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紀行文・旅行記

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ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし 本当に心地よいバリ パリのカフェをつくった人々 (中公文庫) インドへ馬鹿がやって来た パレオマニア―大英博物館からの13の旅 (集英社文庫) 街道をゆく〈36〉本所深川散歩・神田界隈 (朝日文芸文庫) 天空列車―青蔵鉄道で行くチベット 旅のコーフン アメリカ・カナダ物語紀行 (幻冬舎文庫) 晴れ、ときどきサバンナ―私のアフリカ一人歩き (幻冬舎文庫)
ヨーロッパを旅してしまった猫の.. 本当に心地よいバリ パリのカフェをつくった人々 (.. インドへ馬鹿がやって来た パレオマニア―大英博物館からの.. 街道をゆく〈36〉本所深川散歩.. 天空列車―青蔵鉄道で行くチベッ.. 旅のコーフン アメリカ・カナダ物語紀行 (幻.. 晴れ、ときどきサバンナ―私のア..


ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし

[ 単行本 ]
ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし

・平松 謙三
【ブルースインターアクションズ】
発売日: 2005-05
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
 Amazonポイント: 16 pt
( 通常6〜12日以内に発送 )
中古価格: 164円〜
ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし ※一部大型商品を除く
平松 謙三
カスタマー平均評価:  4
何だかんだ言いながら
はじめは、もっとノロの写真満載を期待していたのですが・・・ 正直、猫との旅HOW TOばかりで、つまんないなと思いました。が、やはりたまに見てしまいます。笑。 巻頭のノロ日記を、もっとふんだんに(写真も大きく)使ってくれたら☆5でした。
う?ん。
フランス人の知人が私の家で、この本を手に取り、パラパラやっているうち『ヨーロッパ人は絶対、地球の裏側にまでさすがに猫は連れて来ないよ。犬ならともかく猫の習性を考えたら、それってちょっと虐待に近い行為だよね?きみはどう考える?』と尋ねられてしまいました。ハッとしてしまった!確かに、たぶんフランス人が日本に旅行することになっても、猫は連れて来ないだろうなと思いました。著者は『ウチのコは平気』と思っているのかもしれないけど、北欧での『粗相』のエピソード、一ヶ月もの間、ほとんどの時間を車中で過ごし、しかも毎晩、違う土地の違うホテルで眠る‥そして著者は、ヨーロッパ滞在最後のパリでの3日間を、猫はホテルに置き去りにして楽しみ、それを『さすがに身軽』と喜んでいるあたり、何だか複雑な気分になりました。なぜ猫を連れて行ったの? 著者の文中には『極東からわざわざ猫なんて連れて来た、変わった日本人』として、ヨーロッパで目立ちたがっているような様子も見受けられ、ペット連れでどこへでも行くヨーロッパ人のまねをしたいのかな?というような雰囲気も伝わってき、結局この本には猫の話は超少ないのも気になりました。愛猫のためには長期旅行は避けたいものと改めて気づかせてくれた一冊。
ステキな「家族」
第一の感想は「ノロちゃん、恐るべし!」飛行機も車も全然平気。
いつもどおりに過ごせるかわいいネコなんですね。
この本では、ペットと一緒に旅に出るための、いろんなアイディアや方法が書いてあると共に、これまたすばらしいヨーロッパの車の旅模様も楽しめます。
人間が行くだけでは見えてこない、新しい「旅の本」となるのでは?
どこにいてもノロはノロ
環境と本人(猫)が許しさえすれば、空間や距離を越え、どこでも猫のペースで生きて暮らしていける・・・いや、かえって猫だからこそそれを可能とするのかもしれない。
そんな形而上学的な気分にまでさせてしまうすばらしい本だと思います。

これは、おそらく単なる事象を連ねた文章ではないこと、筆者の心情や猫を通しての猫なりのすごしやすさを素直にてらいなく表現してくれているからではないかと感じました。

そして、色彩に対する美意識を感じる色使い、持ち物、写真・・・黒猫であるノロにでさえ、彼らの美意識を感じてしまいます。

あーん、こんな猫にウチの子も育っていたら・・・と感じざるをえません。
猫好き、ヨーロッパ好きに涙ものの本
正直日本は文化がまだ熟成してないと、ヨーロッパ圏に行くと痛感します
この本に記載されてるのは真実だろうと納得するのも
猫を連れてヨーロッパなら旅行出来るのが分かるからです
猫連れだからといって差別も無ければ、過剰なサービスもしない
大切な日常を提供してくれる
舞い上がりそうな旅行に、日本での日常生活を崩さない猫のリズム
バカンスとしてゆったり過ごす休日旅行
あぁ・・・・羨ましい!!
この本で猫とバカンスしたくなる


