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[ 文庫 ]
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青春を山に賭けて (文春文庫 う 1-1)
・植村 直己
【文藝春秋】
発売日: 1977-01
参考価格: 470 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 50円〜
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・植村 直己
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カスタマー平均評価: 4.5
4年数ヶ月、放浪放浪旅の記録 他の著者の作品を読んでいたためか、特に目新しさは感じませんでした。
大学を卒業して約1年間就職した後の4年数ヶ月の放浪記を本書にまとめたもの、という感じです。
彼の著書の中では一番有名で良く知られた作品だとは思いますが、4年間の放浪生活全般を記述していて、ここの冒険に関しては深く絞りきれておらず、読んでいて全体的にのっぺりとした印象しかなかった。
このため、他のレビュアーの評価は高めですが、私自身の評価は星3つとさせていただきました。
同じ山を舞台にした著者の作品の中では、『エベレストを越えて』の方が個人的には良かったです。
恥ずかしながら… 私は、植村直己という人に対して、「有名な登山家」
という程度の知識しかありませんでした。
(消息を絶ったのが物心つく前だったので…)
そのため、この本を読んで、
植村さんの実績にとても驚きました。
この本は、
本が書かれた1972年までの記録集といった感じの内容です。
もちろん、人との出会いや情熱的な心情なども描かれてはいるのですが、
全体的にみると、事実をたんたんと書いている印象があります。
素材(体験)としては素晴らしいのですが、
全体的には少し盛り上がりに欠けるものでした。
個人的には、もっと出会いや心情などを掘り下げた造りであれば、
更に楽しめたとは思うのですが…。
(人柄を感じる文章であり、それが長所であるのかも知れませんが)
個人的な評価は星3つとさせていただきました。
素直にかっこいい 伝説の冒険家植村直己の5大陸最高峰の登頂記。
どの登頂記も感動するが、印象的なのはその無鉄砲さ。
しかし、彼はやると決心したらやるのです。だからこそすごい。
山に登ることはよく人生にたとえられますが、まさにそうなのだろうと思います。
若き日の植村さんが残した言葉には、
長年人生を歩んできたかのような洗練されたかっこよさがあります。
人生日々チャレンジしたい人には必ず響くものがあるはずです。
魂の先輩。 日本を代表する稀代の登山家・冒険家である植村直己さんの自叙伝です。ところが読んでみると不思議なほど自己顕示欲・きらびやかさは感じられません。飾り気のない素直な、どこにでもいる一人の孤独な若者のやり切れない様々な気持ちの断層が切り取られ表現されています。
私はいつしか沢木耕太郎さんの「深夜特急」シリーズを思い出していました。あの作品に漂う不思議な倦怠感のようなものとはだいぶ違うかもしれません。しかし自分の思いをそのままそこに留めておくことができず次から次へと世界的な冒険(あるいは放浪)に自らを駆って行ってしまう若者の勢いとコントロール不能なドライブ感に、どこか共通するものを感じてしまったのです。時代を経た後輩達に大きい影響を与え、似たような行動に駆り立ててゆくとこなんかも似てないでしょうか?
20世紀の代表的な冒険家 日本、そして20世紀の代表的な冒険家である植村氏の青春時代の手記です。ごく普通の大学生が、人類未踏の山に挑む冒険家になっていく過程が、本人によって正直に語られています。
日本での大学時代、アルプス、ヒマラヤ、アフリカ、南米、アマゾン川、そしてエベレストと、世界を舞台にした旅。実際に体験した人で無ければ出てこない言葉で書かれています。「懸命にやってみろ」とよく言いますが、命を懸けて事に望むことはそうざらにあるわけではありません。この本には、本当に「懸命」に生きた、行動した時間が書かれています。
体力に自身があり、孤独に耐えられ、現代社会に何かもの足りなさを感じている若い人は、この本を読むと良いでしょう。
人はどうして命をかけてまで冒険に出かけるのでしょう? かっこいいから、そこに美しいものがあるから、気持ちが良いから、人と同じことはやりたくないから、何かを征服したいから、でしょうか。植村氏は言っています。「未知なる物への探求と可能性への挑戦、人類の可能性に挑戦するために」冒険するのだと。また、「苦労が大きければ大きいほど、後でそれに比例した大きな喜びが返ってくる」とも言っています。
冒険とはなんでしょう? 現状に満足せず、これまで誰も成功したことのない困難に挑戦することでしょうか。 他人には簡単な事でも、自分にとって困難な事に挑むことも冒険でしょうか。 そうであれば、人が成長するには冒険が必要であり、人類は進歩するには、未踏の冒険家が必要です。貴方は、どんな冒険に挑んでいますか? 何に挑戦していますか?きつい問いです。でも何にも挑戦しなければ、つまらない人生です。
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[ ムック ]
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るるぶ安曇野 松本 白馬’10 (るるぶ情報版―中部)
【ジェイティビィパブリッシング】
発売日: 2009-04-20
参考価格: 860 円(税込)
販売価格: 860 円(税込)
Amazonポイント: 8 pt
( 在庫あり。 )
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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認定「温泉遺産」日本の名湯100 (ベスト新書)
・野口 悦男
【ベストセラーズ】
発売日: 2007-09-21
参考価格: 1,150 円(税込)
販売価格: 1,150 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 629円〜
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・野口 悦男
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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オキナワ放浪宿ガイド120
・ロフトブックス
【山と溪谷社】
発売日: 2006-06
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 1,260 円(税込)
Amazonポイント: 12 pt
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
中古価格: 380円〜
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・ロフトブックス
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カスタマー平均評価: 4
Thank you Received items very quickly.
Thank you.
ここに泊まれば素晴らしい事が起こるかも タイトル通り、沖縄の宿の紹介ガイド。
並みの宿ではなく、素泊まり1500円クラスの宿がザラにある。
人によっては好き嫌いが分かれると思うが、嫌いな人は本書を手にすることはないだろう。
好きな人にはたまらない本です。
難を言えば、半値が相応しい安っぽい紙質と造本。
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[ 単行本 ]
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軽井沢 (ことりっぷ)
【昭文社】
発売日: 2008-02
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
Amazonポイント: 8 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 593円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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怪しいシンドバッド (集英社文庫)
・高野 秀行
【集英社】
発売日: 2004-11
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 194円〜
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・高野 秀行
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カスタマー平均評価: 4
高野信者です 高野秀行には男のロマンを感じる。好奇心旺盛で思い立ったらすぐ行動する。自分のような普通の会社員にとってこの人の行動力には感服してしまう。
高野信者として、一言言っておきたい。
高野様。今回の手記でも何度か危ない目にあってるようですので、くれぐれも命だけは落とさないように気をつけてください。
作者について なんか自分がいかにもスゴイってのを訴えたいような文がつまらん。
VIPだ、?大臣の友達だ、ここにきたのが日本人で初めてだ、2番目だ、
こいつの話はつまらん。でらつまらん。
冒険と放浪の境目 1997年に朝日新聞社から出た単行本の文庫化。
著者が19-29歳の時に書いた文章を集めたもの。インド、アフリカ、タイ、ビルマ、中国、コロンビアと世界各地を旅している。ただ、早稲田の探検部の出身ということもあり、バックパッカーの旅行記とはちょっと違うものがある。単なる旅行というよりも、探検・冒険として行われているものが多いのだ。UMAのムベンベを追いかけたり、中国で野人を探したり、コロンビアの危険地帯に潜入したり。とはいえ、現地の人々との温かい触れあいなどもあって、冒険と放浪の境目に位置する旅人かな、と思う。
いつまでも頑張れ、高野秀行! ご存知、青春物の大傑作「ワセダ三畳青春記」の著者による冒険記です。要は、野々村荘なる三畳一間の下宿にて、通常人とは異なる非日常的な日常生活を送っていた間、本業ともいうべき、海外冒険において、著者がどんなことをしていたかが綴られた本になります。実際、読んでみても、中国やアフリカに野人、怪獣を追っかけにいったり、南米に麻薬を試しにいったり、インドで無一文で放っぽり出されたり等々、しかも、間一髪で命が助かったことも数知れず、やはり破天荒なものでした。しかし、著者の生来の明るさのせいか、こういうことも平然と受け入れて、また次なる冒険に旅立って行く所が、その昔に忘れかけていた元気を取り戻してくれる不思議な本です。青春物、とりわけ「ワセダ〜」のファンにはお奨めの1冊です。
スカーンと晴れた。 序盤、インドで身ぐるみはがされるシーンが印象的だ。ここで高野秀行という人の性質がちらりと見えるような気がする。 パスポートなど所持品全てを奪われたあとの「一文無しというのはスカーンと晴れた青空のようなもので…」というシーンなのだが、ここで青空を比喩に持ってきたのがスゴイ。 なにしろ場所はインド、ひとりぼっちで所持金ゼロ、もう少しで拉致されて殺されていたかもしれないのだ。普通の作家ならここで「一文無しとはまるで目の前に霧がたちこめたような状態だ…」とか「大きな壁に取り囲まれたような心境だった…」とか、なにかネガティブなものを持ち出して心情を表現するはず。 なのに、高野秀行はここでスカーンと晴れた青空をもってきた。この人は決してここで無理して気丈に振舞っていたわけじゃなく、思考の根っこの部分があっけらかんとしているんだと思う。 ふつうの人間は、テロ多発地帯や伝染病のはびこるジャングルの存在を知ると、その危険さを考えて尻ごみする。自分に起こりうる最悪のケースを想像して恐怖する。面白い文章を書ける知的な人間ほど危険性を冷静に分析できるぶん、その傾向は強くなると思う。 でも高野秀行は違う。この人は知的でありながら、またこれから行く場所の危険さをよく知りながら「まあ多分どうにかなるだろう」と世界中どこでも行ってしまう。 いわゆる平和ボケともちょっと違う。戦場みたいなところで命をおびやかされるような経験を繰り返してきても、次もどうにかなるだろうと自然に考えることができる、強烈におめでたい…じゃなくて楽天的かつ前向きな思考回路の持ち主が高野秀行だ。 そんなところが、僕みたいに内向的で臆病な人間からしてみればとっても羨ましいのだ。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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ソロ―単独登攀者・山野井泰史
・丸山 直樹
【山と溪谷社】
発売日: 1998-11
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,300円〜
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・丸山 直樹
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カスタマー平均評価: 4
氏のことを深く特別に知りたい人向け だと思います。
この本が出版された当時、市井の人々にとっては全くの無名だった山野井氏をいち早く取り上げたこと、「能ある鷹爪隠す」ではないが、優れたクライマーだけでなく、一般に偉人と呼ばれるような人は世間から隠れてひっそりとただ己の進む道を突き進み極めることが多いが、そういう人物にスポットを当てた著者は先見の目があったと思う。
最近でこそ自著やDVDなどを出版し、クライマーとしてではなく一つの生き方としてのモデル、という観点からも一般の人たちに浸透するようにもなってきたが、このように今の山野井氏が脚光を浴びる原点となった書籍といえるかもしれない。
ただ、内容は山野井氏を追ったドキュメンタリー風に仕上がっているので、山野井氏自身が体験した数々の山行などについては、やはり自著である『垂直の記憶』を手にとって見るのが一番であると思う。
また、本書の著者による恣意的な解釈と見られる箇所が随所にあり、間違ってはいなくとも一方的な見方による著者の山野井氏の像を勝手に作り上げている感を否定できなくもない。
本書は山野井氏のことを良く知りたい、という方向けの本であると思う。
山野井泰史を厳しく綴っているが なぜ登るのか。
そこに善なるものがあるからだ。
すなわち山登りとは「人間が本来もつ、善性への回帰である」と。
本の中は、仮説、確認、検証が続いています。
仮説を確認する部分が曖昧であるため、正確な検証はできていません。
著者は、インタビューを続けていくプロセスで本当に山野井泰史のことが好きになって行ったのでしょう。
厳しく綴っている本当の意味は「山野井泰史の生」を心から願っていることのひとつの表現方法なのかもしれません。
登山は、人間が神に近づこうとする行為であり、結局は「イカロスの翼」になることが分かっていても止められない真の宗教的儀式なのかもしれません。
現状はこっちで 山野井氏には自著と他著の2冊があるが、山野井氏には悪いが「やる人」ならまずこっちが買いだと思う。
まずこっちが先に書かれた、ということもあるが、記録として読むならどっちも同じようなもので、氏のベストクライムの「クスムカングル」がどっちにもないなら、「山野井は凄いんだぜ」というこっちがおすすめ。
単独登攀だから見える世界。 事実上世界最強の単独登攀の登山家、山野井泰史さんを書いた本。
丸山さんの文章には癖があるけど、山野井さんの人生の濃さには太刀打ちできない(笑)
単独登攀でしか味わえない世界があると思う。
そこは容赦なく危険なんだけど、同時に素晴らしく甘美な快感が満ちている。
この本で山野井さんは、時に楽しそうに時に情け容赦の無い言葉で、その世界を説明する。
その内容が理解できない人もいるだろうし、すっかり心奪われた人もいるだろう。
あえて言うなら、自分の全てを賭けて夢中できる目標を見つけた人は、本当に幸せだと言うこと。
ちなみに、山野井さんの憧れの人の一人は、植村直己さんだそうだ。
クライマー山野井泰史の半生記 山岳ノンフィクション作家の丸山直樹による、クライマー山野井泰史の半生記。 山岳雑誌『山と渓谷』97年8月号から98年6月号に連載されたものを取りまとめたものである。 新聞や雑誌の記者をしていた著者ならではの、精力的な取材に基づいているため、事実関係については、幼い頃のことから細かくフォローしている。 しかし、著者自身が登山を得意とするためであろうか、著者の人間性や考え方があまりにも文章に現れていて、私にはすこし読みづらかった。まるで、「団体にくみせず、自分のやりたいことを貫くが、他人にはやさしい」という著者が書きたいクライマー像または人間像があり、それにあわせて事実を解釈しているように思えるのだ。 1997年当時、一般にあまり知られていなかった山野井の業績を取り上げたという意味で画期的な本ではあったであろう。しかし、現在では、一般の読者にとっては、この本が出た後に出版された山野井自身による『垂直の記憶』や、沢木耕太郎による『凍』のほうが断然面白い。もちろん、特別に山野井ことを詳しく知りたいという人や、著者の考え方に共感する人にとっては、現在でも読む価値のある本である。
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[ 単行本 ]
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nakata.net 06-08 the journey
・中田 英寿
【講談社】
発売日: 2008-05-29
参考価格: 1,500 円(税込)
販売価格: 1,500 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 500円〜
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・中田 英寿
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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黄金の鍵で心、読みます。―コンシェルジュという究極のサービス
・多 桃子
【祥伝社】
発売日: 2006-05
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 171円〜
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・多 桃子
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カスタマー平均評価: 5
コンシェルジュとは 現在〇〇コンシェルジュというのが大流行中であるが、筆者と数名のホテリエの
熱意が有ったからこそ、今があるのだと思う
残念なことはこれだけ筆者が頑張って作ったものだが、コンシェルジュ=ホテル
の図式に日本でなっていないところだろう
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[ 大型本 ]
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スーハ゜ーヒ゛シ゛ュアル版 江戸・東京の地理と地名
【日本実業出版社】
発売日: 2006-11-30
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
Amazonポイント: 13 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 950円〜
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カスタマー平均評価: 5
情報量、図版の多さ、読みやすさ、そして楽しさ、どれをとっても最高の良書 東京に縁のある人なら是非読んでもらいたい一冊。図版が多く、それが見易く、文章も分かりやすく、読者が楽しみながら情報を吸収できるように配慮して作られた良書。古代から現代の東京をヴィジュアルに比較。勿論表題通り、江戸と東京の比較が中心だが。著者の「江戸はこうしてつくられた」(ちくま文庫)はびっくりした名著だったが、本書はその内容の一部が、見たためで分かりやすく示され、一通り目を通しただけで、東京を見る目が変わってくるような気がする。さらに精読すれば知識が増加するだろう。大判だが、大部な本ではないから、鞄に入れて、東京散策するのも良いだろう。いかに、東京の地形が表情に富んでいるか、また、自然と人間の手が成した歴史的産物かが分かる。水の都とも云える古代の関東、江戸の埋め立て、江戸期の江戸を中心にした街道の性格、明治以降の近代化による変貌など、仔細に丁寧に分かりやすく語られ、興味が尽きない。ぜひ一読を。
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