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[ 単行本 ]
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英国で一番美しい風景・湖水地方 (Shotor Travel)
・木谷 朋子 ・辻丸 純一
【小学館】
発売日: 2003-04
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
Amazonポイント: 17 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,199円〜
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・木谷 朋子 ・辻丸 純一
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カスタマー平均評価: 4.5
穏やかな気持ちになれる本 緑色の自然が美しい風景写真がいっぱい載っています。
家も素朴なものからお城までのっています。
寝る前にめくるのにぴったりの本です。
おすすめです。
自然を大切にし歴史を尊ぶ英国人気質 ワーズワース兄妹やピーター・ラビットなどで日本でもあまりにも有名になった湖水地方。まだ行ったことはないが、カラフルな写真をみているだけでも、充分に楽しめた。自然を大切にし歴史を尊ぶ英国人気質というものの素晴らしさ。一度こんなところに住んでみたい。それも何百年も続いた古い家にひなびた骨董家具を揃えて。そんな思いにさせてくれる本である。
日本にはない風景! ピーターラビット、或いはワーズワースの愛着などで知られる英国湖水 地方。 この本は、コッツウォルズのものすごくきれいな写真をふんだんに本シリーズで 紹介された辻丸氏の写真が半分、木谷氏の文章が半分、といった構成に なっており、きれいな写真も文章もたっぷりの、薄さのわりにはボリュームの ある本。 湖水地方のさまざまな地域をまんべんなく、幅広く紹介し、実際にどのような 観光ができるのかまで紹介してある。山、湖から貴族の館まで、いろいろと 載っている。 湖水地方は、微妙な標高の山々と湖がきれいだが、やはり日本では見かけない 風景である。何だか、先史時代を思わせる地形だ。建物もグレーの石で、 のどかだけれど寂しい、荒涼とした感じ。けれども観光がさかんで人が たくさんいて、地元の人も生活していて・・・多様な側面をみせる地域だと 思った。巻末にはホテル紹介がついている。ベッドカバーとカーテンが 同じ花柄の布になっていたり、ソファもウィリアム・モリスの壁紙くらい 凝った模様がついていたり。内装も興味深く見た。
文章が結構多い 写真をふんだんに使ったイギリス湖水地方の紹介本。この種の本にしては文章が多く、読み応えがあった。ウィンダミア、ホークスベッド、ケンダルなど湖水地方の主要な町ごとに、街の様子や見所、美味しいものなどが解説されている。旅行者へのちょっとしたアドバイスやホテルの紹介も行われているが、ガイドブックとして有用というよりは、家で楽しむための構成と思う。
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[ 大型本 ]
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るるぶギリシア・エーゲ海―アテネ サントリーニ島 ミコノス島 クレタ島 ロドス島 (るるぶ情報版 (B11))
【JTBパブリッシング】
発売日: 2008-06
参考価格: 1,350 円(税込)
販売価格: 1,350 円(税込)
Amazonポイント: 13 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,120円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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CD‐BOOK 関口知宏の音楽でめぐる鉄道の旅
・関口 知宏
【徳間書店】
発売日: 2008-07
参考価格: 2,730 円(税込)
販売価格: 2,730 円(税込)
Amazonポイント: 27 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,500円〜
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・関口 知宏
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カスタマー平均評価: 5
旅人 関口知宏 の考え方に触れる本 この本は俳優でもあり旅人でもある
関口知宏さんが2004年から
スタートさせた鉄道の旅を
自ら作った歌とともに振り返る
総集編的な本です。
関口知宏さんは、間違いなく
これからの日本を背負って立つ
大人物になるのでは?
そんな予感を抱かされる様な
感動的なセリフや彼が悩み学んだことが
旅の隙間ににじみ出ています。
関口さん自身 4年前まで
様々な悩みを持たれていて
ふと導かれた大室山で
それが一気にビジョンとなって
目の前に現れたようです。
その神秘的な体験から彼は毎年
7月の26日に近い日曜日に
旅の小休止として大室山に戻り
ファンの皆さんとその原点に立ち返って
非常に意味深いイベントをされています。
そのことも本には記載されています。
(大室山の写真など..)
付随されている彼の音楽CDも
世界のそれぞれの場所の
雰囲気、出会った人々や音楽を
そのまま受け入れ
どの曲も素晴らしく神秘的です。
特に2曲目の関口さんが歌う“旅のうた”
10曲目のニ胡の音色が琴線に触れる“零?リン”
は是非 聴いて欲しい美しい歌です。
いやはやもう彼の存在自体が
美しく神秘的なんですけどね。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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ブエノスアイレス 雑貨と文化の旅手帖
・栗本 斉
【毎日コミュニケーションズ】
発売日: 2008-05-27
参考価格: 1,869 円(税込)
販売価格: 1,869 円(税込)
Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,310円〜
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・栗本 斉
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カスタマー平均評価: 5
旅した気分になれる! 旅行する予定がない人でも、読み物として楽しめる本です。写真もきれいだし、幅広くブエノスアイレスの文化や現在の様子を知ることができます。かわいらしい本なので、何度も読み返して旅気分を味わい楽しませてもらってます♪
内容紹介 日本初の本格的ブエノスアイレス・カルチャー・ブック!
ヨーロピアンテイストの雑貨屋さんと洒落たカフェ。
おいしい肉料理や魅惑のタンゴ……。
地球の裏側、アルゼンチンの首都「ブエノスアイレス」おしゃれ案内。
【序章】 ブエノスアイレスとは
【1章】 雑貨とファッション
ホァナ・デ・アルコやトラマンドといった日本でも注目を浴びるファッション・ブランドや、雑貨屋などを厳選してセレクト。フェリアと呼ばれる青空市も合わせて、ショッピングの楽しみ方を徹底的に紹介!
【2章】 カフェとレストラン
市内最古のカフェ・トルトーニから、オーガニック料理が楽しめるプロビデンシアまで、おしゃれで美味しいカフェとレストランの完全ガイド。名物の肉料理やスイーツ、ワインやマテ茶など、アルゼンチンの食文化がわかる!
【3章】 音楽とカルチャー
タンゴはもちろん、話題のコンテンポラリー・フォルクローレやアルゼンチン音響派など、音楽情報が充実。映画や本の紹介から、ストリート・アートやサッカーの楽しみ方など、カルチャーに関する情報が満載!
【4章】 散歩と旅の風景
最も有名な観光地カミニートやレコレータ墓地、そしてなごめる公園や夜景コレクションまで、散歩してみたいエリアを紹介。一言スペイン語会話や、ブエノスアイレスを離れた小旅行の勧めも!
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[ 単行本 ]
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蔡瀾(チャイラン)の香港を丸ごと味わう―食在香港、食在蔡瀾 (アジアの新しい旅シリーズ)
・蔡 瀾 ・菊地 和男
【河出書房新社】
発売日: 2008-10
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
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・蔡 瀾 ・菊地 和男 ・蔡 瀾
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カスタマー平均評価: 3.5
写真もきれいです 食べるの大好きなチャイランさんのおすすめだけあって、高級店も大衆的なお店も紹介されているのがすばらしい。見ているだけで香港に行きたくなってしまいます。
チャイランさんのレシピも載っていましたが、それよりはもっと沢山のお店を紹介してほしかったのと、オールカラーだったらよかったなあという意味を込めて、星3つにしました。
香港のレストラン愛している人に! だれもレビューを書いてないようなので・・・。
この本は
第1章 蔡瀾の行きつけのレストラン・・・10軒紹介
第2章 蔡瀾の朝食・・・5軒紹介
第3章 蔡瀾の昼食・・・10軒紹介
第4章 蔡瀾の料理・・・6種
とコラムが5編の構成で、いつもながら蔡瀾さんならではの、常連でないと分からない裏話や料理の方法など、香港のレストランや中華料理が好きな人にはお薦めの本です。個人的には天香楼の「大根の漬物」の漬け方だけ読んでこれは是非購入しておこうと思った次第です。だってあの「大根の漬物」は絶品ですよ!また、第4章の蔡瀾の料理は余計だったかな。第4章を書くより他の店を紹介して欲しかったです。瀾さんのコメントもさることなら、蔡瀾が信頼し、食べたくなる料理の写真を撮ると絶賛する菊地和男カメラマンのひとことも短いながら説得力があります。そちらも併せて推薦します。香港で行くレストランが決まったらこの本を開いて自分で食べたい料理名をメモして持って行くと良いかも。値段も書いてあるから安心して間違いなく注文できます。または、香港に行った後に開いてみるのも楽しいかも。
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[ 単行本 ]
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高野優の子連れ地球上陸大作戦―ハワイ編
・高野 優
【幻冬舎コミックス】
発売日: 2005-08
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
Amazonポイント: 10 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
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・高野 優
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カスタマー平均評価: 3.5
子連れで。。。 高野さんの本はいつも楽しんでいます。子連れでハワイ。実は実際3年前に行く機会があり参考にしていました。次回機会があれば実行したいです。高野さんの行動力はいつも驚かされてます。子育て中なのでよいアドバイスがたくさん。疲れたり、迷ったりしたときのオアシスです。最近は5歳の息子もシオちゃんが大好きのようでいっしょに読んでます。
子育て中なので・・・ 子連れでハワイに行こうかと思い 色々物色していたところ いきあたりましたが
高野さんの本はいっぱいでているそうなので また 他にも買おうかなーと思いました。
思わず じーんときたりしましたし 子供の気持ちなど よくかけてあったりして
おもしろかったです。
子連れ旅って 子育てマンガの初期の頃は何度も読み返すほど好きでしたが今は図書館でいいか、という感じになってしまったのは、やはり初期の勢いが薄れてきていると感じるせいでしょうか。でも前回のサンフランシスコ編と今回のハワイ編は子持ちハハには心強い本になると思います。日々疲れて海外なんて、と思っていたのですが、行ってしまえば子連れでもなんとかできるかも、なんて夢がもてます。比較的安全な地域でなおかつ用意周到に越したことはありませんが、コブ付き旅には勢いも必要。こんどは高野ファミリーにはオーストラリアに飛んで欲しいです。個人的に私が子連れで行きたいだけなのですが。
続編も希望! デザインといい、装丁といい、なかみの作りといい、ものすごくこってて、かわいい。よみごたえもたっぷり。 カラーのマンガになれてる私にとっては、いささかものたりなさもあるけれど…。 前回のサンフランシスコ編のときは、サンフランシスコが雲の上というか、そんな感じでしたが、今回のハワイ編は、私でも行けそう!私も行ってみたい!そんなきもち。 すぐにとはいかないけれど、いつかこどもを連れて。わたしもハワイに行ってみたいな。
この価格はもったいない わたしも高野さんの本は一応すべて読破しています。 しかし、初期の本はぼろぼろになるまで繰り返し読んで 今でも愛蔵しているのですが、 最近何作かは買ってすぐ売る、の連続。 今回も残念ながらそうなってしまいました。まずタイトルを見て、サンフランシスコ編で危惧したとおり、 やはりこれをシリーズ化するのか、、とげんなり。 日常生活をつづって本になっていた頃から 明らかにネタのために生活をするようになって来たのが残念。 三姉妹の成長をとりあえず読みたい、というファンが 一定数はいると思われるので、それに甘えている、としか いえない内容だと思います。とりあえず他作品を知らず にいきなりこの本を読んだひとなら まず、「他人のこどもがただどうしたこうした をただかかれてもおもしろくないわ」 と思ってしまいそうです。初期の作品はそのあたり すべてのこども関係のエピソードがいったん冷静な 目でフィルターされているような、 こどもがいる人でもいないひとでも普遍的に楽しめる 作品だったと思うのですが。 値段にしては文字通り薄かったですし、 中身も(マンガ、文章両方)薄かったと思います。 こどもの写真も多いし、まさにとりあえずずっと 三姉妹の成長を読んできたひと向け、としかいえません。 それからハワイで霊体験をしたらしいのですが、その 関係の記述がかなり多かったのも 個人的にはちょっとうんざりでした。(そういう方向に 転じる、という例がちまたにあふれているので)
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[ 単行本 ]
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マッコルリの旅
・鄭 銀淑
【東洋経済新報社】
発売日: 2007-07
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,482円〜
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・鄭 銀淑 ・鄭 銀淑
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カスタマー平均評価: 5
ああ、また韓国に行きたくなったよ 韓国映画のすばらしさに目覚め、韓国のことをもっと知りたくて、
韓国と名のつく本を片っ端から読みあさり、
そして出会ったのがこの著者の『韓国の美味しい町』という本。
やっぱり韓国料理って奥が深いなぁ、やっぱり現地で食べなきゃなと
思わずにいられませんでした。
また、『韓国の昭和を歩く』では、未だ韓国全土に残る、
占領当時の日本の痕跡を知りました。
ただしそこには、ささくれだった反日感情(恨)はありません。
あるのは、現地に残存する真実と歴史を淡々と語り、
ほんの少しだけ、読者に想像力を求めるスタンス。
そしてこの『マッコルリの旅』。
ウンスクさん! とうとうやっちゃいましたね!
趣味まるだし、酒好き人間好きな、自分をさらけ出した本作。
(一応、各地のマッコルリを紹介する本という体裁なんでしょうが…)
難しい話は抜きにして、アジョシ(おじさん)もアジュンマ(おばさん)も
まぁ、一緒に飲みましょうよ! ほら、美味しそうなホンオもあるんだし!
そんな著者のあったかい人柄が、全編にあふれる本当に熱い本です。
ますます韓国が、そして人間が好きになります。
しかし、この著者は本当に韓国育ちなんだろうか?
東京に留学経験はあるそうだが、なんとうまい日本語なんだろう…
文法的に正しいとかそういうことではなく、
日本語の微妙なニュアンスを熟知しないと、とても書けないレベルの、
短いセンテンスで明快、なおかつ深みのある文体です。
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[ 文庫 ]
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世界最低最悪の旅 (幻冬舎文庫)
【幻冬舎】
発売日: 2003-08
参考価格: 520 円(税込)
販売価格: 520 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 80円〜
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カスタマー平均評価: 4.5
世界あれこれ これを読むことにより旅はいいことばかりじゃないんだよ、と理解できる。
けどそんなことが逆に思い出になるんだろうな。
いろいろな国のエピソードが載っててけっこう域が広いと思った。
旅行に興味がある人は是非読んで欲しい。
抱腹絶倒!旅のネタ全集! 「旅行人」編集長の蔵前仁一さんの書かれたバックパッカーものの本はお読みでしょうか?それはそれで、体験を通じたエピソードや感じられたことなどが綴ってあり、バックパッカーもんの旅のエピソードとしておもしろいものです。 今回の「世界最低最悪の旅」とは、タイトルをみれば、すんご〜〜い最低の旅をして金輪際海外旅行なんか行かないぞ!って思われるほどの最悪なたびのエピソードをつらつらと書いているんかな?って思われることでしょうか。 実は、抱腹絶倒の旅のエピソード。百戦錬磨のバックパッカーもんが自らの旅で体験したおもしろいネタを蔵前仁一さんが厳選しまとめ上げたものです。 だから、ネタがひとつの本に集約してて、思わず熱中して一晩で呼んでしまうことでしょう。 もちろん、この本を読んで、旅ってこんなにおもしろいことがあるんだなって、魅惑たっぷりになり、思わずバックパッカーをやっていみょうかってなことになるでしょう。
ヒサンな旅は自慢のタネ!? バックパッカーもメジャーとは言いがたくとも、珍しくはなくなった昨今。 編集長自らおっしゃる、多分日本で唯一の、個人旅行者のための旅行専門雑誌である、 「旅行人」という雑誌(前身は「遊星通信」)。 その読者たちが書き送った、旅先でのドタバタの顛末集。 数年前に刊行された、ボリュームたっぷりの「世界の果てまで行きたいぜ!」と「世界が私を呼んでいた!」を再編集して、改題、加筆した本。 グレゴリ画伯の絵もいっぱい。 列車内の座席で駅員が平気で休憩していた中国、今は改心したのだろうか? 毛穴がつまって呼吸困難になったというK女史、今頃はどうしておられるのやら。 岡崎大五氏の「バツイチになる日」は何度読んでもうならされる。 それにしても、バンコクってそんなにオカマさんが多いんだろうか。 (確かめるのもコワイ。) この本で、小説よりも悲惨な、しかしなぜか笑える旅の実態をもっと読みたい! と思ってしまった方、 上記の「世界の果てまで行きたいぜ!」と「世界が私を呼んでいた!」を 読むことをおすすめします。 もっとディープな世界を堪能できます。 まずは入門編、ということで。
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[ 文庫 ]
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黒龍江への旅 (岩波現代文庫)
・高野 悦子
【岩波書店】
発売日: 2009-06-16
参考価格: 1,155 円(税込)
販売価格: 1,155 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 680円〜
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・高野 悦子
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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美しい夏の行方―イタリア、シチリアの旅 (中公文庫)
・辻 邦生
【中央公論新社】
発売日: 1999-07
参考価格: 760 円(税込)
販売価格: 760 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 25円〜
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・辻 邦生
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カスタマー平均評価: 3.5
旅の思い出に 著者が旅したイタリアの思い出を綴ったエッセイです。
前半はローマからフィレンツェとまわりの小さな街について、後半はシチリアの旅です。
イタリアについて語っているというよりは著者のイタリアへの熱い思いを語っている本なので、まだ行ったことがなければ読んで行きたいと思うかは疑問。
わたしはシチリアには行ったことがなかったので、後半は正直読んでてつまんなかった。
でも前半のローマやフィレンツェの部分はとってもよくわかる。
特にフィレンツェへの思い入れには共感するものがあって、あの街を訪れた時の感動が甦ってきました。
ポンテ・ヴェキオや瀟洒な宮殿を巡ってメディチの歴史に想いを彷徨わせたいと願う人にはお勧めの本です。
印象と美 1989年に出た単行本の文庫化。
もともと雑誌『マリ・クレール』に掲載された紀行文で、内容のなさ、何となく洒落ていること、文章の軽さが、いかにもそれっぽい。
前半はローマやフィレンツェなどイタリア本土、後半はシチリア島を訪れ、教会や美術館を見てまわっている。その紹介に、著者の思い出や歴史の話などが織り込まれていく。文体の優美さを味わうのが正しい楽しみ方であり、内容の希薄さを責めてはいけないのだろう。
写真も多数あるが、それほどのものではない。
旅行ガイドならば・・ 旅行ガイドとして、また一度訪れたことのある人が思い出を反芻することを目的としてならばまずまず楽しめる本であると思われるが、残念ながら辻邦生の若いころの輝きからすると、悲しいくらいの駄作といわざるを得なかった。辻の紀行文ならば、もっと他の本を先に読むべきである。
カラー写真がふんだんに入った美しい旅行記です。 シチリアに行ったことがないので、情報収集するために購入しましたが、雑誌「マリ・クレール」のために書かれた紀行文だそうで、『美しい夏の行方』『海に向かって夏』の2編からなり、前編が中部イタリア、後編がシチリアを扱っています。全般にカラー写真がふんだんに入って、読んでいると映画“眺めの良い部屋”の一シーンに身を置いているような、情緒的な気分に浸れました。 シチリアについての記述が非常に詳しく、現在の状況も書かれていて、大変参考になりました。そして、フィレンツェ、ローマなど既に訪れたことのある都市については、ページ数は少ないながらも、着眼点が素晴らしく、的を得た記述が多く、なるほどなぁと自分自身の旅行を思い起こしながら楽しく読めました。
旅の余韻にひたれます。 シチリアからローマへの旅行の前に読んだ時は、なんとも思わなかったのですが、帰国後に読み返して、自分も著者と同じ気分になっていることに気づきました。夏の南イタリアからの帰国後にどうぞ!余韻にひたれます。
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