本当に心地よいバリ

[ 単行本 ]
本当に心地よいバリ

・神島 琉香 ・神島 蓮
【ベストセラーズ】
発売日: 2001-04
参考価格: 1,290 円(税込)
販売価格: 1,290 円(税込)
 Amazonポイント: 12 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 648円〜
本当に心地よいバリ
神島 琉香
神島 蓮
カスタマー平均評価:  4
写真を見たかったです。
私は、バリに行ったことがないのですが、いつかバリに行きたいと思っているので、レビューで☆五つになっていたこの本を購入したのですが、私的にはイマイチでした。 写真が全く載っておらず、鉛筆画のようなイラストがあるだけなので、特に食べ物やドリンクの話しは実物の写真が載っていればどれだけ美味しそうに見えたことかと思いました。 バリの雰囲気を感じられる写真なんかも欲しかったです。
バリ島に行く前に読んでほしい本
たくさんのバリ島エッセイの本が出ていますが、この本が一番好きです。 コピの香りが思い出されるような描写、バリ島の魅力が鮮やかに感じられます。 食べ物や飲み物の話も良いのですが何よりも筆者の偽りない体験が 素直に書かれていることに感嘆します。 その体験を通して、バリ島の文化や民族性を心に染みるように理解できます。 日本とは明らかに違う感性、民族や家族を信じている彼らの真実。 それらを愛憎で台無しにすることなくきちんと包容していける筆者の人間性には 尊敬の念を抱きます。日本に住んでいる現在もバリ島への愛は変わっていないんだなと。
知らないと損する魅力のバリバイブル
 バリの本当の魅力に触れている本です。どんな旅行ガイドもそうですが、誰もが行くようなところばかりで、結局は口コミや紹介で知ったお店に勝ることはありません。

 この本は誰にも教えたくないような情報を惜しげもなくバリ通が紹介しているコンテンツです。グルメ情報を骨格としながらもバリの人との触れ合い方、買い物の仕方、穴場情報などバリを楽しむ上でのバイブル的要素を備えてます。

 私もバリには3度ばかり行っておりますが、この本の中のちょっとディープなバリ情報」は大変読みごたえがありました。バリに行く予定の方必見の本だと思います。


パリのカフェをつくった人々 (中公文庫)

[ 文庫 ]
パリのカフェをつくった人々 (中公文庫)

・玉村 豊男
【中央公論社】
発売日: 1997-08
参考価格: 900 円(税込)
販売価格: 900 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 137円〜
パリのカフェをつくった人々 (中公文庫)
玉村 豊男
カスタマー平均評価:  4.5
大学受験用に読ませましたね
書いてあることは、それぞれ興味深いものですが、並行してシムノンの「メグレ軽視シリーズ」と合わせると、いっそう内容が引き立つ感じです。パリを散歩すると必ず行き当たるのがカフェやブラッスリー、それにレストランで、玉村氏の文章からも、シムノンの文章からも、その生態がほのかに立ちのぼります。「あぁ、パリはこうなのだ」と感じさせる文章なのですね。 玉村氏のそれは、旅行ガイドや滞在記には求め難い、パリジャンの日常の姿をかいま見ることが出来る、そういう文章です。それに、彼の文章は時に大学入試に出ることがあるようなので、息子と読み合わせをした次第ですが、息子も講釈を垂れるぐらいに入れ込みました。結局は出なかったけれど、読んだ価値はじわりと息子にしみ込んだようで、それはそれで良かった。
意外なるパリのカフェ
 1992年に出た『パリ物語−グルメの都市をつくった人々』の文庫化。
 パリの町を彩るカフェやブラッスリー。しかし、意外なことにカフェのオーナーの8割はオーヴェルニュ人。ブラッスリーもアルザス人によって経営されている。店員もほとんどがその地方の出身者であるという。つまり、我々が「パリそのもの」だと思っているカフェ・ブラッスリーは、本来はまったくパリのものではないのである。
 これはどういうことなのか。玉村氏はさっそくオーヴェルニュを訪れて調査を開始する。フランスの山岳地帯であるオーヴェルニュから、人々がどのようにパリへ流入したか。彼らが「カフェ」という分野で成功できたのはなぜなのか。ブルターニュから運ばれる牡蠣、アルザスから伝えられたブラッスリーについても同様に謎解きがなされる。
 その手腕は見事。非常に説得的な内容で頷かされることしきりだった。
 ふとした謎から意外な真相をつきとめる。玉村氏の良さが凝縮されたような一冊だった。
カラー版でおしゃれー。
実物をみてびっくり!
おしゃれカフェにおいてあってもいいのではとゆう、きれいな写真とおいしそうな文章です。
玉村さんの本、たくさん読みましたが、これはほんとに女性向きの本ナンバーワンではないかしら・・。

インドへ馬鹿がやって来た

[ 単行本 ]
インドへ馬鹿がやって来た

・山松 ゆうきち
【日本文芸社】
発売日: 2008-03
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
 Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 970円〜
インドへ馬鹿がやって来た ※一部大型商品を除く
山松 ゆうきち
カスタマー平均評価:  4.5
ある意味本当の馬鹿の生き様を見よ
人間に与えられたエネルギーは平等ではないと実感する書。 50代も後半の漫画家が突如「日本の漫画をインドに持ち込んで翻訳して売れば儲かるのでは」と思い立ち、語学もコネもなしに実行するというとんでもないストーリー。 しかもその漫画は40年も前に書かれ、なおかつ部落解放同盟から抗議を受け絶版になったという鬼作。なぜこんなマニアックな漫画を選んだのか?なぜドラゴンボールとかワンピースとかにしなかったのか? そういうわけで、様々な、かつ根本的な疑問をカオス的に抱え込みながらも弾丸のごとく邁進する一人のオッサンのノンフィクションである。彼の現実的エネルギーとは裏腹に、漫画内世界がのぼーっ、のぼーっと平坦で、そのギャップがむずがゆい。
面白かったー
インド熱が高くて、いろいろとインド旅行関連の本を買ってます。この本はたまたま書店で山積みになってたところに興味をもち、ネットで書評を見てから買いました。昨今の書店は立ち読みできませんから、、、。 なにしろインド。悔しい目に遭ったことも山ほどあったでしょうが、ネガティブな視点は抑えられていて、恨み言はなし。インドでマンガを売るという破天荒な商談を大胆に進める前人未到の体験をスリリングかつコミカルに描かれてます。ものおじしない好奇心旺盛な著者の経験したインドのサバイバルな生活は、もうあきれるくらい大胆で、何回も読み返してしまいます。滞在中に関わったインド人庶民の姿もリアルに描かれていて楽しく読ませてもらえました。絵もクリーンで読み進みやすく、熟練の技を感じます。 著者がインドで作ったマンガの売れ行きのその後が気になるところです。
共感します。
 この本は単なる旅行記と違い、インドで暮らす者として、大いに共感させられました。 特に山松さんと印刷会社のやり取りは今の自分の姿とだぶるところがあります。 インドに関する本を色々読みましたが、中でもこの本は町の様子、庶民の暮らしぶり、 インドの人の特徴がよくわかります。でも、山松さんは無謀ですね。
インドで発禁処分となった日本マンガ!
 読んでみての感想は矢張りどえらい本だった。インドを一人で旅することだけでもなかなか大変なのに、何と山松氏は単身インドに乗り込み(六十近くになって初めての海外旅行というのも感動的!)、そして日本の劇画をデリーでヒンディー語に翻訳し(英語じゃないところが圧倒的に偉い)、インド人に印刷させ、さらに路上で売り捌こうとしたのだ(実際には、努力のかいもなくほとんど売れなかった)。それにしてもマンガに頻出するヒンドゥ語のやりとりは何とも楽しい(ナヒーン!)。・・・日本にも型にはまらない実に偉い人がいるものだとつくづく感じた。また、インドを長期旅行する人は少なくないとしても、六ヶ月でここまで深くインドと関わった人はいないに違いない、と思う。 ところで山松氏がインドで売り捌こうとした平田弘史氏の劇画『血だるま剣法・おのれらに告ぐ』は1962年、部落開放同盟大阪府連の抗議で長く闇の奥に葬り去られていた問題作だ、と多くの人が指摘する。しかし、『血だるま剣法』は、今読み返してみるときわめてヒューマンな差別反対の書であるのは明らかで、差別の救いがたい暗闇(一例をあげれば差別戒名に見て取れるような)を隠し持っているわけではない。『血だるま剣法』は、問題作というよりはそういうヒューマンでナイーブであるがゆえに大阪府連の抗議をうけたのであろう、というのが僕の感想だ。 山松氏は、そういうきわめてヒューマンでナイーブな差別反対の書、『血だるま剣法』をインドの路上で売り捌こうとした。すごく発想が面白いと思う。差別が、制度・歴史・文化として確立している国へ、ヒューマンでナイーブな差別反対のマンガを突きつけインド人の抗議を期待したのか(かの地で発禁処分にでもなれば本望)、あるいは、差別が露出した国におけるヒューマニズムにある種の連帯を呼びかけようとしたのか、僕としてはいろいろと考えてみたくなる。
「血だるま剣法」を実際に読んでみればこの作品のオモシロさは2倍になるはず?
新聞の書評で「インドで日本の漫画を翻訳出版。しかもその作品は平田弘史の“血だるま剣法”」と紹介されていた。わたしは平田弘史の漫画のファンなのだが、驚きのあまり、そのまま書店へダッシュ!! 著者がインドでの出版にこだわったマンガ家平田弘史は、貸本マンガ時代からマンガ(劇画)を書き続けている数少ない漫画家の一人だ。しかも題材とするのは武士の世界一本。そして、「血だるま剣法」は、貸本マンガとして昭和37年に刊行されたものの、部落開放同盟の抗議を受け、回収・廃棄に追い込まれた作品だ。 そして、04年に青林工藝舎から、そうなるに至った経緯とその次代背景、復刻の意義、当時平田弘史が主張したかったであろうことを詳細に記した監修者呉智英の解説と「血だるま剣法」のリメイク作である「おのれらに告ぐ」を併載するかたちで復刻されるまでは、著者の初期の代表作といわれながら幻の作品と呼ばれていた作品だ。 そんな、我が国においてもその扱いがデリケートにならざるを得ない作品(しかもオリジナル作の方)をインドで出版しようとする考えがオカシイ。でも意味がよくわからない。漠然と、インドに存在するカースト制度とリンクさせたのだろうかとも考えてみたのだがやっぱりよくわからない。 巻末の対談で、作者の山松ゆうきちは「血だるま剣法」をインドで出版しようとした動機を対談者から問われたり推測されたりしているのだが、結局のところ、その答えは「面白かったから」。 そんな、とぼけまくりの人物による“海外起業ノンフィクションコミック(オビより)。面白すぎて腹が捩れます。

