旅行ガイドブック るるぶ

エッセイとして・・・・
　ホテルに関する軽い読みものという目的で本書を手に取るなら
まあ目的は達成される。

　しかし、ホテルの情報、細かなサービス内容あるいはホテルに
冠するウンチクなどを望んだ人は、はっきり言って食い足りない。

　そんな本です。宿泊出張の新幹線の中で読む―これがぴったり
かも知れません。
物足りない
ホテルに関する本の、序盤部分と付録の個別ホテル案内だけを抽出してくっつけたような内容。確かに、序盤部分はビジネス・友人・カップルとありそうなケースを想定し、興味をもたせる試みがなされている（実際に興味を持った）が、次にいきなり個別のホテル案内（データ重視）では、少し物足りない。この間にあるべき核の部分があれば、絶対に５つ星です。
架空話が多い
　高級ホテルの使い方とあるが、確かに一部、具体的なサービスの内容等が紹介されている。しかし、ビジネスマン編やカップル編という形での仮の使い方が紹介されている箇所などは、読んでて非常につまらない。
　もっと、具体的なホテル名を出して優れた点を紹介してほしい。
ホテルガイドとしては、物足りない
高級ホテルの使い方について書かれた書籍だが、内容の大半は、架空のホテルを舞台にしたその利用者のストーリーと様々なホテルの案内。使い方の一つの提案には、なっているが、一度も高級ホテルに宿泊したことの無い人に、高級ホテルに対するあこがれを持たせる、といった内容で、物足りなさを感じた。書籍後半には様々なホテルがランク付けされて紹介されているのだが、その区分けは、ダイヤモンド社の『日本のベストホテル―ホテル経営者が選ぶ総合ランキングベスト100(99年版)』を基にしており、現在では、利用者から見たら異論のある方も多いランク分けになっている。内容的にも、せめて実際に各ホテルに密着取材をしないと知りえないような、情報を掲載して欲しかった。