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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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1週間ベトナム
・山下マヌー
【メディアファクトリー】
発売日: 2009-03-04
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 1,260 円(税込)
Amazonポイント: 12 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 899円~
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・山下マヌー ・牧野伊三夫
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カスタマー平均評価: 5
ベトナム旅行に必携・予習にも最適 2009年GWにホーチミン在住の友人を訪ねるため個人旅行をしました。
事前に予習できたので助かりました。
ベトナム旅行前にディープな情報を予習できる本が少ない中、グッドタイミングで発刊されました
お笑いメコンクルーズの章にあるココナッツ教団には行けなかったのが唯一の心残りです
ハロン湾は日帰りツアーしかできませんでしたが、日程に余裕があるならば、せっかくの絶景なので、
本の通り、エメラルド号やバーヤ号での一泊二日クルーズおすすめです。
ハノイ市内やホーチミン市内の観光巡りも順路だって記載されており役に立ちました。
私の旅程は、
ハノイ3泊(夜便入りでハロン湾日帰りツアーと市内観光)
ホーチミンシティー3泊
ブンタウ1泊(ジェットホイルで往復)
シンカフェのメコンデルタツアー1泊2日(カントー泊)
フーコック島 2泊3日(ベトナム航空国内線で往復、サイゴンフーコックリゾート泊)
これからベトナムへ行かれる方へ
・蚊よけは必須(特にメコンデルタツアー参加時。ホテルの部屋にも蚊がいます)
(私はシート状の塗るタイプを持参しました)
・暑さ対策
シンカフェメコンデルタ1泊2日ツアーはこれでもか!というくらいボートに乗ります(おそらく他のツアーも)
ボート乗船中の日差しや途中の観光スポットや食事処での蒸し暑さにまいりました
帽子・サングラス・扇子かうちわは必須です
・移動手段の冷房は効かないと考えておいたほうが無難です
ブンタウ行きのジェットフォイルですが、昼過ぎに乗ったので、
エアコンが効かない(一番気温が高い時のため)乗組員が窓を開けていました
シンカフェ等のバスツアーも同様。
バスが古いので、一番気温の高い時間帯は車内の冷房の効きはイマイチ
スコールに遭遇すると寒いくらいに冷房効くのには参りました
・バスツアーは一番前の座席に座るべからず
ハロン湾の帰り、西日が強烈で熱中症になりかけました
・バスツアーは事前に座席指定をしましょう(勝手に指定される場合もあり)
朝ホテルでのピックアップの順番が狂うと・・・混雑時は補助席になります
私はハロン湾ツアー(座席指定なし)で最後のピックアップで補助席になり、1時間も耐えられず、
ベトナム人ガイド(一番前の席)と入れ替わってもらいました
・バスツアーは英語ガイドでも問題ありません
行き返りの車中での観光の解説は殆どありませんでした
行けばわかるでしょ?的な観光スポット。道中は見るものが無い(失礼!)
最低限の英語コミュニケーション力があれば大丈夫です
集合時間やホテルのチェックインや徒歩で移動時の指示が理解できればOK
色々な国の人が参加しているので面白かったです
・ツアーで使用されるバスは当たり外れ多し
年代モノもしくは過走行のマイクロバスや大型バス(韓国製多し)は
座席が狭い・リクライニングが壊れている(勝手に倒れる)
エアコン効かない!
・体力に自信のない方。もしくはお金に余裕のある方は
プライベートツアーで乗用車チャーターが楽です
おすすめの車種はトヨタのイノーバです(日本では売られていません。興味ある方は検索エンジンでお調べください)
乗り心地がよく、エアコンも効きます
ハノイでホテルにピックアップサービス頼んだ際、イノーバでした
よく、ベンツのワゴン等で高級イメージで宣伝しているツアーもありますが、
日本で走っていないベンツ(ワンボックス商用車タイプに座席をつけたもの・・・ベンツ スプリンターで検索してみて下さい)
は座席も狭く乗り心地悪いです。
・ホーチミンからのバスツアーでココナッツ教団によるツアーはなさそうです。
シンカフェの日帰りメコンデルタツアーは船の上から見えるらしい(店員談)
その他、キムカフェやTMブラザースカフェ等々でも聞きましたが、
教祖が亡くなったので信者もおらず、今はツアーで行かない。とも。
日系資本の旅行会社のアオザイツアー等でプライベートツアー組んでもらうのが手っ取り速そうです。
・フーコック島はのんびりしていて快適でした(この本では紹介されていませんでしたが)
こしょうとヌックマム(魚醤)の産地。有名なフーコック犬もそこらじゅうにいます
レンタルバイクで100キロ近く走破しましたが、東海岸のサオビーチは綺麗でした
ゆったりしたい方は候補に入れてみてはいかがでしょうか
・ベトナム国内線について
ベトナム航空国内線は予約が少ないと欠航し、次の便にされます
フーコックの帰り便ですが、国営ホテルなのでチェックイン時に帰りのリコンファームしてもらうと
即、乗る便は欠航で次の便に振り替えたとの連絡が・・・
ベトナム国内線はジェットスターとインドシナ航空があります
私はハノイ-ホーチミン間はジェットスターで飛びました
ベトナム在住の友人曰く、インドシナ航空がお勧めだそうです。
・マヌー先生お薦めのニューランのバインミーとソイですが、私の口には合いませんでした。スミマセン。
・タクシーはマイリンしか乗りませんでした。ベトナム名物(失礼!)のターボメーター?も無く、
ぼったくられずに安心して乗れました。地方都市でもマイリングループ会社があります
・胃腸薬・下痢止めは持参しましょう。何があるかわからないので
次回は北部サパトレッキング・パフュームパゴタ・ホアルー/タムコックと中部ダナン・フエ・ニャチャン等行ってみたいです
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[ 文庫 ]
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世界ぐるっと朝食紀行 (新潮文庫)
・西川 治
【新潮社】
発売日: 2007-10
参考価格: 700 円(税込)
販売価格: 700 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円~
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・西川 治
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カスタマー平均評価: 3.5
ビバ! 肉食男子 1940年生まれのカメラマンである著者の、長い時間の中で蓄積されてきた朝食の風景です。写真の選択がいい。ごはん系の書籍は、どんぴしゃごはんの写真だけということが多いのですが、書かれている内容の背景にあるものをうまく映し出す写真が使われています。
他の方のレビューにもありましたが、確かに文筆業の方ではないので、文章は少々荒削り。でも、なんというかここにある世界は、古きよき男子の王道という感じがしました。以前、ブルータスで連載されていたというのもうなずけます。
スタインベックの小説に触発され、カシアス・クレイの朝食をなぞり、荒野を旅したりヨーロッパに暮らしたり。以前は王道だったそんな正しい肉食男子のつづる朝食の本。この手の世界が苦手な人はピンとこないところもあるかもしれないけれども、私は大変楽しみました。
朝、食べたもの 2000年にマガジンハウスから出た『世界朝食紀行』の改題・文庫化。新たに一編が書き加えられている。
著者は写真家。世界の食に関する本が多い。
本書では、カメラマンになろうと日本を飛び出した修業時代から、北京オリンピックの準備に湧く2005年の中国まで、これまで食べてきた朝食が、きれいな写真とともに紹介されている。
トルコのバザールで食べたキュウリ、ウィーンのカフェ、カナダの大河のほとりで焼くベーコン、フィリピンで食べたパイナップル。
いずれも美味しそうな記憶だ。しかし、写真は美しいのだが、文章はいまいち。読んでいて味わいがない。
おいしそう。楽しそう。 写真家としても活躍されている著者の、
世界を旅したときの朝食と、出会った人々とのエッセイ。
写真も満載です。
旅の年代は1945年から2005年と幅広いですが、
ほとんどは1980年代から1990年代。
舞台はアジア、ヨーロッパ、北南米など。
はじめは著者が年配の男性ということで、
言葉遣いの荒さや、見たいポイントや感じ方がちょっと違うと思いましたが、
いきいきした筆致と、おいしそうな食べ物、人々に惹きこまれました。
食べることや、生活することに敬意をはらっている印象で、
力強く、よかったです。
一部レシピつき。
平成12年マガジンハウス刊「世界朝食紀行」に少し加筆されているようです。
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[ ムック ]
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るるぶバリ島’09 (るるぶ情報版 A 10)
【ジェイティビィパブリッシング】
発売日: 2008-06-20
参考価格: 1,000 円(税込)
販売価格: 1,000 円(税込)
Amazonポイント: 10 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 700円~
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カスタマー平均評価: 4
”るるぶ”らしい写真いっぱいの最旬ホットスポット満載 バリ島の最近のホットスポットをホテル、スパ、レストラン、アクティビティとベスト27載せてます。個人的にはバリ島初のサファリパークが2ページ地図付きでよかったです。
他には5人のバリマスターのプランもそれぞれ特徴があっておもしろい。
その中の激安ショッピング&グルメとことん満喫ツアー行ってみたいです。
スパ情報も写真がいっぱいでイメージしやすいです。
もちろん基本的なバリ島の情報も載ってるので
ツアーでいくならこれ一冊でOKではないでしょうか?
子供向けの情報が少なかったので星1つ減らしました。
きっと対象年齢がちょっと違うんでしょうね。
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[ 単行本 ]
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スイス山岳列車の旅
・池田 光雅
【東京書籍】
発売日: 2005-08
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,071円~
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・池田 光雅
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カスタマー平均評価: 4.5
この本をチェックするような人には間違いなくお勧め この本の紹介ページにたどり着くような人には、
間違いなくオススメです(笑)。
スイス旅行に行く前後で、この本から受ける印象は異なりますが、
旅行前にスイス鉄道の旅のイマジネーションを
膨らませるのに充分であり、旅行後はときどき本書を手に取り
思い出に浸っています。
路線ごとの記述がメインですが、車内や駅の雰囲気を伝えるページが
あると、なお良いと感じました。
憧れの鉄道旅行を楽しんで 勤続25年の特別休暇を取って、女房とのんびりスイスに行ってきました。女房はスイスが初めてなのでユングフラウ付近に3泊、ツェルマットに2泊しましたが、あとはこの本を見て憧れたサンモリッツ方面に5泊しました。ベルニナ線というのは氷河急行に比べると知名度が落ちるようですが、車窓の景色が雄大で忘れられません。
計画当初は情報不足で、団体旅行とあまり変わらないパターンになりかけたのですが、この本のお蔭で(オンライン時刻表でも研究しましたが)、まるでテレビでよく見る紀行番組のように、列車で移動する途中でぶらりと下車して、小さな村のなかを歩いてみたり、気に入ったレストランでお茶を飲んだりと、心に残る旅行ができました。私を前向きにさせてくれたのも、この本のイメージが強かったからです。
ただし、人気の氷河急行だけは避けました。この本の著者が前に出していた『永遠のスイス登山鉄道』で、ガラス張りの客車では自然な感覚が得られないと書いてあったからです。やはり、アルプスの鉄道旅行は窓を開けて新鮮な空気に触れ、じかにカメラを向ける方が断然素晴らしいです。今度の本のうしろの方にも、写真説明にそんなことが書いてありました。それにしても、スイスの緑あふれる自然のなかを走る列車は赤色が似合いますね。この本を買って、最初に女房が魅せられたのもその点でした。自分が実際に行ってくるとドイツ語の地名にも親しみが持てるので、帰国してからまたじっくり読み直して感動に浸っています。
文写真とも本当の実力 かなり前に『車窓の山旅・中央線から見える山々』という本があり、書いたのは日本山岳会に所属する国鉄の車掌さんで、そこを通る列車に何千回も乗務していました。それで分かるように、車窓の山々を紹介するには現場によほど精通していなくては無理で、まして海外ともなれば、付け焼刃の知識ではまず不可能です。また、いくらスイスを訪ねて鉄道に通じていても、山に関心が低い人にはやはり荷が重すぎます。
その点、この本を書いた池田さんはアルプスを中心にスイスに25年も通い続けているベテランで、過去に何冊ものスイス本を出していて記述は正確です(海外関係の本は、根拠の薄い思い込みや想像で書いた本が多いのです)。書き手の余裕は自然と行間ににじみ出てくるもので、さりげなく書いていても、豊富な体験に裏打ちされているので説得力があり、それが読者には安心感になり、躊躇せずに読み進めます。痒いところに手が届く記述は、何度かスイスに行った方なら、読んでいて「そう、そう」と思わず膝を叩いてしまうかもしれません。
車窓案内と聞くと解説調の文章を想像すると思いますが、全体がエッセー風で少しも退屈せず、出会った旅行者の様子や料理の話など、話題も豊富で読みやすく、著者の年輪を感じさせます。鉄道を離れて寄り道している個所も新鮮で、鉄道一本ヤリのマニアの本とは一味違います。
著者はプロの写真家ではないのですが、本職のカメラマンも顔負けする絶好のアングルで撮っていて、文章だけでなく撮影地(季節や時刻も)の選択も、やはり年季が要るものだと思います。スイスの鉄道の魅力はテレビでもよく流れますが、きちんと撮影地が分かる点では本にはかないません。青い空と氷河の峰々、赤いゼラニウムと緑の牧草地のコントラストが秀逸で、カラマツの紅葉もみごとです。こんな夢のような世界を見せられれば、誰しもスイスに行きたくなるはずです。
スイスの好きな人、鉄道の好きな人にこの1冊 著者の池田光雅氏は言わばスイスの専門家で、20年来10指に余るスイスの旅の本を出している。もともと鉄道に関する造詣の深い人なので、鉄道が欠かせないスイスの旅の紹介にはうってつけの、、といっては失礼に当るだろうか。今回の著書は長年の集大成の一つとも言うべき1冊で、新しい正確な記述と、豊富な美しい写真は、山岳列車の魅力を見事に捕らえている。特に写真は、見慣れたものと異なって、この本のために用意されたであろう新しいアングルのものが多ク、スイスの鉄道の新しい魅力を発掘している。 スイス鉄道旅行を計画している人、あこがれている人、また、そうでない人にも、座右を飾る1冊として書斎に新鮮な風を吹き込んでくれるだろう。
山岳列車の魅力を余すところ無く紹介したバイブル 池田光雅氏のスイスに関する著書はここ20年来10指にあまるが、もともと鉄道に造詣の深い人なので、旅と鉄道が切っても切れないスイスの旅の紹介にはうってつけの人である。 今回の著作はその集大成の一つとも言うべきもので、山岳列車に絞った旅の魅力を余すところ無く捕らえている好著だと思う。特に最近の正確な取材と、豊富な美しい写真は通常と異なったアングルからこの本のために写されたであろう物が多く、山岳列車の新しい魅力を発掘した努力には敬意を払いたい。 スイスへの旅を計画している人、行ったことのある人、そうでない人も座右に置いて楽しんでいただける本だと思う。
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[ 単行本 ]
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時空旅行ガイド大上海
・広岡今日子 榎本雄二
【情報センター出版局】
発売日: 2006-10-13
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格: 1,995 円(税込)
Amazonポイント: 19 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 899円~
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・広岡今日子 榎本雄二
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カスタマー平均評価: 5
上海旅行が10倍楽しめる 以前、上海を知ろうとしたときは、小むづかしい専門学術書、あるいは「上海もの」といわれる“一週間程度ホテル暮らしをして書き上げた通り一遍の上っ面”をなぜたような旅行記しかなかった。
ところが、この本は中国と上海史の基本をしっかりと押さえ、上海トピック、雑学満載。しかも、一つ一つの情報が生き生きしている。つまり、街の臭い(匂い)がはっきりわかる。おまけに読みやすい文章であるのがうれしいかぎり。
そう、こんな紹介記が欲しかったんだ。これから上海を歩こうとする人にとって、この本は間違いなく「バイブル」になることだろう。
名著『上海歴史ガイドブック』の現代版?
名著『上海歴史ガイドブック』の現代版とでも言おうか、
日本人が最もイメージそそられる街、上海を
モダン上海の時代と繋ぐこれまた名著である。
バンドや旧日本租界だけではなく、
フランス租界の東の奥まで詳述してある点は
ディープで、かつどれだけ評価しても足りない。
しかしクレイジーケンバンドが現在
上海の持っていたモダンさやその退廃、
いかがわしさも全て体現しているという分析は
非常に納得感があった。
ニギニギ感が一杯! 「上海ってスゴイ!」みたいなバブリーなノリの案内が多い中、このガイドは昔の良き古き上海をディープにガイドしていて好感を持ちました。著者の広岡さんの熱血的な文章もいいし、モラトリアム的人生が板についていそうな榎本さんの飄々とした文もいいです。木ノ内誠先生や安田智子さんの記事もディープ。全体的に少しゴチャゴチャしているところも上海らしい。上海に住む人には、絶対必読書。
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[ ムック ]
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るるぶオーストラリア’09 (るるぶ情報版 D 4)
【ジェイティビィパブリッシング】
発売日: 2008-10-06
参考価格: 1,000 円(税込)
販売価格: 1,000 円(税込)
Amazonポイント: 10 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 813円~
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし
・平松 謙三
【ブルースインターアクションズ】
発売日: 2005-05
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 通常6~12日以内に発送 )
中古価格: 164円~
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・平松 謙三
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カスタマー平均評価: 4
何だかんだ言いながら はじめは、もっとノロの写真満載を期待していたのですが・・・
正直、猫との旅HOW TOばかりで、つまんないなと思いました。が、やはりたまに見てしまいます。笑。
巻頭のノロ日記を、もっとふんだんに(写真も大きく)使ってくれたら☆5でした。
う?ん。 フランス人の知人が私の家で、この本を手に取り、パラパラやっているうち『ヨーロッパ人は絶対、地球の裏側にまでさすがに猫は連れて来ないよ。犬ならともかく猫の習性を考えたら、それってちょっと虐待に近い行為だよね?きみはどう考える?』と尋ねられてしまいました。ハッとしてしまった!確かに、たぶんフランス人が日本に旅行することになっても、猫は連れて来ないだろうなと思いました。著者は『ウチのコは平気』と思っているのかもしれないけど、北欧での『粗相』のエピソード、一ヶ月もの間、ほとんどの時間を車中で過ごし、しかも毎晩、違う土地の違うホテルで眠る‥そして著者は、ヨーロッパ滞在最後のパリでの3日間を、猫はホテルに置き去りにして楽しみ、それを『さすがに身軽』と喜んでいるあたり、何だか複雑な気分になりました。なぜ猫を連れて行ったの? 著者の文中には『極東からわざわざ猫なんて連れて来た、変わった日本人』として、ヨーロッパで目立ちたがっているような様子も見受けられ、ペット連れでどこへでも行くヨーロッパ人のまねをしたいのかな?というような雰囲気も伝わってき、結局この本には猫の話は超少ないのも気になりました。愛猫のためには長期旅行は避けたいものと改めて気づかせてくれた一冊。
ステキな「家族」 第一の感想は「ノロちゃん、恐るべし!」飛行機も車も全然平気。 いつもどおりに過ごせるかわいいネコなんですね。 この本では、ペットと一緒に旅に出るための、いろんなアイディアや方法が書いてあると共に、これまたすばらしいヨーロッパの車の旅模様も楽しめます。 人間が行くだけでは見えてこない、新しい「旅の本」となるのでは?
どこにいてもノロはノロ 環境と本人(猫)が許しさえすれば、空間や距離を越え、どこでも猫のペースで生きて暮らしていける・・・いや、かえって猫だからこそそれを可能とするのかもしれない。 そんな形而上学的な気分にまでさせてしまうすばらしい本だと思います。これは、おそらく単なる事象を連ねた文章ではないこと、筆者の心情や猫を通しての猫なりのすごしやすさを素直にてらいなく表現してくれているからではないかと感じました。 そして、色彩に対する美意識を感じる色使い、持ち物、写真・・・黒猫であるノロにでさえ、彼らの美意識を感じてしまいます。 あーん、こんな猫にウチの子も育っていたら・・・と感じざるをえません。
猫好き、ヨーロッパ好きに涙ものの本 正直日本は文化がまだ熟成してないと、ヨーロッパ圏に行くと痛感します この本に記載されてるのは真実だろうと納得するのも 猫を連れてヨーロッパなら旅行出来るのが分かるからです 猫連れだからといって差別も無ければ、過剰なサービスもしない 大切な日常を提供してくれる 舞い上がりそうな旅行に、日本での日常生活を崩さない猫のリズム バカンスとしてゆったり過ごす休日旅行 あぁ・・・・羨ましい!! この本で猫とバカンスしたくなる
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[ 単行本 ]
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本当に心地よいバリ
・神島 琉香 ・神島 蓮
【ベストセラーズ】
発売日: 2001-04
参考価格: 1,290 円(税込)
販売価格: 1,290 円(税込)
Amazonポイント: 12 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 648円~
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・神島 琉香 ・神島 蓮
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カスタマー平均評価: 4
写真を見たかったです。 私は、バリに行ったことがないのですが、いつかバリに行きたいと思っているので、レビューで☆五つになっていたこの本を購入したのですが、私的にはイマイチでした。
写真が全く載っておらず、鉛筆画のようなイラストがあるだけなので、特に食べ物やドリンクの話しは実物の写真が載っていればどれだけ美味しそうに見えたことかと思いました。
バリの雰囲気を感じられる写真なんかも欲しかったです。
バリ島に行く前に読んでほしい本 たくさんのバリ島エッセイの本が出ていますが、この本が一番好きです。
コピの香りが思い出されるような描写、バリ島の魅力が鮮やかに感じられます。
食べ物や飲み物の話も良いのですが何よりも筆者の偽りない体験が
素直に書かれていることに感嘆します。
その体験を通して、バリ島の文化や民族性を心に染みるように理解できます。
日本とは明らかに違う感性、民族や家族を信じている彼らの真実。
それらを愛憎で台無しにすることなくきちんと包容していける筆者の人間性には
尊敬の念を抱きます。日本に住んでいる現在もバリ島への愛は変わっていないんだなと。
知らないと損する魅力のバリバイブル バリの本当の魅力に触れている本です。どんな旅行ガイドもそうですが、誰もが行くようなところばかりで、結局は口コミや紹介で知ったお店に勝ることはありません。 この本は誰にも教えたくないような情報を惜しげもなくバリ通が紹介しているコンテンツです。グルメ情報を骨格としながらもバリの人との触れ合い方、買い物の仕方、穴場情報などバリを楽しむ上でのバイブル的要素を備えてます。 私もバリには3度ばかり行っておりますが、この本の中のちょっとディープなバリ情報」は大変読みごたえがありました。バリに行く予定の方必見の本だと思います。
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[ 文庫 ]
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パリのカフェをつくった人々 (中公文庫)
・玉村 豊男
【中央公論社】
発売日: 1997-08
参考価格: 900 円(税込)
販売価格: 900 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 137円~
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・玉村 豊男
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カスタマー平均評価: 4.5
大学受験用に読ませましたね 書いてあることは、それぞれ興味深いものですが、並行してシムノンの「メグレ軽視シリーズ」と合わせると、いっそう内容が引き立つ感じです。パリを散歩すると必ず行き当たるのがカフェやブラッスリー、それにレストランで、玉村氏の文章からも、シムノンの文章からも、その生態がほのかに立ちのぼります。「あぁ、パリはこうなのだ」と感じさせる文章なのですね。
玉村氏のそれは、旅行ガイドや滞在記には求め難い、パリジャンの日常の姿をかいま見ることが出来る、そういう文章です。それに、彼の文章は時に大学入試に出ることがあるようなので、息子と読み合わせをした次第ですが、息子も講釈を垂れるぐらいに入れ込みました。結局は出なかったけれど、読んだ価値はじわりと息子にしみ込んだようで、それはそれで良かった。
意外なるパリのカフェ 1992年に出た『パリ物語-グルメの都市をつくった人々』の文庫化。 パリの町を彩るカフェやブラッスリー。しかし、意外なことにカフェのオーナーの8割はオーヴェルニュ人。ブラッスリーもアルザス人によって経営されている。店員もほとんどがその地方の出身者であるという。つまり、我々が「パリそのもの」だと思っているカフェ・ブラッスリーは、本来はまったくパリのものではないのである。 これはどういうことなのか。玉村氏はさっそくオーヴェルニュを訪れて調査を開始する。フランスの山岳地帯であるオーヴェルニュから、人々がどのようにパリへ流入したか。彼らが「カフェ」という分野で成功できたのはなぜなのか。ブルターニュから運ばれる牡蠣、アルザスから伝えられたブラッスリーについても同様に謎解きがなされる。 その手腕は見事。非常に説得的な内容で頷かされることしきりだった。 ふとした謎から意外な真相をつきとめる。玉村氏の良さが凝縮されたような一冊だった。
カラー版でおしゃれー。 実物をみてびっくり! おしゃれカフェにおいてあってもいいのではとゆう、きれいな写真とおいしそうな文章です。 玉村さんの本、たくさん読みましたが、これはほんとに女性向きの本ナンバーワンではないかしら・・。
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[ 単行本 ]
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インドへ馬鹿がやって来た
・山松 ゆうきち
【日本文芸社】
発売日: 2008-03
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 970円~
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・山松 ゆうきち
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カスタマー平均評価: 4.5
ある意味本当の馬鹿の生き様を見よ 人間に与えられたエネルギーは平等ではないと実感する書。
50代も後半の漫画家が突如「日本の漫画をインドに持ち込んで翻訳して売れば儲かるのでは」と思い立ち、語学もコネもなしに実行するというとんでもないストーリー。
しかもその漫画は40年も前に書かれ、なおかつ部落解放同盟から抗議を受け絶版になったという鬼作。なぜこんなマニアックな漫画を選んだのか?なぜドラゴンボールとかワンピースとかにしなかったのか?
そういうわけで、様々な、かつ根本的な疑問をカオス的に抱え込みながらも弾丸のごとく邁進する一人のオッサンのノンフィクションである。彼の現実的エネルギーとは裏腹に、漫画内世界がのぼーっ、のぼーっと平坦で、そのギャップがむずがゆい。
面白かったー インド熱が高くて、いろいろとインド旅行関連の本を買ってます。この本はたまたま書店で山積みになってたところに興味をもち、ネットで書評を見てから買いました。昨今の書店は立ち読みできませんから、、、。
なにしろインド。悔しい目に遭ったことも山ほどあったでしょうが、ネガティブな視点は抑えられていて、恨み言はなし。インドでマンガを売るという破天荒な商談を大胆に進める前人未到の体験をスリリングかつコミカルに描かれてます。ものおじしない好奇心旺盛な著者の経験したインドのサバイバルな生活は、もうあきれるくらい大胆で、何回も読み返してしまいます。滞在中に関わったインド人庶民の姿もリアルに描かれていて楽しく読ませてもらえました。絵もクリーンで読み進みやすく、熟練の技を感じます。
著者がインドで作ったマンガの売れ行きのその後が気になるところです。
共感します。 この本は単なる旅行記と違い、インドで暮らす者として、大いに共感させられました。
特に山松さんと印刷会社のやり取りは今の自分の姿とだぶるところがあります。
インドに関する本を色々読みましたが、中でもこの本は町の様子、庶民の暮らしぶり、
インドの人の特徴がよくわかります。でも、山松さんは無謀ですね。
インドで発禁処分となった日本マンガ! 読んでみての感想は矢張りどえらい本だった。インドを一人で旅することだけでもなかなか大変なのに、何と山松氏は単身インドに乗り込み(六十近くになって初めての海外旅行というのも感動的!)、そして日本の劇画をデリーでヒンディー語に翻訳し(英語じゃないところが圧倒的に偉い)、インド人に印刷させ、さらに路上で売り捌こうとしたのだ(実際には、努力のかいもなくほとんど売れなかった)。それにしてもマンガに頻出するヒンドゥ語のやりとりは何とも楽しい(ナヒーン!)。・・・日本にも型にはまらない実に偉い人がいるものだとつくづく感じた。また、インドを長期旅行する人は少なくないとしても、六ヶ月でここまで深くインドと関わった人はいないに違いない、と思う。
ところで山松氏がインドで売り捌こうとした平田弘史氏の劇画『血だるま剣法・おのれらに告ぐ』は1962年、部落開放同盟大阪府連の抗議で長く闇の奥に葬り去られていた問題作だ、と多くの人が指摘する。しかし、『血だるま剣法』は、今読み返してみるときわめてヒューマンな差別反対の書であるのは明らかで、差別の救いがたい暗闇(一例をあげれば差別戒名に見て取れるような)を隠し持っているわけではない。『血だるま剣法』は、問題作というよりはそういうヒューマンでナイーブであるがゆえに大阪府連の抗議をうけたのであろう、というのが僕の感想だ。
山松氏は、そういうきわめてヒューマンでナイーブな差別反対の書、『血だるま剣法』をインドの路上で売り捌こうとした。すごく発想が面白いと思う。差別が、制度・歴史・文化として確立している国へ、ヒューマンでナイーブな差別反対のマンガを突きつけインド人の抗議を期待したのか(かの地で発禁処分にでもなれば本望)、あるいは、差別が露出した国におけるヒューマニズムにある種の連帯を呼びかけようとしたのか、僕としてはいろいろと考えてみたくなる。
「血だるま剣法」を実際に読んでみればこの作品のオモシロさは2倍になるはず? 新聞の書評で「インドで日本の漫画を翻訳出版。しかもその作品は平田弘史の“血だるま剣法”」と紹介されていた。わたしは平田弘史の漫画のファンなのだが、驚きのあまり、そのまま書店へダッシュ!!
著者がインドでの出版にこだわったマンガ家平田弘史は、貸本マンガ時代からマンガ(劇画)を書き続けている数少ない漫画家の一人だ。しかも題材とするのは武士の世界一本。そして、「血だるま剣法」は、貸本マンガとして昭和37年に刊行されたものの、部落開放同盟の抗議を受け、回収・廃棄に追い込まれた作品だ。
そして、04年に青林工藝舎から、そうなるに至った経緯とその次代背景、復刻の意義、当時平田弘史が主張したかったであろうことを詳細に記した監修者呉智英の解説と「血だるま剣法」のリメイク作である「おのれらに告ぐ」を併載するかたちで復刻されるまでは、著者の初期の代表作といわれながら幻の作品と呼ばれていた作品だ。
そんな、我が国においてもその扱いがデリケートにならざるを得ない作品(しかもオリジナル作の方)をインドで出版しようとする考えがオカシイ。でも意味がよくわからない。漠然と、インドに存在するカースト制度とリンクさせたのだろうかとも考えてみたのだがやっぱりよくわからない。
巻末の対談で、作者の山松ゆうきちは「血だるま剣法」をインドで出版しようとした動機を対談者から問われたり推測されたりしているのだが、結局のところ、その答えは「面白かったから」。
そんな、とぼけまくりの人物による“海外起業ノンフィクションコミック(オビより)。面白すぎて腹が捩れます。
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