パレオマニア―大英博物館からの13の旅 (集英社文庫)

[ 文庫 ]
パレオマニア―大英博物館からの13の旅 (集英社文庫)

・池澤 夏樹
【集英社】
発売日: 2008-08
参考価格: 900 円(税込)
販売価格: 900 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 495円〜
パレオマニア―大英博物館からの13の旅 (集英社文庫)
池澤 夏樹
カスタマー平均評価:  5
時と場所を超えた様々な文明への旅、思索の軌跡にわくわくしました
 大英博物館の展示品の中から好きなものを選び、何百年、何千年前にその品が作られた土地を訪れる紀行文集。著者の分身であるひとりの「男」が、大英博物館を基点に世界のあちこちに出かけ、収蔵品の生まれ故郷に赴いて、古代文明の姿や都市の在りようを見つめ、思索するという体裁になっています。  時と場所を超えて、知的好奇心の世界へといざなってくれる一冊ですね。本文庫に没頭していたここ二、三日間、古代から現代にわたって、世界の様々な場所へと、無形の存在となって精神の旅、思索の旅をした、そんな心持ちになりました。第一級のスリリングな興奮を味わうことができて、わくわくしました。  「男」が訪れた国は、全部で十三。ギリシャ、エジプト、インド、イラン、カナダ、イギリス、カンボディア、ヴェトナム、イラク、トルコ、韓国、メキシコ、オーストラリア。  とりわけ、次の四つの旅が印象に残ります。 ◆アンコール・ワットの遺跡への旅が、人間の意志と自然との戦いをめぐる思索へと広がる『カンボディア篇』。 ◆隣の韓国と日本で共通する点、違っている点の指摘が興味深かった『韓国篇』。 ◆メソアメリカ文明の終末観の異形、その世界観の異様さに魅惑された『メキシコ篇』。 ◆物質から解放され、自由な精神性を獲得したアボリジニの文化、芸術に心惹かれた『オーストラリア篇』。  手元に置いて見てみたいなあと最も強く感じた展示品は、今から四千年以上前の紀元前2350年頃、トルコ(当時は、アナトリア)の遺跡から出土した牡牛の像。大英博物館の第53室に展示されている逸品。銀の鋳物(いもの)で出来ているのですが、牛というより、馬に角が生えたようなエレガントな立ち姿の像。格別、後ろに反り返った二本の角の曲線が素敵だなあと。
収奪か、保護か
大英博物館の収蔵品に触発されて、それが発見された場所へ出かける。 なんてうらやましい企画でしょう。 そうして完成されたこの本は、優れた紀行文であり、また優れた文明論でもあります。 発掘品を大英博物館に集めることは確かに収奪と呼ばれる行為かもしれない。 しかし、その時大英博物館に収められず、ブラックマーケットへ流出した遺物や、 保管管理の行き届かない地元の小さな博物館に収められてその国の内戦で略奪された例だってある。 それならば、政情の安定した国の、多くの専門家が修復・保管に携わり、世界中の人々に紹介されうる博物館に収められた品々は幸運であったとは言えないだろうか。 だが、そうした理屈は結局は先進国のエゴなのか。 大英博物館に収蔵品のないアボリジニの国で悟るこの紀行は、多くのことを考えさせられる作品です。

街道をゆく〈36〉本所深川散歩・神田界隈 (朝日文芸文庫)

[ 文庫 ]
街道をゆく〈36〉本所深川散歩・神田界隈 (朝日文芸文庫)

・司馬 遼太郎
【朝日新聞社】
発売日: 1995-08
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 630 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 61円〜
街道をゆく〈36〉本所深川散歩・神田界隈 (朝日文芸文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  4
面影なし
本所深川については、司馬遼太郎は「歩かなきゃよかった」とでも思ってたんじゃないかと思う。確かに江戸落語の吉つぁん八つぁん熊さん、半公に源坊、本所の叔父さんといったような人情に厚い人びとの故郷だが、ある時期からは宅地と鉄筋の橋があるばかりのありふれた「東京」である。住んでいるのも、鳶の頭も深川芸者もむろん江戸っ子ではなく「東京人」。その辺の苦しさはかなり正直に、ただし陰影を彫るようにして書いているので、珍しく「苦しい街道をゆく」を読んでみたいという好きな読者に向く。で、早々と神田界隈に移行。差し替え企画か何か分からないが、あらかじめ断りでも入れるように、当時電気街だった秋葉原は秋葉神社くらいに触って切っておき、神田の学校の密集してる辺りやら何やらの話へと続く。別に司馬遼太郎が悪いんでも、本所が悪いんでもないのだが、ちょっと寂しい展開。表紙は聖橋のタモトにあるドーム屋根のニコライ堂だが、メインストリートに面してるせいか、今や排気ガスですっかり煤っぽくなった訳の分からない建物、というような感じで、古い結婚式場と言われればそうも見える。隣には何かの医者か何かが入ったビルが建っている。
味わい深いエッセイです
本所深川、神田という都内を歩きながら、そこにかかわった江戸時代〜明治の人々のことを想いつくまま描き連ねたエッセイです。著者の思索に登場するのは、夏目漱石や森鴎外といった有名人から、岩波書店や古本屋の創業者、そして鳶の頭や芸者さんといった無名人まで様々ですが、何れもが、きりっとした人格を持った人々であり、著者の思索につきあっているだけで、その人々が目の前にいるような錯覚を覚えます。しかし、著者はこれらの人々が好きで好きで仕方がないようで、名作「ひとびとの跫音」にも通じる愛情溢れる筆致でこれらの人々を描いています。
著者の筆致とそれらの人々の素晴らしさで、非常に味わい深いエッセイになっています。司馬ファンには是非読んで欲しい1冊です。

天空列車―青蔵鉄道で行くチベット

[ 単行本 ]
天空列車―青蔵鉄道で行くチベット

・長田 幸康 ・長岡 洋幸
【集英社インターナショナル】
発売日: 2007-06
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
 Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,468円〜
天空列車―青蔵鉄道で行くチベット ※一部大型商品を除く
長田 幸康
長岡 洋幸
カスタマー平均評価:  5
列車の様子がよくわかります
チベットに行く前に、予習をと思って購入しました。 青蔵鉄道の中も、写真通り。 唯一違ったのが、乗務員さんで、こんなステキな笑顔の方はいませんでしたが(笑) この鉄道の魅力が十分語られていると思います。 青蔵鉄道おすすめです!もうすこし情勢が落ち着いたら、行ってみてください。

旅のコーフン

[ 単行本 ]
旅のコーフン

・ムラマツ エリコ ・なかがわ みどり
【角川書店】
発売日: 2004-10
参考価格: 980 円(税込)
販売価格: 980 円(税込)
 Amazonポイント: 9 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 300円〜
旅のコーフン
ムラマツ エリコ
なかがわ みどり
カスタマー平均評価:  4.5
お気楽に
「そうそう、あるよね」ってコネタばかりで 旅自慢でもなく、その国についてエラソウに語ることもなく、 友達と雑談してるような感じの気楽な本です。 旅の仕方とか、これいいなって思うところもちょくちょくあります。 ツアー旅行しか行かない人には嫌味に感じるかもしれないですけど。
一連の著作のなかでは、中身が一番濃いかな?
著者達の旅の仕方が書いてある。その程度、ワザワザ本を読んで知る程でもないよ?と思う事から、お、これや役立つかも‥というものまで、まあ色々と書いてある。 著者らの一連の著書に書かれているエピソードは、実に身近な事で、その経験から、例えば当該地域の文化や宗教にまで考えを広げるなどという事は殆どない。あの店員がムカついた、別の店員は親切だった‥とか、そういう事ばかりである。 しかし、そういう身近で卑近な情報だけに内容を限定された方が、読者としては「押し付けがましくない」ので快適なのかも知れない。実際、私はそうした理由からか、なんとなく著者らの一連の著作が好きである。「○○○が背景としてあるので、この国の人は△△△として◇◇◇を考えている」などと、元著名コンサルタント達の御高説を承るのも、それはそれで勉強になるのであるが、たいていそういう御高説は10年位後に検証すると、あまり合ってなかったりする。
ボリューム薄 でも・・・
kmpの著書はいろいろ読ませていただきましたが 毎度写真も文字も小さくて読むのが大変。 この本はひとつの国についてではなく、 今までのいろいろな旅をまとめたもので読みやすいのですが 今回はやたらと「隙間」が多い。 さらさら読んでしまいました。 でもエピソードの一つ一つに地図で場所を記したり kmpらしい気配りがあって好感が持てます。 kmpの旅行記初体験の方にはまずこれがオススメかな。
面白かった!
旅のちょっとした出来事、大事件などが面白おかしく描かれていて
あっという間に読み終わってしまいました!

ほとんどのページが4コマ漫画のようになっていて、
最初めくった時はちょっとスカスカ?と感じましたが、
端に書いてあるイラストやコメントもじっくり読んでいくと
著者のお二人がその時どんな気持ちだったのかが分かり、
すごく楽しめました。
旅の記録の仕方や持ち物など、次回自分が旅行に行くときに
とても参考になるなーと思いました!
この値段でこの内容なら、私は大満足です。

ぜひ隅々までじっくり読むことをオススメします!
またまた笑わせていただきました。
このおふたりの旅物の本はすべて読ませていただいています。
この本も旅行中のおふたりの置かれた状況が目に浮かび、
荷物のパッキングの事も、「そうそうっ!」と思うことがたくさんあり
旅好きな人にはとてもリアルに伝わってきて楽しめる本だと思います。
ただ、文章より絵がほとんどなので、あっというまに読み終わってしま
うのさみしいです。それで申し訳ないですが星4つ。
「エジプトがすきだから。」のボリュームが懐かしいです・・・


アメリカ・カナダ物語紀行 (幻冬舎文庫)

[ 文庫 ]
アメリカ・カナダ物語紀行 (幻冬舎文庫)

・松本 侑子
【幻冬舎】
発売日: 2009-06
参考価格: 600 円(税込)
販売価格: 600 円(税込)
( 在庫あり。 )
アメリカ・カナダ物語紀行 (幻冬舎文庫)
松本 侑子
カスタマー平均評価:   0

晴れ、ときどきサバンナ―私のアフリカ一人歩き (幻冬舎文庫)

[ 文庫 ]
晴れ、ときどきサバンナ―私のアフリカ一人歩き (幻冬舎文庫)

・滝田 明日香
【幻冬舎】
発売日: 2007-02
参考価格: 560 円(税込)
販売価格: 560 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
晴れ、ときどきサバンナ―私のアフリカ一人歩き (幻冬舎文庫)
滝田 明日香
カスタマー平均評価:  4
行動力がすごい!
動物に興味がなかったので、これまでこの本を手にとって見る事がなかったのだが・・・。 タイトルからの印象で、アフリカでずーと動物見ながら遊んで過ごすのかな? と思っていました。 ニューヨークの大学生であった著者がケニアに留学、バイト。さらにボツワナに留学、職探し、ルアンガに面接に行き、働く決意をするまでが綴られています。 (実際は政情不安で、就職していないのですが) 本人は小学校程度しか日本語教育を受けて来なかったと記していますが、内容が濃く、形容詞も豊富で、とても読み応えのある文章です。(紀行文ライターは、特に文章うまくない方が多いので、私的には彼女の文筆力は十分すぎるレベルのものだと思います) 密度の濃い、豊富な体験、そして自分を成長させてくれる多くの人との出会い、彼女の行動力も素晴らしいです。 マサイの現実(当たり前といえば、当たり前ですが・・)には、少々色褪せを感じますが・・・。 彼女のお父さんが凄い! こんなに子供を信頼して、望み通りに生きさせてくれる親・・・我が子なら、笑顔で送り出せるかどうか・・・自信ないです。
アフリカにはまる
 2000年に二見書房から出た単行本の文庫化。  著者は日本人だが、ほとんど海外で育ち、アメリカの大学からケニアへ留学、やがてケニアの学校に入って獣医になったという人物。  本書は、獣医になろうとする以前の話。アメリカの大学在籍時代、それからケニア、ボツワナでの留学体験、レソト、ザンビアへの旅や仕事の話も織り込まれている。  アフリカでの体験談としても面白いが、むしろ、自立して大人になっていく時期の、女性の内面を描いた本として読むべきなのだろう。周囲に流されて生きてきたのが、アフリカと出会い、すごい勢いではまり込んでいく。その中で人生の目標も見出し、そこに向けて頑張っていく。  瑞々しく、力強い本で面白かった。 本人も認めているように、日本語としての文章には難あり。
夢を追い求める若者のすがすがしさ
 アメリカで学ぶ女子学生が大学卒業を間近にしてアフリカに目覚め、遂にはケニヤで獣医になる決意をするまでを綴った一種の旅行記です。文章も読みやすく、アフリカの美しい風景が目に見えるようです。また同じアフリカでもいろいろなところがあるのだということがわかりました。しかし単なる旅行記ではなく、獣医の道に至る長い道のりを、両親や行く先々で知り合った人に支えられ自分のアイデンティティと夢を真剣に求めて行動し続ける女性の姿がとても印象的でした。筆者があとがきで書いている「夢を語るときは、『○○になりたい』というのではなく、もっと具体的に『○○になって○○をしたい』という思考に変えていかなければいけない」という言葉を若者に、そして本文中のお父さんの言葉「年配の人はな、若い奴が夢に向って上がっていけるように、梯子をかけてあげるんだよ。自分だけでは、初めの一歩は難しい。一歩をどう踏み始めるかをアドバイスするのが、経験をつんだ年配の人の役目なんだよ」を年配の人に聞いて欲しいと思います。
アフリカの「匂い」を感じる本
02年、ムーディーズが日本国債の格付けを下げ、「アフリカのボツワナと同列になった」と話題になったことがあった。 たいていの日本人は(私も含めて)、ボツワナについてはアフリカの貧乏な国なんだろうなというような漠然としたイメージしかなかったと思われるが、どっこい、ボツワナって良い国なんである。 政情と治安が安定していて、ダイヤモンド鉱山のおかげで国民経済もそこそこ豊か。 そういう国に勉強しに行って、ホームステイして、「アフリカのお父さんお母さん」とどっぷり交流してしまう。 この本からはアフリカのサバンナの「匂い」が立ち上がってくる。 現在、筆者はケニアのマサイマラ国立保護区で獣医をしているという。 今ちょっとケニアは大変な状況なんであるが。

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 更新日 2009年7月11日(土)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク