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[ 単行本 ]
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東京散歩
・雅姫
【扶桑社】
発売日: 2009-01-24
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
Amazonポイント: 14 pt
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 990円〜
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・雅姫
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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日本《島旅》紀行 (光文社新書)
・斎藤 潤
【光文社】
発売日: 2005-03-17
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 398円〜
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・斎藤 潤
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カスタマー平均評価: 4.5
島に行くために島に行く 島は街中に住んでいる人にはとてつもない異郷です。
文化,自然,コミュニティ,どれをとってもあまりの違いに,訪れる人たちはなべて研究者になります。
その物流と経済的問題に目をつけた人は社会学者に,
祭りに魅了された人は民俗学者に,
生き物や草木の違いに注目した人は生態学者に,半日も島内をぶらついているといろいろと取っ掛かりがつかめます。
著者はいろいろな「?」がなげかけられる島を旅し続けます。
警戒心を持つ島の人々ににこやかに挨拶しては,地のお酒を呑みます。
そして分からないことは分からないまま島を後にします。
未知を探ることは一番楽しい旅の姿だと思いますが,きっと著者は一生体が動く限りこの楽しい旅を続けるのでしょう。
また次の旅が終わったら,そのお話をまとめておすそ分けしてくださいね。
滅多にいけないそんな旅 好きでなければまず行けない、そんな島旅。
数人しかいない島、定期便がない島…行く事はなかなかできなくても
そんな島に気分だけでも誘ってくれる本です。
南大東島に行きたくなりました
行ってみたいなあ。そう感じさせる本です。 〜タイトルに引かれて読み始めたのですが、楽しい本でした。 島国日本の中の小さな島、離島と言われるところの情景、くらし、生活、文化を紹介してくれる本です。 8つのテーマ、計34の島が紹介されています。 その島に渡るまでがドラマになり、人との出会いがドラマになり、その会話もドラマになる。 著者は、その島での生活を「豊かさ」というキーワードか〜〜ら、問いかけているようです。 「こんなもんしかないけど」と出される食事、料理の豪華さ、新鮮さ、おいしさ。 そしてゆっくり流れる時間の豊かさ。 行ってみたいなあ。そう感じさせる本です。〜
惜しみなく☆をつけたい気分 私は島にも旅にもさほど興味があったわけではないけれど、東京神田の三省堂に行ったら、この本がワゴンに山積みになっていたので、なんとなく手に取りました。パラパラめくっておもしろそうだったので買ってみましたが、へたなフィクションよりもずっと没入しました。 島人との出会い、暮らしぶり、歴史や文化が、旅のおもしろさとともにぎゅぎゅぎゅっと凝縮されていて、ページをめくるたびに、弾むように目の前に転がり出てくるという感じかな。長年、島に魅せられて旅をしてきたという筆者の島への執着ぶり(こだわりなんてものではない!)は、読む価値大!です。
骨太の旅行本 この筆者は、かなり旅をしている。今回は「島」の話だが、日本中をくまなく旅をしている様子が伺える。旅の醍醐味である「出会い」を大切にしていることが感じられて好感がもてるのがいい。人との出会い、食事との出会い、酒との出会いなど臨場感がみなぎっていてあたかも自分で旅をしている気になってしまう。私もこのような旅をしばらくしてないが、この本を読みながら疑似体験をしたいと思う。いつの日か筆者のようにのんびりと島旅するのを夢みながら。 次回は「世界の島」を期待する。
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[ 文庫 ]
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オーパ、オーパ!!〈アラスカ篇 カナダ・カリフォルニア篇〉 (集英社文庫)
・開高 健 ・高橋 昇
【集英社】
発売日: 1990-11
参考価格: 1,000 円(税込)
販売価格: 1,000 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 268円〜
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・開高 健 ・高橋 昇
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カスタマー平均評価: 4
文庫では・・・・ アマゾンを扱った初代「オーパ」の続編としてアラスカ編」「カナダ・カリフォルニア編」を合本した文庫本。
好奇心を満たすための行動力というキーワードにそった、行動派「作家」開高さんの真骨頂であり、このシリーズは、「小説家」と区別した場合の「作家」もしくは「文筆業者」としての彼の最高傑作だと思う。
しかし・・
正直言うと、文章で読ませる本というより、写真と合わせて楽しむ本だと思う。
初版の大型本の迫力は、望むべくもない。
DVDでなくCD?ROMでいいから、写真集を充実していただけないものであろうか?
オヒョウとバス 『海よ、巨大な怪物よ―オーパ、オーパ!! アラスカ篇』(1983年)と『扁舟にて―オーパ、オーパ!! カリフォルニア・カナダ篇』(1985年)を一冊にまとめて文庫化したもの。 前半のアラスカ篇はオヒョウ釣り。巨大な獲物を豪快に釣る。しかし、開高氏はどこか空しさを感じている。釣りの楽しさ、戦いの高揚感にのめり込んでいかない態度が文章の深みを増している。 後半のカリフォルニア・カナダ篇はブラックバスとチョウザメ。こちらの出来が悪い。釣りにおける虚無感とか悲壮感が乏しく、一気に冷めてしまった。釣り以外の観光部分が多いのも残念。普通の旅行記として読めば面白いのだが。 写真のレベルが高い。
開高健好きでなければ読みきれない タイトルにあるとおり、アラスカ篇とカナダ・カリフォルニア篇。2部構成と考えた方が良い作品です。 ベーリング海の孤島セント・ジョージにて、大自然の猛威に挑みながら野獣オヒョウを吊り上げるまでの格闘と、自然の厳しさ、孤島に住む島民の刹那さをダイレクトに表現している。 「釣ってこんなに大変なんだ。よくもまぁそこまでやるよ。」 と感心してしまうばかり。 後半は実際の体験がアラスカに比べるとのんびりとしたものだったこともあり、ダラダラと間延びした感じになってしまう。 実際の現場を想定させてくれる書き方といえば、そうなのだが、前編が荒々しかったため、少々物足りない。 しかし、そんな中にも著者らしい表現が織り交ぜられており、カリフォルニアの雄大さが感じ取れる。 「ナパに行ってみたい」 と思ってしまった。 前半だけでこの本は満足。開高健好きでなければ読破できないかも。
釣行記としては「オーパ!」に及ばず 「オーパ!」がアマゾンの釣行記であったのに対し、これはアラスカ編、カリフォルニア・カナダ編と銘打たれている。しかし、釣行記として面白いのはアラスカでのオヒョウ釣りの方だけであって、後半はだんだんだれてくる。釣りが主体ではなくなり、ふつうの旅行記に近づいてしまったせいだろう。文章の密度は明らかに低下している。また、食べ物の話が多くなり、グルメではない私としては、内容自体どうでもよくなった。 それにしても、彼の文体は相変わらず男のそれで、強靱そのもの。但し、あちこちからしみ出た体液を拭わない野性の名文であるから、読む側にも体力がないと辟易してしまう。私にとって本書の後半は、心身ともに最低の状況下で読んだものだから、よけい消化不良になった。腰を据えて読めばもう少し面白いのかもしれない。
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[ 単行本 ]
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列島縦断鉄道12000kmの旅 絵日記でめぐる43日間
・関口 知宏
【徳間書店】
発売日: 2004-10-23
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 299円〜
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・関口 知宏
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カスタマー平均評価: 4.5
記念すべき第1弾の絵日記がこちらです。 NHK番組で紹介された(最長片道切符の旅)第1弾の記念すべき俳優 関口知宏さんの絵日記がこちらです、番組で観ていても思ったのですが、一見、自由に描いている様で遠近法など基礎がしっかりとしている絵柄に感心をしてしまいました、関口さんは絵もしくは漫画をどこかでみっちりと勉強していた時期があったのではないでしょうか?芸術ごとが大好きな関口さんですから、その可能性は大ですね、登場人物も皆、実に生き生きと魅力的の描かれています、完成度がかなり高い絵柄でその時その時の関口さんの感想も実に面白い、買って読んで実に癒され、感性を刺激されました、これはお勧めです。
旅の素人による新鮮な感動 今や日本を代表する鉄道トラベラーになった関口知宏の絵日記第1弾。第3弾まで続けて読むと、絵はだんだん洗練されてくる。
だが、最初の最長片道切符の旅は、私のような鉄道マニアが見過ごしがちな、旅の素人である関口が素直に感じた驚きが伝わってくる。
というわけで、この絵日記は3つともまとめて読むことをお薦めする。
この絵日記、欲しかった! 関口さんが旅の途中で描いていた絵日記、出版されないかな? と思っていました。
旅の記録は基本的にメモや写真だったりしますが、多く出かけるほど写真の山に… 思い入れのある写真だけに捨てられず、困るところです。そこで旅をしながら絵日記を描いている関口さんの姿をみて、いい「旅スタイル」だなと思いました。
この絵日記に関口さんが旅先で感じたこと、印象に残ったことが収められています。それは車内で語らう姿だったり、何気ない車窓だったりします。絵ですから、想像したことも記録できるわけです。絵が描ける関口さんがうらやましい。
風景や人々がほのぼのとした雰囲気で描かれています。関口さんはこの旅の途中で歯痛に襲われますが、その時の絵も… そこには歯痛で膝をかかえる自分と、旅先の金魚しか描かれておらず、背景も全く無し。そんな関口さんの自然体がこの絵日記からも伺われます。
絵日記ってイイね。 列島縦断鉄道12000kmという優れたコンテンツを引き立てたのは関口知宏さんの人柄なんだけど、
それを下支えしたのは毎日放送したことと関口さんが描く「絵日記」だと思う。
もし週1回の放送だったなら、番組の良さも絵日記もさほど引き立たなかったかもしれない。
彼の絵日記を通して、視聴者も旅をして絵日記を書いてる気持ちになれた。
この番組が好きな人、旅が好きな人、日記・絵日記が好きな人。
ぜひともお買い求めを。
ブラリ旅にいきたくなる! 写真で見るとまた旅のよさと関口さんのよさがじわりじわりと味わえます。行くとこ行くとこ全部を楽しめている旅の仕方にあこがれます。 これは旅の参考にできそうです。保存していても自己満足しそう。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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旅のカケラ―パリ・コラージュ
・三枝 克之
【角川書店】
発売日: 2002-11
参考価格: 2,100 円(税込)
販売価格: 2,100 円(税込)
Amazonポイント: 21 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 165円〜
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・三枝 克之
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カスタマー平均評価: 5
写真だらけの見て楽しいガイドブック 普通のガイドブックと違い、パリの町並み・マルシェの風景・売っている果物や野菜。お洒落な信号機や道路標識。パリの生活観を写真で味わえる内容です。もちろん写真だけでなく、カフェでのメニューの紹介や、メトロの乗り方など、すごくわかりやすく、さらに、フランス語によみがな付きで大変参考になります。
パリ旅行を味わえる本! 旅心がうずきだした時に、あなたはどうしますか?ツアーパンフを見る?ガイドブックを読む?確かに旅の気分を高めてくれますが、この本は開けた途端に、あなたをパリへ連れて行って旅行をスタートさせてくれます。名所や、ブランドだけではない、自分で感じる普通のそれでいておしゃれなパリです。パリを訪れたことがある方はもちろん、これからの方も、おしゃれなパリを堪能できること間違いありません。パリを4回訪れた私も満足のパリ旅行が待っています。ぜひこの本を開けてパリを歩いてみて下さい。
パリをこよなく愛してやまない人のために 個人旅行の視点で作られたパリのカタログとも言えよう一品です。見易い。 パリの人々の1ページ、パリの門だけがたくさん写された1ページ パリの橋、電車、駅からマルシェの様子まで 見てるだけでわくわくします。 それでいて、情報量が多い! 行った人にも、これからの人にも、おすすめです。 パリの匂いが薫り立つ、素敵な一冊です。
パリのカケラがいっぱい詰まった一冊! パリの街を歩いていると誰もが目にするもの、光景がたくさん! 普段の何気ない街の様子、生のパリを見ることができます。 パリを歩いたことがある人なら、「そうそう!これがパリなんだよ〜!」と思わず言いたくなるような本です。ページをめくるたび、きっと旅の思い出がよみがえり懐かしくなるはず!!
飽きない! もう10度以上読み返していますが全然あきません。 写真も沢山乗っているし、フランス語の単語や会話もちょっとあったり 情報に富んでいるのです。ガイドブックも読むのは面白いですが また違ったパリを見られます。 続編があればいいのになって思います。 他の国で。
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[ 文庫 ]
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東京を江戸の古地図で歩く本
【河出書房新社】
発売日: 2004-06-15
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 540 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 400円〜
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カスタマー平均評価: 3
歩いて欲しかった お岩さんが、実は、幸せな人生を過ごしていたって言うことはトリビア級ですけど。。。。江戸の薀蓄本としては良いかもしれませんけど、そういう本はたくさんあるので、本の名のとおり、古地図どおりでないかもしれないけど、歩いてみるという行為が見える内容にして欲しかったと思います。
今も残る江戸情緒なんていう表記もあるので、それこそ、今を、古地図上に展開すると他の薀蓄本とは違った一冊になるんじゃないかと思いました。
あと、なぜ江戸時代の地図は西が上に書かれたのか?という薀蓄から始まるこの本に好感は持てました。
東京が江戸だった時代のウンチクまたは雑学的? タイトルの「江戸の古地図で歩く」は、この本を読むと
あまり感じられない気がする。
江戸時代の古い地図の展示即売をデパートで見たことがあるが
そういう古い地図の一部が載っていて(どの地図もほぼ
文庫本の右か左、1ページの半分の大きさ)たまにその下に
現在の○○区△△付近、の地図があったりする程度。
部分的過ぎて、わかったのかわからないのかも、わからない、
そんな私は生まれも育ちも東京都(笑)
どちらかというと、ウンチクや雑学の本がたくさん出版されて
私もそういう本を読むのが好きでいっぱい持っているが
それに近いような気がする(内容的に面白くないわけではない)。
「日比谷公園は漁場だった」「原宿に残る江戸情緒」
「武士の内職から盛んになった朝顔市」
「赤穂浪士の墓はなぜ泉岳寺?」
「京都や静岡にもあった銀座」などの話が80編ちょっと
載っている。1つの話が2?3ページ。
「なーんだ、そんなこと」と思うものもあるが、
現在にも残る地名の由来などは興味深い。
私は電車通勤はしていないが、都内に勤めている人ならば
電車通勤の間に少しずつ読むと面白い?かも??
うーん。 タイトルからして、古地図があってそこから現代と江戸と比べるというのを期待したのですが…。
古地図はあるにはあるのですが、その説明があまりありません。
今の地名をあげて、昔はどうだったの?という説明があるだけで(それもあまり江戸に突っ込んでいないような…)、もの足りない感じがしました。
ただ、読むには面白いと思います。
江戸についての文献を探していた私にとっては星三つ。
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[ 単行本 ]
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列島縦断JR20000kmの旅 鉄道乗りつくしの旅 絵日記(春編)
・関口 知宏
【徳間書店】
発売日: 2005-07-22
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 844円〜
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・関口 知宏
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カスタマー平均評価: 4.5
全部読むべし 前回の「最長片道切符」で乗り切れなかった残り線区を乗って、JR全線完乗を目指した紀行。これは、その前半部分の春編。枕崎から福井・九頭竜湖を目指す。3部作やはり通して読むべきでしょう。
こちらも実に良いです、お勧めです。 NHK番組で放送された(最長片道切符の旅)では回りきれなかった駅を回る旅、春編(鹿児島より福井県まで)の絵日記がこちらです、遠近法など絵の基礎が実にしっかりとしていて、登場人物達が皆、実に生き生きと描かれていて魅力的で、一見、自由に描かれている様で実に計算されて描かれた絵日記には本当に感心をしてしまいました、そこに関口さんの実に素朴な言葉が、(子供たちと遊んだ、否、いじめられた。)など本当に素朴で素敵で癒されました、買って本当に良かった1冊です。
新しい「旅の絵本」 列島縦断の第2弾はJR全線走破2万キロ。春編として枕崎から九頭竜湖までジグザグに乗りつぶす。 今回も「絵日記」のイラストがいい味を出している。本の紙質も画用紙っぽくてイラストの持ち味を十分引き出しているようだ。添えられた文章も短いが面白い。タイプは違うが、故宮脇俊三氏の紀行文に通じるペーソスがある。 なお、ほぼ同タイトルで宝島社から本が出ているがこちらは旅行中の写真が中心。二つあわせて読むと一緒に旅をしているような臨場感がある。
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[ − ]
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飛光よ、飛光よ (深夜特急)
・沢木 耕太郎
【新潮社】
発売日: 1992-10
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
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・沢木 耕太郎
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カスタマー平均評価: 5
ワレ到着セズ 1992年10月リリース。実際に旅をしたのは26才、この第三便のリリースはその17年後の43才の時と言うことで、第二便からも6年が経過している。その意味でいささか『連続性』が薄れるのは感じるが、旅自体の魅力は減少しない。この『3』でついにアジアを離れ、ヨーロッパに入る。印象的なシーンが数多く登場する。そして歴史的建造物よりも、その土地の人に旅の魅力を感じる視点に共感を覚える。
ここに来て多くのデジャ・ヴを体験し、ゴールを意識するようになっている心理的な変化を語りはじめる。最終巻でこの気持ちがどうなっていくのか、が最も興味あるところかもしれない。
旅の終わりを惜しむ気持ちがある一方で、どのようなルートでおしまいにすべきか、また、どこを観てからゴールに向かうべきかを考えるシーンが増えてくる。この巻に登場するポルトガルは文庫版第二巻での高倉健氏との対談で高倉健氏が最も好きな場所としてあげたところであり、筆者も印象深く思っているのが分かる。90エスクド(当時約900円)で彼を海を望む最上の部屋に泊めた老婦人と髭の息子のシーンがとくに好きだ。
そしてロンドンについての電報のシーンが心に残る。これほどの旅を経験できる人が何人いるだろう。心が固まりそうな時、何度も読み返したい作品だ。
著者はついに、最初から決めていたロンドンの中央郵便局に到着した。ところが・・・! 旅を終えるとは、どういうことだろう。帰りたくない。いや、日常生活に戻りたい。という、葛藤。 気ままな旅だけに、どこで旅を終わりにしようかという模索。 そして著者はついに、最初から決めていたロンドンの中央郵便局に到着した。 ところが・・・! このどんでん返しが、また、面白かった。
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[ − ]
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ミラノ 霧の風景
・須賀 敦子
【白水社】
発売日: 1990-12
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
Amazonポイント: 17 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 293円〜
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・須賀 敦子
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カスタマー平均評価: 4
旅では味わえないミラノ 決して派手ではなく、かといって暗くなく、タイトルにあるようにミラノが霧に包み込まれていくように、須賀敦子さんの生活を中心にした、決してツーリストでは感じ取る事の出来ないミラノの一面が見られます。 イタリア北部の経済の中心としてのミラノや、ミラノコレクションなどとは全く異なる、そこで生活している人々の息遣いを感じとることができる一冊だと思います。
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[ 単行本 ]
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吉祥寺スタイル―楽しい街の50の秘密
・三浦 展 ・渡和由研究室
【文藝春秋】
発売日: 2007-04
参考価格: 1,550 円(税込)
販売価格: 1,550 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 252円〜
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・三浦 展 ・渡和由研究室
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カスタマー平均評価: 3.5
三浦氏の吉祥寺論は疑問 私の吉祥寺論と違うな、というのが一読しての印象。三浦氏の分析は面白いのだが、80年代に渋谷の街の魅力を語る時に、よく持ち出された理屈と重なる部分が多い。無論、三浦氏はパルコ出版出身であり、渋谷についても熟知しているからこの本も書けたのだろう。だが、どうしても80年代の渋谷論の延長にあり、少々、アナクロな気がしてならないのだ。
というのも、今、最も栄えているのは、東京駅、六本木、梅田駅、名古屋駅、お台場など、大型開発が行われた街だ。渋谷、吉祥寺など、大型開発が少なく、ストリート沿いに発展し、個性的な路面店が軒を連ねる街は、むしろ衰退傾向にある。80年代は兎も角、高齢化した現在、街歩きは中々疲れるもの。大型開発の前に、路面店の敗北は明白だと考える。私は、街を再生し、更に繁栄させるためには、大型開発しかないと考える。
吉祥寺は異空間。 昔、吉祥寺の近くに住んでいた時、
吉祥寺って日本なんだけど、なんだか日本らしくないなあ、とよく思っていました。
特に東急百貨店裏なんかは、味わいが不思議で、特に好きでした。
この本は、そんな感覚を分かりやすく、いろいろなキーワードで解説した本です。
読むたびに、ナルホドと思います。
特に、気になったキーワードは”歩いて楽しい街”でという言葉で、
確かに、吉祥寺は車の匂いを感じませんよね。私も、自転車でよく行っていました。
街作りや、ショップ経営にも役立つ本だと思います。
街づくりのセンスが分かりやすく解説されてます 大型商業施設さえ次々に建てれば、街が発展するという発想を持っている人々にこそ読んで欲しい一冊。長期的な経済、街の人々の暮らしの質の向上、コミュニティーの発展にはどんな工夫があるのか、がユーモアをまじえて分かりやすく書いてあります。写真も多く、文章も簡潔にまとまっていて大変読みやすいのと、海外の事例も含めて専門的な観点を示しつつライトな感覚で気軽に読めるのが、画期的です。愛される街に何が必要なのか、考えるきっかけになって大変オススメです!
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