちはじめた頃の出版でした。戦前の窮屈な時代の反動もあって時に行き過ぎと思える自由が目についた時代でした。そこにこの本が投じた波紋は少なくなかったでしょう。以後、この本がいろいろな機会に推薦され、読まれもしました。岩波新書のロングセラーのひとつです。 イギリスのパブリックスクールにおける生活・教育の姿を、自由の前提としての規律の実相という切り口で紹介しています。名文が続きます。やや古めかしい言葉使いや言い回しが使われるものの、文章は流れるごとく洗練されており、ほとんどの読者には少し読み進めば結構スラスラと読めることでしょう。 パブリック・スクールに通う学生は、ほとんどが上流階級の子弟です。将来、エリートとして各界で活躍する人材が教育・訓練を受ける場でもあります。そうした世界では、ノブリス・オブリージとかLoyaltyとかいわれるある種の品格を身につけることが要求されるといいます。全寮制で、時に独裁的とも見える指導者(それは校長や時に教師であったり、先輩であったりするのですが)のもと、伝統といえるほどにしみついた規則にのっとった毎日です。それでいて必要なときには対等に言い合うこともあります。スポーツでも鍛えられます。そんな数年間を過ごす中で品格が身について行くものらしいのです。 著者も書いているように、社会の仕組みはもちろん、伝統でさえ、長年の内には変化します。パブリックスクールが出来た中世末期には、教育を、閉ざされた教会などの世界から、より開かれた民衆(とはいえ、限られた階層に向けてでしたが)に開放する必要が出てきて、文字通りのパブリックなものでした。が、いまや、パブリックという呼称は形式的なものと化しています。そのような時代の変化をも考えると、本書で描かれる教育も絶対的な規範とは限らず、具体的には著者が留学した大正末期の姿であることを理解しつつ、しからば現代にはどのような教育像がふさわしいかを考える、そのような読み方が大事なのではないでしょうか。
何を教えるべきか
著者の体験をもとに、英国のパブリックスクールにおける教育を紹介しています。寄宿生活とか礼拝とか、日本の公立中・高校とは形は全く異なっています。しかし、そこで行われている教育の方針は、日本でも取り入れることのできるものです。それは、「自分の役割を満足に務める」人間を養成するというものです。エリ?ト教育賛歌の本ととらえないでいただきたいと思います。 先生と生徒それぞれのよいエピソードが詰まっています。岩波文庫で絶版になっている「トム・ブラウンの学校生活」を(古書で求めて)併読すると、パブリックスクール生活がよくわかります。
名著中の名著。イギリス留学を考えている人に、教育にかかわる人に読んでもらいたい。
僕が入手したのが、96刷という名著。 イギリスでの留学生活を回想しているのだが、パブリックスクールのことだけならず、イギリス人気質とも言えるようなところまで目線が届いており、楽しめる。 内容も記述も古いのだが、読後感はすきっとしていて、時代を超えた気持ちのよさを味あわせてくれる。 イギリス留学を考えている人、お勧めです。
エリート教育賛歌
昔居たことのある英国のある学校で(その学校はパブリックスクール出が多い学校だったが)、公立学校出が、パブリックスクール出身者と友達になる可能性について聞いたところ、公立出の彼は、「まずないだろう」と言っていた。なぜなら、彼らは、自分と同類と居ることを好むから。全部が全部ではないだろうが、彼らは瞬時にパブリックスクール(或いは有名私立)出を見分けることができる。姿勢、着ているもの、話し方(英語の方言)が異なる。使う英語の発音が違う。 こういう階層を固定化する装置を経験すると、自分の子弟を必ず入れたくなる(と出身者の親は言っていた)。英国では、チャンスが公平でない。パブリックスクール出には自動ドアが待っているが、公立出はこじ開けないと入れない世界があると。 そういう世界は過去のもので、第二次世界大戦で終わった筈なのに、今なんで日本でこうした学校を崇めなければいけないのか、理解できない。
嗚呼、日英同盟!
 2007年秋に新聞の書評欄に再掲されてから、再び書店に平積みされている超ロングセラー・エッセイ。三井財閥の御曹司である著者が英国のパブリック・スクールであるリー・スクールに留学していたのは、丁度日英同盟が締結されていた時期と一致する。同盟国ということもあってか、あるいは両家の子息ということもあってか、著者は結構優遇されていたことが、行間から読み取れる。ところで、'Public School'というのは名ばかりで、私立学校のことであるが、ここでの寮生活を中心に、将来英国の指導的地位に立つべき人物の勉学の日々が明らかにされる。  「校長の独裁による善政」が敷かれ、「学校の運営には参与できず、規定の校則には絶対服従を要求され、宗教と運動は強制的に課せられ、外出はほとんど許されない」禁欲的な学生生活、「彼らは自由を持たないのであろうか、彼らイギリス人の謳う自由とは如何なるものであろうか」と読者ともども、著者は悩む。  著者は「社会に出て大らかな自由を享受する以前に、彼等は、まず規律を身に付ける訓練を与えられるのである。」と言う。この本の初版が出たのが1949年である。21世紀のパブリック・スクールの現状はどうなっているのだろう。しかし、当然のことながら「パブリック・スクールにあっても、基本的な自由は与えられている。正しい主張は常に尊重され、それがために不当の迫害をこうむることがない。」 そして、著者の「忘れられないL先生」の箇所は涙なくしては読めないであろう。  昨今の、イギリスのスポーツ界はサッカー以外には全くといっていいほど見るべきものがないが、ストイックな彼らの意識を勘案すれば、これもまた仕方がないのかもしれない。

フィンランドは教師の育て方がすごい

[ 単行本 ]
フィンランドは教師の育て方がすごい

・福田 誠治
【亜紀書房】
発売日: 2009-03
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
 Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
フィンランドは教師の育て方がすごい ※一部大型商品を除く
福田 誠治
カスタマー平均評価:   0

留学で人生を棒に振る日本人―“英語コンプレックス”が生み出す悲劇 (扶桑社新書)

[ 新書 ]
留学で人生を棒に振る日本人―“英語コンプレックス”が生み出す悲劇 (扶桑社新書)

・栄 陽子
【扶桑社】
発売日: 2007-03-23
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 219円〜
留学で人生を棒に振る日本人―“英語コンプレックス”が生み出す悲劇 (扶桑社新書)
栄 陽子
カスタマー平均評価:  4
留学への幻想を壊す本
アメリカの「コミュニティカレッジ」について、私はこの本で初めて知った。 それだけでも価値のある1冊ではないだろうか。 高校生と話していてわかったのだが、 こんな時代にもまだ「語学留学」という夢を、親子で抱いている家庭が多いようだ。 で、本人たちはアメリカやイギリスやオーストラリアの教育システムも社会システムも なーんにも勉強していない。 留学ガイドの「費用」と「生活」の部分だけを読んで、夢を見ている。 この著者は、留学コンサルタントだから、 留学オススメ本もいろいろ書いているし、講演もたくさんしている。 基本的にはアメリカの教育万歳な人。 この本は、留学なんて意味ないよ、ということではなくて、 「留学」という言葉に踊らされて、多額の費用を巻き上げられる人がたくさんいる現実を 教えているのである。 国内での塾通い、語学学校通いもそんなところがあるが、 投資に見合う成果を挙げるべく自己で努力できるかどうかだし、 行くこと自体を目的にして、お金をどぶに捨てないように!ってことだ。
ネガティブなすすめのオンパレード
ネガティブなすすめのオンパレード ダメな例ばっかり どうすれば良い留学ができるか という 情報は全く無し 「正しく役に立つ情報」が世の中には無いという見本 こんな留学コンサルタントしかいなかったから日本の国際化は遅れていて、 日本人があまり海外に出て行かなかったんだと よくわかった。 最近はアスリートブランド(スポーツ留学専門)とか、良い留学業者も出て来ているので、 そちらをお勧めします。
知られていない日本人留学の実態、背景にある日本人の英語に対する誤った認識を明らかにする
語学留学も含めると海外に留学する日本人は大変な数に上る。海外の大学や大学院も、一見するといまや遠い存在ではない。しかし、意外にその実態は知られていないようだ。 私は、本書を読むまで、アメリカのコミュニティカレッジというものが本当はどういうものなのかを知らなかった。また、英語力不足で結局大学に進めず大学内の語学学校だけで終わっている日本人についても。さらに、日本人の留学エージェントの中には決して良心的とはいえない人たちもそれなりにいて、よく下調べもしないで留学を志している若者やその両親の中にはそのようなエージェント経由で留学して悲惨な目に遭ってしまった人達が大勢いるという実態についても知らなかった。 さらに読み進めていくと、そのような悲劇を生む背景として、そもそも多くの日本人の心の中には英語に対する大きな勘違いが横たわってしまっているという現実があることを著者は指摘する。「英語を学ぶ」より「英語で学ぶ」ことが大切という当たり前の著者の主張にハッとさせられる日本人は意外に多いのではないだろうか。 一方、著者は、ほとんど日本人しかやらないような単なる語学留学やコミュニティカレッジ留学を除く、本当の海外留学の素晴しさや利点についても、きちんとページを割いて説明している。 中国や韓国やインドなどから来る留学生は、貨幣価値の違いも考えると、それこそもの凄いお金を払って一族郎党の期待を一身に背負って死に物狂いで勉強して成果を収め、ついでに人脈も作って、それぞれの国に帰ってからエリートとしての道を歩む。日本人も、ちゃんと日本でしっかり勉強して、きちんと調べてそれなりの学校を選んで、何より「英語よりやる気」「英語より学力」「心身共にタフ」でさえあれば、留学は日本に閉じこもっているだけでは得られない素晴しい果実をもたらしてくれるものなのだということについても、本書は具体的に例を挙げながら力説している。
留学しなくてもいいではないか
多くの場合の留学の実体については他のレビュアーの方々が書いてある通り。 本書に書かれているような実例を知ることは、留学を考えている人には良いことでしょう。 私もかつて、留学と言いながら日本人同士で固まり気ままに過ごしている留学生達を目にし 本書で著者はどのような主張をするのだろうと期待して読んでみました。 しかし六章あたりからは読んでいてあまりいい気分になりませんでした。 著者自身が留学カウンセラーということもあり、 「どうせならもっと自分を鍛える、価値のある留学をして 社会に貢献しなさい」と主張します。 その主張と平行して 「アメリカの教育はすばらしい、日本の教育はリーダーを育てないから駄目だ」という意見がちらほら。 しかし日本の教育に欠点があるように、アメリカの教育システムだって完璧ではありません。 著者自身も過去に留学しアメリカで受けた教育システムを崇拝し、日本の教育はそれに劣っているという コンプレックスが見え隠れします。 リーダー育成という面は劣っているかもしれませんが、多様な観点からみれば 日本の教育が優れている点も多々あります。著者はその事に気付いているでしょうか。 筆者はまた、英語を学ぶことを第一とせず どうしようもない状況に自分を置くことによって 孤軍奮闘し大きく成長することや人脈を作ることが留学の醍醐味だと主張します。 しかしそれなら。。。自分(あるいは自分の子供)を鍛える手段は留学でなくとも 他にもたくさんあるのではないでしょうか。 (アフリカの貧しい地域でボランティアをするとか) 必ずしも成果を得られない留学に無駄な金と時間を費やすならば、他に出来る事はたくさんあります。 しかし筆者の主張にはそういう含みはあまり感じられず、「もっと質の高い留学を!」です。 結局 そういう質の高い留学ができる裕福な一部の人しか視野に入っていないようで残念です。
おもしろい。一読する価値あり。
日本の留学事情を容赦なく切った内容。 実際に「人生を棒に振るってしまった日本人」の例からはじまり、 どうして人生を棒に振るうことになったのか。 どうすればその事態を避けられたか。 世界の大学と日本の大学の比較。 留学の本当の意味とは。 では本当に力になる留学をするためにはどうすればよいか。 と言った内容が書かれている。言葉ひとつひとつに重みが感じられ、筆者の熱意が受けて取れる作品だ。 この本のいいところは、悪いところを批判するだけでなく、ではどうすればよいのかを考えさせてくれる入り口を与えてくれていること。 これを読んだから留学しろ!というのではなく、 これを読んで留学をどう感じたか、本気で留学する覚悟はあるのか。 そういうことを考えさせてくれます。 留学を少しでも考えている人、子供を留学させようとしている親御さんなら一読する価値ありです。お金と時間を浪費することを避けられます。 私はこれを読んで留学に向けて本気で頑張ろうと思うようになりました。 おすすめです。

28歳からのぶっつけ留学成功法 (生活人新書)

[ 単行本 ]
28歳からのぶっつけ留学成功法 (生活人新書)

・平川 理恵
【日本放送出版協会】
発売日: 2007-07
参考価格: 693 円(税込)
販売価格: 693 円(税込)
 Amazonポイント: 6 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 89円〜
28歳からのぶっつけ留学成功法 (生活人新書)
平川 理恵
カスタマー平均評価:  5
GREAT!
自分自身、留学を経験して 『あっ、この感覚わかる!』を多く見つけられた本です。 そして、その考えをポジティブに動かすチカラが見えた。 留学は『思い立ったが吉日』! 経験してみて残ったものは、英語力と度胸と自信! 大切なことは、後悔しない人生を送ること! いろいろと考えさせられました。。。 『迷い』を『本気』にされてくれ。 『方法』と『手段』を見つけられる。 読みやすいのに、中身がぎっしり詰まった、そんな一冊です。。。
今からでも遅くない
この本を読んで最も感じたのは、 「留学に今からでは遅すぎると言うことはない」 ということ。 留学にもいろいろあり MBAを狙うマジ留学から数週間程度の エグゼクティブプログラムまで いろいろなものがあることを知りました。 これであれば、まだまだ道は 開かれているのですね。 本当は、留学をしたいのだけれども、年齢や 仕事を理由にして自分を納得させている人に オススメしたい一冊です。
何歳でも留学できる!
この本を読んで思ったのは、 お金や時間、家族などの、状況さえゆるせば、 いくつになっても留学できるということです! わたしも大学で1年留学しましたが、 確かに、色んな年齢の学生がいました。 もちろん入学試験のような、システムもありません! 日本の大学のように、閉鎖的ではないのです! この本では、そんな留学の具体例が乗っていて、 これから留学しようか?と、迷っている大人の皆さんに、 勇気を与えてくれる内容です! わたしも思い切って、また、大学院留学でもしようかしら、、、

カウンセラーへの長い旅―四十歳からのアメリカ留学

[ 単行本 ]
カウンセラーへの長い旅―四十歳からのアメリカ留学

・向後 善之
【コスモスライブラリー】
発売日: 2009-06
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
 Amazonポイント: 16 pt
( 通常2〜5週間以内に発送 )
カウンセラーへの長い旅―四十歳からのアメリカ留学 ※一部大型商品を除く
向後 善之
カスタマー平均評価:  5
思い立ったが吉日!夢を実現するのに、年齢も限界もなし!
仕事や職場環境にさしたる不満も無く、そこそこ満足の行く仕事内容と収入「恐らくこのまま自分はこの会社で定年まで勤めることになるだろう・・・それもまた良いか・・・」と、思っている中、ある日突然!まったく異なる分野の、まったく未知の分野の仕事を始めたくなってしまったら・・・・。 著者にとって、突然の人生の方向転換となったきっかけは、ある、アメリカ人の心理学者が主催するセミナーに参加した時に「(興味があるなら)アメリカで勉強してセラピストになったら?」と言われたことである。そうしてそのきっかけを基に、優秀なエンジニアであった著者が、40歳でカウンセラーになるべく、心理学の勉強をするためにアメリカの大学院に、人生初の留学するのである。それは、凄まじい人生の方向転換であるといえるだろう。 むろん新たな道への転身はスムーズには行かず、思い立ってから留学を決意するまでに数年悩むのである。更に、渡米してからは、英語の壁や文化・社会の壁、コミュニケーションにおける日米の常識の違いの壁などに苦しみながら、同時に授業そのもの(カウンセリングの理論や技術を学ぶ)の難しさにも、直面するのである。そうして、壁にぶつかるたびに、筆者は何度となく深く悩み、落ち込み、うつ状態となり、何度も挫折しかかるのである。 しかし、その中で著者は自らが内面に抱えている、脆弱な部分やトラウマや思い込み、思考のクセと言ったものと直面し、友人や先生に支えられながら、一つ一つ克服し、乗り越え、成長してゆくのである。その姿は、深い共感と感動を覚えるものであった。 現在、著者は都内でカウンセラーとして働き、大学院で教鞭を取っていると言うことである。ある日思い立って、勇気を持って一歩を踏み出した夢が、「無理だ」と何度も思いながらも歩き続けることで実現したのである。 この本は、留学を志す人やカウンセラーを志す人はもちろんのこと、夢を持ちながらも「年齢的にもう遅いのではないか」とか「現状にそこそこ満足しているし、リスクを犯してまでも夢を追い求めるのはいかがなものか・・・」等と言った様々なリミットに、夢を諦めかけている全ての人々へ、その一歩を踏み出す勇気と希望、力を与える本である。
カウンセラー目指し留学する人だけでなく、人生に勇気をもらえる本です!!!
著者は、もとバリバリの石油会社の技術者。30代前半に出会った1人のアメリカ人セラピストに、いとも簡単に「なんで今から始めないの?」の一言から始まるセラピストへの道。アメリカ留学での様子や、国際経験豊かでありながらも葛藤する日本人としての心模様、カウンセラー王国であるアメリカの実践的な学びの様子、その厳しさ、仲間の率直な自己主張の環境下で、揺り動かされ、自己を見つめ、異文化との融合へとむかう著者の姿が描かれている。単なる経験本ではなく、アメリカの現実やカウンセリングの世界と同時にセラピストとしての心の在り方を詳細に描き出している。私は、その実践的で、セラピストとしてスタートする上で要求されるものの厳しさに身が引き締まった。読み終わると、人間的で温かい感情の流れを感じる?それは、著者が一貫して正直にありのままを語ってくれているからで、あとがきにもあるように、今現在セラピストとして多くのクライアントを受け入れていることが想像できる。内容は濃いが、分かりやすく、楽しめるお勧め本です!

世界の大学危機―新しい大学像を求めて (中公新書)

[ 新書 ]
世界の大学危機―新しい大学像を求めて (中公新書)

・潮木 守一
【中央公論新社】
発売日: 2004-09
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 238円〜
世界の大学危機―新しい大学像を求めて (中公新書)
潮木 守一
カスタマー平均評価:  4
何をどのように吸収したか
 知っての通り、日本の大学制度は外国の大学制度を輸入し寄せ集めた制度となっている。(というよりも、思想、法律、政治…全部か?)そのため、今日本の大学制度を語るとしても、その制度ができた歴史・経緯を知らないことには的外れの議論になる。  本書は高度な大学職員を養成するコース(桜美林大学大学院・大学アドミニストレーション専攻)の入門書ともなっている。大学教育に明るくない人が、各国の大学事情をおおざっぱにつかむには良い一冊である。
良書だが、書名中の「危機」は不必要では?
本書の一番よい部分は、他の評者も指摘しているとおり、イギリス、ドイツ、フランス、アメリカ各国の大学の変遷を、具体的なデータを筆者なりの視点で捉えつつ、詳細かつ簡潔にまとめている点である(約180ページ)。しかも、各国の大学やその歴史を更に知るための参考文献も充実している。 残りの2章、第5章「大学拡大政策の背景」と第6章「知識のディズニーランド」(合計25ページほど)で、日本も含めた5カ国の大学拡大政策とその結果としてのあるべき大学像(生涯教育も視野に入れた大学自身の多様化)について論じている。 そもそも本書は、桜美林大学の大学アドミニストレーション課程の通信課程用教材として書かれたという。大学アドミニストレーションは読んで字の如く大学経営である。 書名中の「危機」は不必要ではないかと思われる。とりたてて危機を述べているわけではないからだ。
大学史の概説書として読むなら◎
 1〜4章まででは、英独仏米4カ国の(大学というよりも)高等教育の歴史と現制度を解説し、その特色や問題点をまとめています。各国50頁ずつ割り当てられているから、それなりに詳しい。大学史・教育史の方面の知識などほとんどない私のような読者にとっては、非常にありがたい内容です。

 ……ところが、これ以降の章は、内容的にあまり刺激がないと思いました。
 第5章と第6章では、教育の「平等性」と「卓越性」をいかにして両立するかという、現在先進諸国の大学が抱える問題について検討しています。これに対する著者の解答は、要するに「生涯教育」と「変化する社会の新しいニーズへの対応」といった程度のもの。たしかにその提案は間違ってはいないかもしれませんが、内容的に平凡で、あえて読む必要があるとも思えないです。

 ところで、第6章は「知識のディズニーランド」と付題されているのですが、ふつうはこういう言い方をされれば、「大学教育の大衆化」を批判しているのだと思うでしょう? 80年代に大学の「レジャーランド化」が批判されたように。ところがまったく逆で、この著者はそもそも「知識のディズニーランド」という言葉を肯定的に使っています。
 大学の中に中学・高校レベルのクラスを設け、中等レベルの教育を受けられなかった大人が通える場を提供するなどして、大学教育を多様化する。階層や年齢に関係なく、人々がそれぞれの必要に応じて学べる環境、それが「知識のディズニーランド」だそうです。これを実現すれば教育の「平等化」と「卓越性」がともに達成されると著者は考えているようですが、実に曖昧というか、実際的意義があるのかないのかよくわからん提言ですね。

 やはり本書の価値は、1〜4章にあると思います。
「大学のある街」を訪ねるガイドブックとして
仕事と趣味の両方で「世界中の大学のある街」を訪問している。
各国の大学を訪問する時に、この歴史的背景や現状の課題はとても興味深く、キャンパスを見る目がちょっと変わった。著作の主旨とは異なる読み方だが、「大学の歩き方」的なガイドブックとして利用させて戴いた。
著作は、大学アドミニストレーター(大学職員)向けの講座テキストが原型だそうだが、産学連携が急速に広がっている現在、企業の方にも大学とのお付き合い方を考えるうえで参考になると思う。
みんなそれぞれ悩んでいる。みんなそれぞれ変わってきた。
〜米国と英国の大学の雰囲気はかなり違うと感じていた。たまたま、フランスの大学と「グランゼコール」という関係を聞いて、また全く違うと知った。
これに加えて、ドイツの大学の事情がつづられている。「大学」の多様性を国際的に見ると本当におもしろい。大学がなぜ市民に支えられたり無視されたりつぶされたりするのか、そんなことにまで考えが及ぶ。
で〜〜、日本の大学はどうなるんだろう。やっぱり、初期のドイツのような雰囲気が強いのだろうか。他の国々がどう変わってきたかをしることで、これから日本がどう変わるかが予測できるのだろうか。
まあ、そう悩まなくても国別大学事情として豆知識的な気分で読んでもおもしろいと思う。
さらに、アフリカ、中国、ロシア、イスラム圏などでの大学の事情も書いて〜〜もらえたらもっと興味深かっただろう。〜


フィンランド式 キッズスキル―親子で楽しく問題解決!

[ 単行本 ]
フィンランド式 キッズスキル―親子で楽しく問題解決!

・ベン・ファーマン
【ダイヤモンド社】
発売日: 2008-03-14
参考価格: 1,500 円(税込)
販売価格: 1,500 円(税込)
 Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 940円〜
フィンランド式 キッズスキル―親子で楽しく問題解決! ※一部大型商品を除く
ベン・ファーマン
カスタマー平均評価:  5
とてもいい
昔PTAで悩んでいたことが、この本を読むとすっきりと解決できます。世のお母さん方に是非読んで欲しい。 企業の若手社員育成に関しても非常に役に立つと思われます。 とにかく、とても役に立つ実践的な書籍です。 佐俣さん、上手に訳してくれてありがとう。
ちょっと視点を変えると
この本の中では15のステップが書かれていますが、決して全てをマスターしなくてはならないものではありません。むしろどれか一つだけでも実行すれば、大きな変化へと繋がる事でしょう。視点を変えると見えてくる世界も違ってきます。 単に翻訳しただけでなく、訳者により丁寧な解説や補足がされていますので、内容に厚みがましています。おかげで遠い国の本がとても身近に感じられます。

青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記

[ 単行本 ]
青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記

・高橋 絵里香
【講談社】
発売日: 2007-03-16
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
 Amazonポイント: 13 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,193円〜
青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記
高橋 絵里香
カスタマー平均評価:  5
教育に関心のある方にぜひ読んでいただきたい本です
中学生と小学生の子供を持つ者です. 上の子供が小学校に入学して以来,毎日のように子供達の教科書を見るたびに「ゆとり教育」の惨状に驚き,将来の日本が不安になるばかりです. ゆとり教育への批判については,「フィンランドのようにゆったりとした教育でも高い学力水準を維持している」という反論が教育関係者を中心によく反証として示されます.わたしも実態をよく知っていたわけではなかったのですが,最近フィンランドの公教育の実態をとても良く表現したすばらしい良書(本書)とめぐりあいました.ぜひ教育に関心の高い方々に読んでいただきたいです. 本書は,旭川出身の著者が,言葉もほとんど話せないのですが,フィンランドに憧れ,苦労してフィンランドの高校へ入学し,文化に融合し多くの友達を得て勉学に励み,大学に進学するまで(現在もフィンランドで勉学中)の様々な経験を綴ったものです. 本来教育書ではなく,素朴な体験談を綴ったものですが,とてもよくフィンランドの教育環境を書き記しています. 本書を読んでいただければ,いかにフィンランドの公教育で,意識せず「良い意味での競争」が重視されていいるかがわかります.とくに,一斉におこなわれる「国内統一の高校卒業試験」の厳しさには迫力があります. 国家試験で必要な単位をおとすと卒業できなくなるという箇所では,著者が自らの向学心のために進学したい気持ちが熟成されていて,違和感なく試験を受けいれ,そして,その難題を仲間とともにクリアしていく姿がよくあらわされています. 日本の教育に比べると,フィンランドでは,「自分のやりたいことのためには,当然勉強が必要なんだ」という本当の意味で自然な「良い意味での競争環境」が醸成されていて,前述の「ゆとり教育」の擁護論がいかに実態を知らない無知な論調なのかがよくわかります.ぜひとも多くの方々に読んでいただきたいです. 追記ですが,フィンランドの高校生活が中心ですが,フィンランドの文化や国民性についてもよく描かれていて,本当に著者が人間的にもすばらしく成長されている様がよくわかります.大人も子供たちにも読んでいただきたい楽しい本です.
元気をもらいました。
学年を重ねていくごとに生活が生き生きしているのが伝わってきて 私まで元気をもらったような気がします。 たくさんの人に支えられているコトに感謝する気持ち。 チャンスを自分のものにする努力。 夢をあきらめない強い心。 日常のなかでつい忘れかけていることに気づかせてもらい 私も頑張ろうと思える素敵な本でした。 将来子供が出来たときに読ませたいなと思います。 人に贈ってもいい本ですよ。
ささえてくれるひと
留学の体験記であり、フィンランドでの生活が描かれている。読み終えて思ったのは周りにいてくれる人のありがたさであった。フィンランドでの友人やホームステイを受け入れた家族。言葉の全く通じない国へ娘を送り出し、見守ってくれる両親。支えがあることは大きいと感じた。
はっとさせられることがたくさん
 最近書店などでフィンランドの教育書などをみかけることが多くなりましたが、この本を読んで、実際にフィンランドの高校を入学することから卒業までの学校の様子がわかり、納得しました。著者も含めフィンランドの人たちの自分たちのひとつひとつの言動や行動の重みを自覚して行動している姿が、様々な出来事を通して感じられました。校長先生の「自分が高校の入学を許可すれば入学できる」というような言葉や、著者の「フィンランドでの自分の発言が日本を代表しているのだ」というような言葉、そのほか、はっとさせられることがたくさんある本でした。
著者の素直な気持ちが伝わってきました
 著者は1984年年生まれで北海道出身です。中学生時代に日本の「管理画一的」教育に悩み、自分の進路を模索し、小学生の頃好きだったムーミンの国、フインランドへ旅立ちました。受け入れてくれる高校探し、ホームステイ先探しから始まり、ことんどフインランド語がわからずにスタートした高校生活。友人たちとの出会い、勉強、ロックバンドをつくって日本の歌を演奏、ダンスパーテー、とても難しい卒業試験を乗り越え4年後に高校を卒業するまでの、エピソードが生き生きと描かれています。文書が巧いというより、本当に等身大に高橋さんの感情、疑問、不安、喜びがまっすぐに書かれていて、登場する人たち(フィンランドで実在する人たち)が一人一人が豊かな姿でイメージできるくらいひきこまれました。  全編を通じて感じたのはフインランドの人たちの、どんな人、できごとにも良いことを見いだそうとする姿勢が自然に現れていることです。私たちは日本人は何かと「人に迷惑をかけない」ことをこころがけ、「すみません」「ごめんなさい」と言ってしまいます。「なぜ、すすぐに謝るの?何も悪いことをしていないのに」と不思議そうにそのことを友人から指摘されて高橋さんは、「そういうえば、私は何を恐れているのだろう」とこれまでの日本での学校でのできごとをふりかえります。中学時代に生徒に暴力をふるう教師に対して何も抗議できなかった自分を責め心に鎧をつけていた自分が変化してきたことに気がつきます。ありのままの自分でいいことに、そのことを自然に認め合うフインランドの社会の懐の深さが、彼女の成長を促していきます。高校の卒業試験のエピソードも印象深く、フインランドでは国家試験として厳密な高校の卒業試験があり、それを通らないと卒業できないこと、人によって3年、3年半、4年と修学年限を選べることなど興味深い話でした。  フインランドは学力世界一と評され、その教育に関心が高まっています。その背景には人づくりこそが国家の最大最高の事業であるという合意があり、公教育重視、、一人一人に応じた教育を通じて平等をめざしていく、教師の社会的地位の高さとレベルの高さ(大学院修士が基本)などがあります。そして実は参考にしたのは日本の教育基本法だったそうです。改正される前の基本法の高い理想をめざし努力してきた国がフインランドで、理想を骨抜きにしついには変えてしまった日本は学力格差、教育格差の矛盾で公教育が危機に瀕しています。  高橋さんの、留学には、ご両親の大きな理解と支援、本人の強い意志がありました。本当にすごいことだと思います。広い世界の視野から日本を問い返す若い世代が少なからずいることに励まされます。これからも彼女のまっすぐな目線でとらえたフインランド社会の様子を教えてくれることを期待します。

あなた自身の社会―スウェーデンの中学教科書

[ 単行本(ソフトカバー) ]
あなた自身の社会―スウェーデンの中学教科書

・アーネ リンドクウィスト ・ヤン ウェステル
【新評論】
発売日: 1997-05
参考価格: 2,310 円(税込)
販売価格: 2,310 円(税込)
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( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 1円〜
あなた自身の社会―スウェーデンの中学教科書 ※一部大型商品を除く
アーネ リンドクウィスト
ヤン ウェステル
Arne Lindquist
Jan Wester
カスタマー平均評価:  4.5
教育実習前に読むべき1冊
昔、教育実習に行くためだけに教員資格を取りました。 学校というものを体験してみて気づいたのは、先生たちは生徒に考えさせる教育を理想としているということであり、よく言われるような詰め込み式、暗記重視の教育など目指していないという事でした。 ところが、その自覚を持って実習に臨まなかった私は、生徒の自発的な考えを引き出すのに大層苦労した記憶があります。 さて、そこでこの本! この本を読んでから実習に臨めば全く違った社会科の授業ができたのではないか? 生徒の眼の輝きが違ったのではなかろうか? 試してみたかった! これから実習を行う方には特にお薦めです。
日本の教科書と比較して
自分が中学校教育の経験を通して思うことは、日本の教科書は知識を広さをカバーするにはバランスはよいほうだと思う。 しかし、そのかわりどうしても紙幅の関係もあり個々の具体性がないように思われる。当時自分の理解力の乏しさもあってか、選挙、行政の仕組みをなど教えてもらうわけだが、その当時は全く関心を示さなかった。やはり、実際すぐ選挙するわけでもないのに説明書みたいなマニュアルでは正直辟易してしまったし、抽象すぎて身近に考えることはできなかった。ただ、大人になってから中学校の公民を読んでみて目から鱗だったりもする。。 あと、こういった教育が近年日本起きている若者の選挙離れ、無計画な消費者金融問題、突発的な少年犯罪の一面を表しているようにも感じたし、政府は、教養と名目に表面的な教育を推進し、肝心なものが抜けている思えた。裏を返せば、人々に思考停止を勧め、関心を持たなくよう教育されていたような気もする。ちょっと勘ぐり過ぎかもしれないが。 ともあれ互いに一長一短あるわけだから、併用してみると効果はよりあると思う。特にティーンの人たちには損はないのでお勧め。
暗記ではなく、考えさせる社会科
日本の大人たちにとって、今なぜ、スウェーデンの中学教科書が?! 確かに、わたしたちは社会に出てようやく自分の無知を恥じ、知識欲に目覚め、 あの時もっと勉強していればよかったなどと、学生時代を振り返ったりします。特に社会科は、答案用紙を埋めるため、一夜漬けの丸暗記を繰り返していたりして。。。 訳者は、まえがきで賢明にも本教科書の特長を指摘されており、それがあまりに的確なので引用しておくことにします。 1)実社会への手引きになっている、2)社会的存在としての人間にさまざまな角度から光を当てている、3)積極的な姿勢が貫かれている、4)子どもたちが自分自身の意見をもつことを徹底して奨励している、5)社会は自分たちの手で変革できることを教えている、6)文章が簡潔かつ明晰で、良く練られリズムがある。 また解説として、こういった教科書の背景となっているスウェーデンの社会や教育制度について丁寧な情報を加え、その実際の使われ方をレポートしてもくれています。 読み終わって、この社会科の教科書の中には、暗記で解答するような課題など一つもありませんでした。私たち自身が社会の中で生きているのだということを自覚し、その社会は複雑でいろいろな問題や考え方があって決して一筋縄ではいかないけれども、それをより良いものにしていくのは私たち自身に掛かっている、ということを学ぶためのものだと思いました。それこそ、私たちが一夜漬けの代わりに本当に必要としていたはずの、社会に密着した生きた視点だったのではないでしょうか。 皇太子さまがお読みになったことで有名になったという「子ども」という詩についても、そこに感動を誘う形で真理が描かれている、という理由だけで掲載されているのではありません。その真理がいかに理想的なもので美しいものであっても、それを実行することが困難な人たちがいたり状況があったりするという、決して綺麗事だけでは済まない痛切な現実から目を背けないようになっています。 社会の仕組みについて目的意識を持ってもう一度勉強しなおす機会が欲しい、そんな日本の大人たちにとっても文字通り最適の教科書ではないでしょうか。
社会と人との交流法
基本的な社会の仕組みを、現実の事例に即して、読者に問題提起します。たとえば、コンミューンの説明の後で、実際に住人の間でおきたトラブルの事例が出てきて、皆さんならどのように、解決しますか?といった風です。また、夜ガムラスタン(歌舞伎町と思えば良いでしょうか、もっとおとなしい安全な町ですが)で呑んで、帰りに暴漢にあいました。どうすればいいでしょう?といった風です。現実の、自分の周りでおきている出来事が、社会の仕組みや人間同士の約束事に重要な関係があることを、理解できます。開かれた社会主義のスウェーデンならではでしょうか。日本の学校教育がこのレベルまで行くのに、何年かかるのでしょうね。
未来を作る子供たちに託したいこと
社会と訳されているけれど、ここでいう社会は、
もうひとつ小さい単位である「コミュニティ」に
人がコミットしていることが前提となっていると思う。
自分たちが自立的にルールを定めて、
コミュニティや社会を形成してきていること、
それを保持していくためにどんな努力が必要かと言うこと、
経済や障碍、年をとることなど多岐にわたる内容で
そうした中で人はどのように生きていくのかを説いている。
未来を作る子供たちに、本当に託したいこととは何だろう。
それは、人生は価値がありすばらしいものだと言うことであり、
我々は、すべての人の人生を守るために、
迷いながら議論しながら、社会を作ってきたと言うことだ。
そして、そうした歴史を把握し改良を重ねることの出来る
人を育てることだ。
ルールを守れ!でもなく、コレが正しい!でもない。
これまではこう考えて来た。君たちはどう思うか?である。
子供にも大人にもお勧めしたい。
そしてぜひ、日本版「あなた自身の社会」を出せるように
成熟した社会を作りたいものだと思う。

研究留学術―研究者のためのアメリカ留学ガイド

[ 単行本 ]
研究留学術―研究者のためのアメリカ留学ガイド

・門川 俊明
【医歯薬出版】
発売日: 2002-07
参考価格: 3,360 円(税込)
販売価格: 3,360 円(税込)
 Amazonポイント: 33 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,650円〜
研究留学術―研究者のためのアメリカ留学ガイド ※一部大型商品を除く
門川 俊明
カスタマー平均評価:  4
お世話になりました。
現在留学中です。 アメリカ留学の準備、生活のセッティングなどについて の流れが把握できるようになっています。この本を読ん で準備し、渡米後も目を通して参考にさせていただいて います。2006年1月に最新版が出ましたので、そちらを 購入された方がよいかと思います。  911事件以降ビザ取得のプロセスが変更になり、必要 書類なども頻繁に追加されています。すでに留学を終え た著者にとって改訂は手間であるかと思うのですが、誠 意を持って対応されています。  留学にマニュアル本はない、と思います。州による違 い、機関、そして対応する個人によって全く異なる扱い の生じる国がアメリカです。  この本もマニュアルとしてとらえるのではなく、留学準 備から生活立ち上げまでの一つの流れを理解するものと して利用されると良いかと思います。
助けられました。
この種の情報は常に変化していますし(特に911以降)、州によっても違います。それでも、この本は良心的にかつ正確に記された唯一の日本語の本だと思います。この本通りには行かないことも多々ありますが、予習という意味では十分です。アメリカという国は人によって言うことが違うので、この本の正確さは、驚嘆に値すると思います。この本を書いた方は、これが生活の糧というわけではなく、飽くまで善意の人なので、さらに信頼できると思います。
すばらしい研究留学の本です
現在アメリカ研究留学中です。あまりにも低い評価が多いようですが、ビザ、ソーシャルセキュリティーナンバーの取得、生活のセットアップ、住居の選択、アメリカにおける税制度、多くの経験者の話など今でも必読の書であると思います。

この本が発行される前からアメリカに渡る準備をしていましたが、これほどの情報をまとめ上げたものはなく、ひとつの情報を得るのにも大変苦労していました。雑誌連載時にもすでに輝くものがありましたが、実際日本になったときは連載時を超える情報が詰まっており、この本を頼りに留学準備を進めました。

出版後に移民法の改定があり修正が必要であること、運転免許など州によって制度が違うものがあること、などを差し引いても他に並ぶもののない「研究留学」のバイブルだと思います。
あまりにも低い評価のレビューが多いので・・
〜私はこの本を購入して、現在留学の準備をしているものです。とても参考になっております。若干情報が古くなっているところでも、著者が運営しているウェブページ(「研究留学ネット」http://www.kenkyuu.net/index.html)を参照すれば補えます。この著者の努力には頭が下がる思いです。それにしても、明らかに同一人物と思われる方の、複数回にわたる異常に低い評価のレビュ〜〜ーには憤りを覚えます。何かの嫌がらせなのでしょうか。この本を買おうと考えている方は、いっぺん、著者のウェブページを見てみてください。本のクオリティーがどれくらいの高さかが分かるでしょう。〜
参考になりました。
私の場合、アメリカ本土は全く行ったことがなく、さらにアメリカ留学経験のあるひとが身近にいなかったため、とても参考になりました。特に生活の立ち上げ部分では実際の著者の経験も含めて述べられているため、渡米前からアメリカでの生活をイメージすることができてよかったと思います。後半は他の研究者の方の留学体験が書かれており、こちらも読み物としておもしろかったと思います。

今後定期的に改訂版がでることを期待して星4つにしました。


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 更新日 2009年7月11日(土)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク