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京都でのんびり―私の好きな散歩みち (祥伝社黄金文庫) 乙女の東京―洋菓子・和菓子店、ホテル・旅館、美術館・博物館、雑貨・化粧品…乙女心の東京案内 (マーブルブックス) 新・都市論TOKYO (集英社新書 426B) 好きです!小笠原 (ニッポン楽楽島めぐり) るるぶ日光 那須 鬼怒川 塩原’10 (るるぶ情報版 関東 2) 京都、仏像をめぐる旅 (集英社be文庫) 東京の下層社会 (ちくま学芸文庫) ワンダーJAPAN 8 (2008 SUMMER)―日本の〈異空間〉探検マガジン (三才ムック VOL. 201) 廃墟本〈2〉 因果鉄道の旅―根本敬の人間紀行 (ワニの本)
京都でのんびり―私の好きな散歩.. 乙女の東京―洋菓子・和菓子店、.. 新・都市論TOKYO (集英社.. 好きです!小笠原 (ニッポン楽.. るるぶ日光 那須 鬼怒川 塩原.. 京都、仏像をめぐる旅 (集英社.. 東京の下層社会 (ちくま学芸文.. ワンダーJAPAN 8 (20.. 廃墟本〈2〉 因果鉄道の旅―根本敬の人間紀行..


京都でのんびり―私の好きな散歩みち (祥伝社黄金文庫)

[ 文庫 ]
京都でのんびり―私の好きな散歩みち (祥伝社黄金文庫)

・小林 由枝
【祥伝社】
発売日: 2006-10
参考価格: 780 円(税込)
販売価格: 780 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 189円〜
京都でのんびり―私の好きな散歩みち (祥伝社黄金文庫)
小林 由枝
カスタマー平均評価:  4.5
('・ω・`)<修学旅行編 その3・・
( =ω=.)<つかさ、天然水だよ。天然の水、つかさにピッタリ』 ('・ω・`)<天然って? ( =ω=.)<それが天然だョ つかさ』 ('・ω・`)<よくわかんないけど、天然水 ありがとね』 ( =ω=.)<ははは、私はおーいお茶で ('・ω・`)<おねーちゃん どこだろ ( =ω=.)<かがみの事だから、私達をほっといて どんどん前に行ったんだろうね ('・ω・`)<ひっど?い、おねーちゃんはそんな事しないよ?(><) ( =ω=.)<ははは (あんま長時間、つかさといるのは疲れるね)あっ かがみ (;//Д//)<おっす 何やってんだよ 遅いぞ ( =ω=.)<はは 待っててくれたんだネ つかさのお守り 大変だったんだよ ('・ω・`)<(なにぃ? こなちゃんのくせに?)
今度京都に行く時も持っていきます
京都に単身赴任していた夫が新たな地へ移ることになりました。 私は引っ越しの手伝いなどで上洛し、空いた時間にこの本片手に寺町通りを歩きました。 これまで寺町通りは鳩居堂しか頭になかった私にはとても新鮮でした。 にぎにぎしい観光ガイドブックとは違う、優しく静かでかわいらしい京都がいっぱい詰まった本です。 もっと早くこの本に出合っていたら少しずつ回れたのに、夫が京都を離れると、京都を訪ねる 機会がぷつっと消えてしまいました。 夫の定年まであと10年足らずです。定年後、何泊かして二人でゆっくり京都を楽しもうと話し合っています。 その時、またこの本のお世話になるつもりです。 小林さんがとっておきの京都を2冊目に記していてくださることも、こっそり期待したいです。
この本を持って
先日 京都に行って来ました。本に書かれているコースをいくつか歩いてきました。他の観光客がいなくて静かでまったり出来ました。次回もこの本を持って京都へ行きます。京都好きな方、ぜひ手にとってみてください
京都観光に是非!ポケットに入れてって
京都下鴨で生まれ、暮らしている著者のお気に入りの散歩コースが ふんわり系のイラストで紹介されています。 有名な観光地、ちょこっとはずれた路地、普段著者がお買い物しているお店や お菓子屋さんなどのお店情報も・・・ 私が知っているお店やガイドブックにあまり載らない場所も紹介されていたりして わくわくしながらページをめくりました。 イラストで紹介されている地図もわかりやすく描かれています。 (本の最後には掲載店のリスト、詳しい地図も添付されています。) 文庫ですのでポケットに入れて京都観光に是非! 
京都散策の必携本!
京都在住の作者が紹介する「背伸びしない」「無理しない」京都案内。 私も京都生まれの京都育ちですが、それでも初めて知る耳よりな情報がいっぱい詰まっていて本当に参考になりました。 既に京都のガイドブックを持っている人が買っても絶対ムダにはならない内容です。 また、日本画を勉強したという著者のイラストも内容ととってもマッチしていて読んでいるだけで楽しい気分になってきます。 これから京都を旅する人、今京都に住んでいる人、そして京都に行く予定はないけれど「ほっこり」した気分になりたい人、みんなにおススメの一冊です。

乙女の東京―洋菓子・和菓子店、ホテル・旅館、美術館・博物館、雑貨・化粧品…乙女心の東京案内 (マーブルブックス)

[ 単行本 ]
乙女の東京―洋菓子・和菓子店、ホテル・旅館、美術館・博物館、雑貨・化粧品…乙女心の東京案内 (マーブルブックス)

・甲斐 みのり
【マーブルトロン】
発売日: 2007-07
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
 Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 698円〜
乙女の東京―洋菓子・和菓子店、ホテル・旅館、美術館・博物館、雑貨・化粧品…乙女心の東京案内 (マーブルブックス) ※一部大型商品を除く
甲斐 みのり
カスタマー平均評価:  4
オリーヴとか。
オリーヴとか、そういう系のものが好きな方に うってつけの東京ガイド本となっています。 食事処、カフェ、建物、ショッピングバッグ、 お土産など、るるぶなどにある 「東京」とは全然違いますし、 ミッドタウンや六本木ヒルズも載っていません。 山の上ホテルや月光荘、洋菓子のウエスト、 上野の国際こども図書館、 そういったものが好きな方でなおかつ まだ行ったことのない方には、 住所、連絡先なども載っているので 特にオススメしたいです。 また、写真がとってもきれいで、 眺めているだけでも楽しいです。 これを見ながら東京みやげを選ぶのも 楽しいかも知れません。

新・都市論TOKYO (集英社新書 426B)

[ 新書 ]
新・都市論TOKYO (集英社新書 426B)

・隈 研吾 ・清野 由美
【集英社】
発売日: 2008-01-17
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 586円〜
新・都市論TOKYO (集英社新書 426B)
隈 研吾
清野 由美
カスタマー平均評価:  4
本書の位置づけって?
集英社新書のウェブで全文が読めます(ウェブは図版がカラーで見やすい)。 というか、このウェブでの連載をまとめたのが本書というわけです。 内容は抜群に面白いのですが、身銭を切って買った書籍の内容が 無料で読めるというのは、やはりガッカリしてしまいます…。
題名通り「都市論」を語りつくす良著
建築界の巨匠と「建築マニア」とでも言うべきジャーナリストの対談を中心に、再開発が行われた都市などについて語られた書籍。 私は建築がなんとなくとは言え大好きな人間であり、「都市論」という所に興味を持って購入したが、 対談本というと何かを二人してこき降ろしているような書籍が多いから、少し不安を感じながら読み進めた。 ところが、本書で語られている内容は、建築家・一般人から見た、客観的な、まさに都市論そのものだ。 再開発された都市はどのような経緯で現在のカタチ・環境となったのか、そこに隠された芸術的な背景、金銭的な背景とは何か、 その結果、都市はTOKYOの中でどのような存在となっているのか。 そうした都市論が、余計な主張や近視眼的な批判など無しに、シンプルに語られている。 建築に興味のある方はもちろん、汐留や丸の内・六本木などにオフィスを構える方。なんとなくビルを好きな方。 そうした、建築に造形の無い方でも様々な楽しみ方が出来る良著である。 ただ、減点すべきは他の方もレビューされている、「地図や写真が無い」点。 ビル名と章末の脚注だけではどのビル・地域の話なのか良く分からない点が不便でした。
明快にして軽快
円熟の域に達した建築家と、「普通の市民」代表のジャーナリストが掛け合うようにテンポよく会話するという本です。 東京の話題の再開発スポットを順次取り上げながら、それらの差異を分かりやすく解説し、その背景にある日本的な、あるいはグローバル資本主義の問題をとりあげています。汐留はリスク管理が極端に重視された結果、個別のビルのデザインは優れていても全体計画が機能しなかったこと、六本木ヒルズでは逆に新興の森ビルが道路建設まで手がけたために統一感が出たこと、など、するすると頭に入ってきます。 それにしても、隈研吾氏がこれほど落ち着いた正論家だとは思いませんでした。冷めているのでも、煽るわけでもなく、ただ淡々と分析している。清野さんとの対照もあってか、だいぶ大人な感じです。うまく書けませんが。 その隈氏が最も喜んで語るのが、一つだけとりあげられた異色の町田という展開も良かったです。清野氏がそれを突っ込んで、最先端の建築家の絶望と希望が入り混じったシニシズムだと指摘するのが、この本の結論といえば結論でしょうか。
紹介されたまちに行ってみたくなる
汐留,丸ノ内,六本木ヒルズ,代官山,町田,おまけに北京といったまちを著者 2 人が実際にあるきながら会話した内容を中心として,それに 2 人が文章を足して構成している.文章だけでも 200 ページをこえるボリュームがあり,新書にするには写真を十分にいれるスペースがとれなかったのだとおもうが,会話の文章から情景を想像するのはむずかしい.だからますます,あまりいったことのない場所にはいきたくなる. 丸ノ内や六本木ヒルズは目にうかぶが,東京に住んでいながら汐留や代官山にはほとんどいっていない.うしなわれた同潤会アパートはもはやサンプルしかのこっていないが,ヒルサイドテラスにはまだみるべきものがあるらしい.汐留も反面教師としてみておく価値があるのだろう.今度,時間をつくって,いってみようとおもう.
シャープに、アイロニカルに、東京論
汐留、六本木、代官山・・・ 東京の大規模再開発から、東京、都市、社会を鋭く読み解いていく論考。 といっても決して堅苦しいものではなく、 それぞれの町を歩きながらの対談形式が取り入れられており、 その中で、隈研吾の鋭くもアイロニカルな物言いがうまく引き出されており非常に楽しく読める。 汐留、六本木、代官山とホットなスポットから、町田へ。 そして最後は北京へ。 その中で繰り広げられる、隈の都市論、社会論は、知的発見が多く、 これから東京の様々なスポットに対する視点が変わりそう。 エキサイティングな一冊でした。

好きです!小笠原 (ニッポン楽楽島めぐり)

[ 単行本 ]
好きです!小笠原 (ニッポン楽楽島めぐり)

・にっぽん離島探検隊
【双葉社】
発売日: 2006-08
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
 Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,099円〜
好きです!小笠原 (ニッポン楽楽島めぐり) ※一部大型商品を除く
にっぽん離島探検隊
カスタマー平均評価:  5
小笠原旅行必携かも
小笠原大好き編集者が、小笠原のお勧めポイントを レポートしています。勿論、そのお勧めポイントも一風変わっていて シーカヤックで南島だったり、おがさわら丸についてだったり 欧米系小笠原住民だったり、小笠原に魅せられた人たちの人生談だったり 様々。小笠原旅行の前に一読の価値はありでしょう。

るるぶ日光 那須 鬼怒川 塩原’10 (るるぶ情報版 関東 2)

[ ムック ]
るるぶ日光 那須 鬼怒川 塩原’10 (るるぶ情報版 関東 2)

【ジェイティビィパブリッシング】
発売日: 2009-03-18
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
 Amazonポイント: 8 pt
( 在庫あり。 )
るるぶ日光 那須 鬼怒川 塩原’10 (るるぶ情報版 関東 2)
 
カスタマー平均評価:  5
おすすめスポットがいっぱい☆
那須に行くので購入しました。知らなかったおすすめスポットが沢山!!アルパカ牧場やテディーベアミュージアム(ペネロペ展やってました)、ステンドグラス美術館がとても良かったです。宿も幼児OKなど細かく表示されていて(特に料理が中心に載っていて)決めやすかったです。那須のアウトレットも特集しています。他にもスイーツなど特集されていて、あちこちに立ち寄りたくなります。 見ていたら、なぜか鬼怒川の旅館にとても惹かれてしまいました。次は鬼怒川温泉に行きたいな?。

京都、仏像をめぐる旅 (集英社be文庫)

[ 単行本 ]
京都、仏像をめぐる旅 (集英社be文庫)

・吉田 さらさ
【集英社】
発売日: 2008-04-18
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
 Amazonポイント: 8 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 500円〜
京都、仏像をめぐる旅 (集英社be文庫)
吉田 さらさ
カスタマー平均評価:  5
たのしい教科書みたいだな。
私は著者の吉田さらさ先生の大ファンで著作のほぼすべてを読んでいます。 50年近く京都へ通い続け、かなりの数のお寺へ行っているにもかかわらず 知識が断片的で、やれどの寺の仏像が、枯山水の庭が、襖絵がいいなど 抽象的な見方から脱皮できませんでした。野球のルールをろくに知らず、 やれイチローや松井がすごいと思うのと一緒です。昨年中頃先生の著作を知り、 今までの京都の旅の仕方はなんと無駄で非効率だったのかとショックを受け また反省させられました。 独特の温かいユーモアと省エネのセンスの中、現場実証主義に基づいた具体性と 夢のある豊かな文章力で読者を一気に読ませます。 世にある観光案内ブックのたいくつで形式的で画一的な書き方やグラフィック雑誌 と見まごうばかりの本とはまったく違って、たのしくバランスよく系統的な知識が 得られる上質な内容です。 いわゆる「京都本」は書店にたくさん並んでいますが、ガイドと紀行をこれほど 両立させている作品はあまり見当たりません。 とくにこの最新刊は京都の寺めぐりの「教科書」的な本といえる完成度の高さです。 仏像の基本知識や基本の4つの寺の解説を理解すれば(簡単に理解できる。) どの寺に行っても効率的で実りの多い拝観ができると思います。 7つのお勧めコースもちょっぴり玄人っぽくお勧めです。旅の伴侶として携行し、 本に書き込みをしながら寺を巡れば、実り豊かになると思います。 この本の内容をヒントに読者の主体的な行動を期待するようなメッセージが著者から 発せられているのを感じます。また先生の京都への知識と愛着がますます深まるのを、 抑えめな筆致から実感した最新刊です。
仏像本を読むならこれがいちばんでしょ 
最近は仏像ブームで、いろんな本がでてますが、僕にはこの本が一番です。 興味があっても、仏像とばかりに小難しい内容の本だとひいてしまうのですが、 さらさんの本は読んでいて、素直に楽しめます。 この本は僕を、仏像の世界へ優しく導いてくれる気持ちよい作品になってます。 ぜひみなさんも、手にとって読んでみられることをお勧めします。
そうだ、京都に行こう
いつも旅行はツアーばかりです。 ばたばたと見て回っていますが、この本を読んで、 ゆっくり自分のための時間を持ちたくなりました。 京都に行ってみたくてたまらなくなっています。 仏像の本なのに、気取らない、流れるような、 楽しい京都案内になっています。 奥深いことを、こんなに楽しく解説してくれると お寺に行っても、うきうきしてしまいそうです。 若い世代にもぜひおすすめしたい本です。

東京の下層社会 (ちくま学芸文庫)

[ 文庫 ]
東京の下層社会 (ちくま学芸文庫)

・紀田 順一郎
【筑摩書房】
発売日: 2000-03
参考価格: 998 円(税込)
販売価格: 998 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 579円〜
東京の下層社会 (ちくま学芸文庫)
紀田 順一郎
カスタマー平均評価:  4
ふるさとは貧民窟なりき(小板橋二郎著)をあわせて読むべき
「「下層社会」に生きた人々の人生は悲惨である」という前提から出発したのでは、スラムに生きた人々の実際の姿を描き出すことはできないと思います。 この著書の限界は、筆者が、結局のところ、実際の「下層社会」の生活の中に、深く分け入っていないところにあるよう思う。外からは悲惨に見える場所であっても、そこに生きている人は、笑ったり怒ったりしながら、したたかさを持って生きている。ほとんどの場合。 貧困で凄惨な経験をした人は実際にいただろうし、現在も間違いなくいる。そのような人たちに、何らかの社会的政策がなされることは当然ですが、貧困の中に生きる人=みじめな人生を送った人 というような安直な捉え方をしていると、そこに生きる人を、一個人として見ることの重要性を見失うのではないかと思います。 この本に興味をもたれた方は、ふるさとは貧民窟なりきを是非併せて読んでください。
昔の貧困の話だが、現代で無関係ではいられない
”下層社会”とタイトルにあるが、最近はやりの格差問題、下流問題の本ではない。明治?昭和という、日本の近代に存在した、凄まじい貧困の歴史にスポットを当てた、我々がよく知る歴史とは違う暗黒の歴史の本である。 戦前、東京では三大スラム街といわれる、四ッ谷鮫ガ橋、下谷万年町、芝新網町などの大規模スラム街が存在した。本書は、そこでの貧民の生活を、同時代のルポタージュや新聞記事をもとに、丹念に掘り起こしていく。 そこにあったのは現代の我々からは想像を絶するような絶対的な貧しさだ。 残飯を煮染めて糊のようにした料理を出す残飯屋と、そこにに群がる貧民たち。 生活の糧にと、下水まで降りて、上流の陸軍施設から流れてくる米粒を拾う女たち。 服も満足に買えず、ただボロ布を見つけてきては、上に羽織るだけで、着たきりのままになっている人たち。 中でももっとも心を打たれたのは、ある貧民一家の記録である。医療費を満足に出せず、一家が次々と倒れていく。稼ぎ手がいなくなるので医療費が稼げず、さらに健康状態が悪化していく、その凄惨な悪循環の過程だ。一家の末路は分からないが、筆者は冷徹に”一家が全滅したであろうことは想像に難くない”と結論付けている。社会保障がない時代にあって、死はあまりにも身近な存在だったのだ。 驚くべき事は、明治?大正にかけて、時の為政者たちは貧民対策をなんら嵩じてこなかったこと。すべては貧民の怠惰のせいにし、貧困問題は無視し続けていたのである。だが実体は全く違う。どれほど働いても、満足に食べていく事すらできない、それが貧民社会だったのだ。もちろん日本全体が貧しかったせいもあろう、だが責められるべきは為政者、哀れまれるべきは搾取され続けた貧民たちである。 昭和期に入りようやく社会保障制度の原形が芽生え、それが完成するのは戦後になってからだった。国民皆保険制度、社会福祉制度、近代から現代にかけて乗り越えてきたものが、確かにここにある。ノスタルジアで美しく語られる事が多い近代も、実は一歩間違えると誰もが貧困に転落してしまう暗黒の時代でもあったと本書では語られる。 今日の日本では、新自由主義のもと、格差が広がるのは当然と見る目も多い。だが人間、努力や才能だけではどうにもならない運命というものがある。そのセーフティーネットとしての社会制度、それが無い時、社会からあぶれた人がいかに悲惨な末路を辿るのか、その教訓をまさにこの本は与えてくれる。社会保障の削減など行き過ぎた新自由主義への警告をこめて、まさに現代にむけ問題を提起してくれるこの本に、私は5点満点を献上したい。 決して難しい本ではない。文体も読みやすく、文庫で気軽に読める本だ。社会問題に関心をもつ人なら、ぜひ一度読んでみて欲しい
今の豊かさは幻か
たかだか数十年前の日本には、今の日本人とは違う人々が住んでいたのではないか、 本書の舞台は、日本ではないのではないかとまで思わせる内容だ。 日本人とは、こういう国民だという思いがそれぞれ日本人にはあるだろうけど、そのひとつひとつがひっくりかえるに違いない。 自分の日本人感をひっくり返すためにも読むべきだろうと思う。 もちろん、ぼくもひっくり返っておたおたしている。 本書に出てくる日本人の子孫が、目の前にいる日本人だとは、なかなか思いがたい。 そして、自分の先祖は、いったいどこでどんな暮らしをしていたんだろうかとおもう。
東京風俗記録集として
かつての東京の貧民生活の記述を集め解釈した本。1900年前後の文献が多く収載されており1世紀前の貧困な生活の実態を知ることができる。不潔な木賃宿、長屋の近親相姦、残飯商い、殺される赤ん坊、娼婦の悲惨、女工の虐待などなどリアルである。 かつて治安が低かったことをこれでもかと打ち付けられちょっと疲れるが、ここまで時代を戻してはいけないなと読後前向きに時代と向き合うこと請け合いである。
わたしも覚えがある
 本書に書いてあるような極貧生活は、つい最近の出来事で、いまのわたしたちにも無縁ではありません。国の舵取りに失敗したり、天変地異等で食糧事情がわるくなれば、あっという間に、こういう生活に舞い戻ることもありうるとおもいます。  また、身の回りにも、これほどではないにせよ、生活困窮者がすくなくないことを、わすれるわけにはいきません。幸運にも成功したひとたちは傲慢になりがちで、経済弱者をさげすさんでいますが、事情はけっして単純ではないはずです。この分野を取り上げた著者に敬意を表します。

ワンダーJAPAN 8 (2008 SUMMER)―日本の〈異空間〉探検マガジン (三才ムック VOL. 201)

[ ムック ]
ワンダーJAPAN 8 (2008 SUMMER)―日本の〈異空間〉探検マガジン (三才ムック VOL. 201)

【三才ブックス】
発売日: 2008-06
参考価格: 1,200 円(税込)
販売価格: 1,200 円(税込)
 Amazonポイント: 12 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 598円〜
ワンダーJAPAN 8 (2008 SUMMER)―日本の〈異空間〉探検マガジン (三才ムック VOL. 201)
 
カスタマー平均評価:  4
「京都」「奈良」と言えば修学旅行地のひとつだけど…
この、今のところ8号も頑張っているサブカルチャー雑誌「ワンダーJAPAN」もそれぞれの地方を取り上げてきたが、今度は修学旅行地としてイメージし易い京都・奈良である。 奈良といえば最近ではあのキャラクター「せんとくん(ちなみに最近キモい兄貴まで出来たという、まったく作者の藪内○○○氏のセンスを疑いたくなる)」「まんとくん」「なーむくん」などで話題となったが、京都も最近派手な話題こそ無いものの、こうしてみるとディープスポットが多い事に気付く。 この中で目を惹いたのが奈良の天理市だ。天理といえば夏の甲子園でも有名な高校があるが、宗教都市としても有名である。かつて或る本で読んだのだが、城壁の様に街中を囲ってしまう計画が天理にはあると聞いた事がある。このワンダーJAPANの特集の写真を見ても明らかである。スゴいなと思ったし、日本人の宗教観というか、その意欲には愚生の様な新興宗教嫌いも脱帽せざるを得なくなってしまう。 さて、8号続くこの雑誌もついには姉妹誌「ワンダーWORLD」を発刊するに至った。出世したものだと思う。しかし、途絶えてしまいがちなこれらの雑誌もやはり続ける事に意義がある。頑張ってやって欲しいものだ。

廃墟本〈2〉

[ 単行本 ]
廃墟本〈2〉

・中田 薫 ・中筋 純
【ミリオン出版】
発売日: 2007-04
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
 Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 926円〜
廃墟本〈2〉 ※一部大型商品を除く
中田 薫
中筋 純
カスタマー平均評価:   0

因果鉄道の旅―根本敬の人間紀行 (ワニの本)

[ 単行本 ]
因果鉄道の旅―根本敬の人間紀行 (ワニの本)

・根本 敬
【ベストセラーズ】
発売日: 1993-05
参考価格: 1,544 円(税込)
販売価格: 1,544 円(税込)
 Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 650円〜
因果鉄道の旅―根本敬の人間紀行 (ワニの本) ※一部大型商品を除く
根本 敬
カスタマー平均評価:  4.5
根本敬の人間観察がこの本で結実した!!
まずこの本を読むと、根本敬に対して持っていた漠然としたイメージが変わります。 彼は、どうしようもなく下品でえげつない漫画家ではないです。 僕自身驚きましたが、なんかちゃんとエンターテイメントしてるんですよね。 要所要所で笑い所があったり、勝新について描いた漫画がすごいちゃんとしてたり。 久々に本を読んで、声出して笑いました。斜め上の笑いなんですけど、次はどんな手法で笑わせてくれるんだろうと思いながら読んでいました。 根本敬の語り口がいちいち面白いんですよね。 悪くいえばずっと人のかげ口を叩いてる感じなんですけど、その感じも含めて面白いです。 あとほんと意外なのが、腰の低い取材みたいな事が出来てる事です。本来、根本敬自身が異彩を放ってる人物だと思うんですが、ちゃんと一市民としての視線で相手とコミュニケーションできてます。 この本で語られているのは、主に人間の間抜けで身勝手な部分ですよね。 内田の中に僕やあなた達の姿を見出すのは難しくありません。 この本は滑稽で醜い部分を凝縮したような内田をサンプルにして人間の本質を暴こうとしてるようにも思えます。ただそこには愛がないだけで。 とにかく、これは非常に面白い本なので出来るだけ多くの人に読んでもらいたいですね。
もういいよ
自分が感受性が豊かな20歳のころにこの本を読んで衝撃を受けた。特に内田の話。人間の愚かな部分を全て持ってるような内田の話は人間観察に興味がある自分には衝撃的で、自分の他人を見る目が変わったし、この本は人間の本質を理解する上でバイブルだと思った。 しかし、それよりは成長した今、むしろこの本には嫌悪感さえ覚える。今なら、内田って自己愛性人格障害で済む話。内田の行動に目新しさも衝撃も無い。 そういう人格障害の人間を面白ろおかしく書くことが最低の行為にも思える。 奥崎謙三のビデオもそうだが、この人、人間へのリスペクトが無いよね。人間がちょっとおかしくなってしまう理由を突き詰めずに、ただおかしくなった人間をネタに笑いを取るという。 そんなのがライフワークとはなんかねって感じ。
根本敬の素
根本さんのエッセイでは抜群に面白い、特に『根本敬中年愛≠ヨの原体験』と『内田研究所とビックバン』と『尹松淑さんのこと』 で、吉田佐吉や、村田藤吉のモデルになった、人物が登場してくるので非常に興味深いですね。これを読んでやっと、根本さんの妄想が、危ないモンじゃ無いと分かりましたから、不思議なものです。
生き延びるために
解放同盟の根本氏の果てしなき解放運動の記録。日々の生活では見過ごしてしまう人間の側面を言語化し、解放した記念碑的作品。

もしも宇宙人がどこかにいて、人類について知りたいと言ってきたら、私は聖書とこれを薦めたい。どちらも、人間がどういうものかを普遍的に描いているから。一昔前の「全体小説」というような言葉も思い出されるような、まさに巨編。何回読んだかわからない、永遠のマスターピース。
すべてはこれから始まった。
根本敬の読み物三部作の記念すべき第一弾。
すべてはこれから始まった。
今までのどんなジャンルにも分かつことのできない絶対的な内容。
それは昔話のような普遍性と超前衛を持ち合わすという奇跡のケミストリー。
根本敬は偉い。偉くて偉くて仕方ない。これで偉くなければ嘘だ。
それは読めば納得できるだろう。

そして後世、人は根本敬のことを特殊漫画家大統領と呼んだ。


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 更新日 2009年7月11日(土)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク