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[ 単行本 ]
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イタリア魅惑のビーチ
・机 直人
【東京書籍】
発売日: 2004-07
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 980円〜
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・机 直人
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カスタマー平均評価: 5
この本を読むことがすごく贅沢な経験です 美しいビーチを求めて 南イタリアへ
美しい海岸を見つけると素潜りで体感し、また次の素敵な海岸へ
サルディニアを初め南イタリアの紺碧の多様な海とおいしい食と出会う人々
机氏の感性で切り取った素晴らしい写真と西洋史に裏打ちされた味わい深いエッセー
絶品のごちそうを味わう気分です。書籍の価格もすこぶる良心的です。
この素敵な感覚が分かる人にプレゼントしたくなる、希な本です。
情報としても、癒しとしても使える本です エメラルド、翡翠、トパーズ、アクアマリン、宝石のようにキラキラと輝く地中海のビーチを最高の状態で撮影したガイドブックです。文章を読む前にまずはパラパラと写真を眺めてみてください。あまりの美しさに声も出ません。
日本からは訪れる人も少ないサルディーニャ島には、ヨーロッパでは超高級リゾートとして知られる場所がたくさんあります。著者の文章を読むと、小さなビーチまで丹念に、また天候・シーズンを変えて何度も訪問し、厳選されたビーチを紹介していることがよく分かります。(サルディーニャ島以外にもプーリア、シチリアのビーチも取り上げられています)
なかなかこれらの土地をバカンスの候補地として検討できる人は多くはないと思うのですが、写真を見るだけでも価値のある本だと思います。素晴らしい!文句無しの5ツ星です。
南イタリアに行くぞ 南イタリアにゆっくりと滞在したいと強く思わせるくらい、すばらしい写真+エッセイ満載の美しくて楽しい一冊。単にお仕事として写真を取り文章を書いたというような本ではなく、写真家であり筆者の机さんが実際に何度も通って実体験した南イタリアの良さを読者に伝えようとしている。南イタリアに対する愛が感じられる。写真自体も非常に美しく、見ているだけで癒される。更には実際に行ってゆっくりと滞在したい(最低でも半月くらいは)と思わせるくらいに魅惑的・魅力的である。また、エッセイも興味深いだけでなく、情報もいろいろあり、実際に行くのであれば役に立つであろうと思われる。この書籍で扱われている南イタリアの様々な場所には有名でない場所も多く含まれており、この点だけでも興味深い。よく全海岸線を踏破されたものです。 もし、この書籍のコンパニオンサイトが出来て、本に掲載されなかった写真や地理やホテルの情報が提供されれば、一層すばらしいと思う(机さんはサイトをお持ちで画像も公開されていますので、購入前に一度チェックされれば、本書の画像に関するイメージはつかめます。Googleでtsukueとofficeと入力すれば、机さんのサイトにたどりつけます)。 とにかく、海が大好きな人、癒しを求めている人、イタリア好きのひとにはおすすめの一冊である。
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[ 単行本 ]
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とるこ日記―“ダメ人間”作家トリオの脱力旅行記
・定金 伸治 ・乙一 ・松原 真琴
【集英社】
発売日: 2006-03
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
Amazonポイント: 13 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 78円〜
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・定金 伸治 ・乙一 ・松原 真琴
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カスタマー平均評価: 4.5
いいですねコレ 好きな作家2人+旅行記好きとして読みました。なんというか、脱力系です。乙一さんと定金さんと生きてきた時代が同じだとツッコミや解説がかなり楽しめますね。十代以上三十代未満の年齢の方へお勧めです。写真や解説がしっかりしていて意外にトルコが掴めますし、旅行記としても十分楽しめます。何より気楽に読めるのが最高ですね。ただ指摘があるように、ツッコミの部分が少々読みにくい構成であるのが残念です。あと、タモリへの執着は何でしょうね・・?
やる気マンマンの旅行記を求めない非体育会系の人たちへ 脱力してた乙一『小生日記』のノリでとるこに旅行。
乙一でも海外に行ったら感動とか、人生観が変わるとか
アクティブで眩しい人間になってしまうのだろうか。
そんな期待(?)も、不安(?)も無駄であった。
とるこであろうが、日本であろうが乙一である。
定金と松原の3人で多少精神的圧迫は受けているようだが
寝たいときはホテルに一人残り昼まで寝るし、街もさまよう。
ドミトリーに泊まっても交流という手段は己の内部のみで活動し
ルームメイトとはきちんと壁を作る。
ひきこもりの優等生乙一と定金である。
巻末の袋とじ『毒殺天使』乙一著は、紙質が硬度でないので慎重にカッターを操作すべし。
ハヤル気持ちに負けると、破けます。(私みたいに・・)
爆笑間違いなしの後ろ向き旅行記 WEBで連載時から欠かさず読んでいた、三人の旅行記が出版されました。基本的に定金さんが文章を書き、それに乙一さん、マツバラさんが突っ込みを入れるという形で進みます。出版に当たって加筆がなされ、新たなコラムっぽい文章や座談会が加えられています。巻末には乙一の小説もあります。
この定金さんという作家さんは全く知らなかったのですが、この人がとにかく面白く爆笑させてくれる上に、そこに乙一さんがブラックに乗っかり、マツバラさんが冷静にツッコムという役割分担がまた笑いを倍増してくれます。とにかく読んでいる間は笑いつづけでした。
旅行記としての部分も、定金さんは期待するなといっていますが、充分にトルコの雰囲気を味あわせてくれます。スリや詐欺の恐怖におびえながら、あくまで後ろ向きながらトルコに徐々になじんでいく様子がうまく出ていて、巷の、そんな旅行はしない、という旅行記よりも共感が持てるものです。
ただ、WEBでの連載と比べると、WEBでは言葉をクリックするとつっこみが出てくるようになっていたのですが、本では見開きの右ページに突っ込みが独立して書かれていて、多少読みづらくなっていたのが残念です。本を買われた方は是非WEBでも読んでみてください(本にパスワードが載っています)。WEBの連載はジャンプ(集英社の)のページにあります。各著者のホームページからも行けます。
乙一さんの小説「毒殺天使」ですが、定金さんが言うようにさすが暗黒小説家、どうかしてる話でした。
気軽に…… 気軽に読むのに最適だと思います。日記とツッコミが交互になっているので多少読みづらいとの評価もありますが、案外こっちの方がテンポが良くていいと自分は思いました。カラーページもあってトルコの綺麗な風景を楽しめますが、トルコの恐ろしさもわかります。あと乙一の短編が読めるということはファンにとって嬉しいと思います。最後に、この本のお陰でタモリさんが大好きになりました(笑)日頃笑う機会がない人は是非どうぞ。
個性派作家3人組のダメダメ旅行 誰もこの3人に“役に立つ旅行記”は望んでいないとは思いますが、
本当に旅の途中の馬鹿な会話や出来事を綴っているだけの本でした(やたらタモリネタが多い)。
3人の薄暗さが好きな人にはたまりませんね?。
馬鹿な男二人を松原先生が冷ややかにかつ温かく見守る関係がいい!
男だの女だのにこだわることなく、同じ部屋に泊まって堂々と洗濯したパンツを干せる仲良しっぷりがいい!
ぜひまた3人で何かやってほしいなぁ。
一つ問題なのは読みにくいとこ。
定金先生の日記をベースにあとの二人がツッコみ、
さらにそのツッコミにもツッコみ...という流れなので
前後のページをいったりきたりしないと読めないんです。
これが異常に疲れる!!
うーん、残念。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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Brasil-Sick(ブラジルシック)
・宮沢 和史
【双葉社】
発売日: 2008-12-04
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,384円〜
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・宮沢 和史
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カスタマー平均評価: 5
ブラジルに飛びたくなる。 まず、写真がいい。
ブラジルの抜けるような青空、赤土の大地、いろどりに溢れた街。
そこに乗る宮沢さんの言葉や、ブラジルにまつわるいろいろな人の言葉がマッチして、
得体の知れないパワーを放っている本だと思う。
そのパワーこそ宮沢さんがブラジルに惹かれる理由なんだろうと思ったし、
それを伝えるという意味では、へたな写真集やエッセイ本よりも成功していると思う。
個人的なことだが、大好きな写真家の川内倫子さんがブラジル絡みでインタビューに答えていたりして、
思いもよらないところで人と人はつながっていることを実感した。
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[ 単行本 ]
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アジアのハッピーな歩き方
・堀田あきお&かよ
【キョーハンブックス】
発売日: 2008-01-19
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
Amazonポイント: 17 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,159円〜
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・堀田あきお&かよ
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カスタマー平均評価: 4.5
ほとんど漫画は買わないのですが堀田あきお&かよは別 『本多勝一のこんなものを食べてきた』という長野県伊那地方独特の昆虫食を描いた
傑作漫画でファンになり、それからインドやネパールの本も買いました。
この本はページ数が多く分厚い本でお買い得感がありかなり楽しめます。
それにしてもインドでかよさんが握手攻めにあった描写はとても微笑ましいです。
漫画の前に小さいですが本人の写真が掲載されており、何故握手攻めにあったのか
何となく理解出来た気がしました。
まさか単行本になるなんて 書店でみて、びっくりしました。 いつもの通り、ぶらぶらと行き着けの本屋に言って、いつものように旅行関係のアジアの棚をダラダラと眺めていたら、妙に分厚い本があるではないですか。 ニッチなニーズで、日本でもそれなりの部数が出ているというG-DIARYでの連載マンガ(唯一の長期連載)ですが、まさかまとまった形で読めるとは。 もちろん、Gダイのほかのマンガ連載はあまりに不定期かつ連載期間が短いために、どうがんばっても単行本にはならないでしょうけど。
さすがに月間連載なので、内容的にかなり古くなっている話も多数。 でも、まぁ、そこがまたアジアのなんとも言えない懐かしさみたいな感じで、いいんじゃないのって思えます。 まだまだ連載中なので、続刊も期待してますが、また5年後でしょうかね?
個人旅行の醍醐味が伝わってくる 「アジアのディープな歩き方」や「インドまで行ってきた!」「ネパールに行ってみた!」の堀田あきお&かよの新作で、雑誌「G-DIARY」連載マンガ50話と書き下ろし1話、さらにそれぞれの国のコラム(別のライターが書いたもの)をまとめた1冊。全350ページ超の大ボリューム。
舞台はタイ、インド、中国などが中心だが、オーストラリアにも行ったり、書き下ろしでは日本(北海道)までと幅広い。「ディープな?」などと違い、作者が取材で実際に体験したことをほぼそのままマンガ化したよう。主人公も作者夫婦。そのため、ストーリーに流されず、それぞれのエピソードがとてもリアル。
ただ、G-DIARYに掲載された順に構成されていて、話がそれぞれ独立しており、国があちこちへ飛んだり、時代が前後していたりするからちょっと読みづらい。オチがないところもある。どちらが面白いかと感じるかは読み手によるけど、個人的には「ディープな?」の方がより引き込まれた。
作者の絵はそれほどうまいとは思えないのだけど、アジアをコミカルに描く漫画家として、この人の右に出るものはないと思う。ものすごく親切だったり、無愛想だったり、意地悪だったり、それぞれの国で出会った人々の特徴がよく出ていて、個人旅行の醍醐味がひしひし伝わってくる。おそらく、取材量もハンパじゃなさそう。
パラパラっと眺めるだけで、また旅に出たくなる。アジアの個人旅行が好きな人ならきっと楽しめると思う。
それにしてもアジアの個人旅行についてきてくれる奥さんがいるのがうらやましい。
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[ コミック ]
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CROWN 王位に臨む者
・日向 唯稀
【笠倉出版社】
発売日: 2008-03
参考価格: 900 円(税込)
販売価格: 900 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 367円〜
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・日向 唯稀
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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スロー・トラベル 島めぐりフェリーで行こう!
・カベルナリア吉田
【東京書籍】
発売日: 2003-08
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 890円〜
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・カベルナリア吉田
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カスタマー平均評価: 5
まったり・ゆったり・・・・心が癒されます カベさんの著書は「沖縄」シリーズから始まり殆ど読ませていただきました。
オーソドックスな旅行記ですが、文章力は秀逸で感情移入もスムーズです。
何よりも自らの足で体験した話がベースであり、リゾートホテルを利用した昨今のゴージャス旅行が主流の中で、民宿に泊まり自転車や自分の足で感じた人々とのふれあい話はむしろ斬新にさえ感じられます。
確かに他書と重複する記事も見受けられますが、カベさんのお人柄でしょうか、特に気にならず「あっ、この記事は○○でも書いてあったよな」ってむしろレビューのように受け入れてしまいます。(笑)
私自身もカベさんのような旅行には憧れますが、残念ながら諸般の事情により実現はやっぱり無理です。
仕事で疲れて「あぁ沖縄に行きたいな?」って思った時、気軽に心を癒してくれる一服の清涼剤です。
貴方も何となく落ち込んだ時、カベさんとゆったり旅行に出かけてみてはいかがですか。
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[ 単行本 ]
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コッツウォルズでティールーム―イギリスのお菓子に出合う
・宮脇 樹里
【文化出版局】
発売日: 2008-11
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 950円〜
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・宮脇 樹里
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カスタマー平均評価: 3.5
いつか行ってみたい場所 ある文学作家の言葉に「本を書くというのは『橋の上に裸で横たわるようなものだ』」というのがあります。これは、その人の持っている知識、これまで培ってきたセンスや経験など全てをさらけ出さなければ、良い作品は生み出せないという意味の言葉です。
でも、この本は最後まで『服を着たまま』といった感じでしょうか?
テーブルの上にあるものを、文章で相手に伝えようとするのに、そのものには触れないでおいて、回りのものばかりを描写する・・・そんな感じで、少し突っ込みの足りなさを感じます。
が、それだけに想像が描きたてられて、それがどんな場所なのか行ってみたくなる不思議な作品です。
ロンドンっ子達が、ロンドン以外で暮らしたい場所として名を挙げるNO.1人気の場所「コッツウォルズ」で、日本人家族がティールームを営むまでのきっかけや、そこでの暮らしについて描いた作品です。
伝えたいことは沢山あるようですし、文章表現も下手ではありません。が、句点の使い方が少々個性的(他人のことは言えないが)と感じる部分はあります。
コッツウォルズの詳細な観光案内というか、周辺の店案内もあり。
本の最後にティールームで出されるお菓子のレシピが載っています。この本を見てではないのですが、同様の作り方で、チョコレートムースケーキを作った事があります。
割と簡単ですし、ほろ苦スィートで大人味のケーキでメチャメチャおいしいですよ!
外国での商売繁盛物語。 レシピや、写真が多彩である。
だが、イギリスのお菓子、
文化へのリスペクトはあまり感じられず、
海外での日本人商売繁盛物語といった感じだった。
海外で商売をやりたい人にはよいのでは?
最後の小さな町の自分なりの紹介分はとても良かったと思う。
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[ 新書 ]
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地震と火山の島国―極北アイスランドで考えたこと (岩波ジュニア新書 (369))
・島村 英紀
【岩波書店】
発売日: 2001-03
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 110円〜
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・島村 英紀
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カスタマー平均評価: 4
ブルーラグーンと大学 国際標準化の会議で、アイスランドの大学へ行きました。
アイスランドでは、ブルーラグーンという温泉に入りました。
ちょっと大きめの池全体が、温泉で、水着を着て入浴しました。
アイスランドの大学には、国立図書館が併設されていて、いろいろな文献をアイスランド語に翻訳していました。
地震と火山と温泉という日本と同じような自然環境を抱えながら、寒い地方で文化を守ろうとしている姿は、少し感動しました。
アイスランドに行った後で、この本のことを知ったのが、少し残念でした。
アイスランドと日本 著者は国際的な地震学者。関連の著作も多い。
本書は、研究のため良く行くというアイスランドについて紹介したもの。
岩波ジュニア新書として出たものだが、読んでジュニア向けという印象は受けない。
著者の専門である地質学から見たアイスランドの姿、小国ならではの政治や経済、火山や氷河の話と、いろいろと詰め込まれている。文章から、アイスランドへの愛が伝わってくる。
ただ、『地震は妖怪 騙された学者たち』(講談社,2000年)などに比べると、面白みが薄いのは否めない。ジュニア新書ということで、難しい話は除いたのだろうが、むしろそのことで質が低下したように思う。やはり、こういう人は自分の専門を語ってくれた方が面白いのだ。本書では、アイスランドの一般論に終始し、またアイスランド礼讃が強すぎるため、あまり楽しめなかった。
小さな国から大いに学ぼう
「地震と火山の島国」と言えば日本のことだが、この本のテーマ、アイスランドはそれを上回る地震と火山の小さな島国だ。地震や火山を知るために、地球を知るために、と思って読んでみた。
なるほど、プレートや海嶺の話もおもしろいが、読めば読むほど私はアイスランドの人々が羨ましく感じられた。軍隊のない小さな島で幸せに過ごす人々。火山と上手につきあいながら気持ちよく温泉につかる人々。自国語を大切にして文化的な生活を送る人々。麦はとれなくとも酪農と漁業で豊かに暮らす人々。厳しい環境の中で育まれた人々のやさしさが心にしみる。寒い国だけど、あたたかな体温が伝わってくる。
しかし、この国の度重なる災害の規模はすさまじい。第6章「この国にとっての危機」を読めばその凄さがわかる。島村教授は災害の様子を具体的な数字をあげて科学者らしく要領よく伝えてくれる。迫力ある記述だ。本書のクライマックスだろう。
同じく地震と火山の島国、日本はどうか。人々は幸せになれるのだろうか。エピローグ「小さな国に学ぶ」は私たち日本人に考えるヒントと未来への的確な指針を与えている。
火山マニア垂涎の本です。 日本も火山の国ですが、海外で火山を見るのもまた楽しいです。 でも、さすがに「火山」をターゲットにした紹介は少ないです。 そういう意味で、火山に興味がある、というだけでも非常に楽しめる本になっています。
あこがれのアイスランド 著者は地球物理学者である。研究のため大西洋の小国アイスランドに通っており、この国に詳しい。物理学者はなぜ文章が上手いのだろう。湯川博士をはじめ、物理学者には名文家が多いように思う。本書も、アイスランドの地理、社会、自然、産業など幅広い分野を、実にわかりやすく解説していて、アイスランドはこの世の理想的な国に思えてくる。いや実際にそうなのだと思う。本書を読んで思わずアイスランドの旅行案内を取り寄せてしまった。読者にこういう行動を取らせるのは、本としては成功なのだろう。 アイスランドに関する書籍は少ない。旅行ガイドもないに等しい。本書並にアイスランドについて書かれている本は、アイスランド政府観光局が発行しているガイドブックくらいなものと思う。しかし、それは書店では購入できず、入手にとても手間のかかる代物だ。本書はアイスランドに関する情報を、幅広く網羅し、かつ気軽に入手できる貴重な書籍と言える。
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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こんなにあった!タダで楽しむ東京ライフ 改訂版
・前田 波留代
【日本工業新聞社出版局】
発売日: 2009-04-20
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
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・前田 波留代
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カスタマー平均評価: 4
意外と知られていない東京の穴場スポット情報。 『タダで楽しむ』をキーワードに
東京の博物館、美術館、コンサート会場など
読んでいて「ここも無料?」というお得なスポットが載っています。
都内在住ですが、こんなにたくさん無料で楽しめる施設があることに驚きでした。
東京の最新スポット紹介やムックはたくさん発売されてますが
本書のような「お役立ち情報」は読んでいるだけでお得な気分を味わえるし、街の見方も変わるので読み物として面白いなと思いました。
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[ 文庫 ]
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マリファナ青春旅行〈上〉アジア・中近東編 (幻冬舎アウトロー文庫)
・麻枝 光一
【幻冬舎】
発売日: 1997-11
参考価格: 520 円(税込)
販売価格: 520 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
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・麻枝 光一
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カスタマー平均評価: 4.5
功罪取り揃えて ドラッグを軸にした、読み物として楽しい旅行記です。 著者自身がマリファナを楽しみ、様々なドラッグを試しながらも それら全てを肯定するわけではなく、その功罪をそれぞれ示していて 読んだ人が自分で判断できる内容になっています。喫煙者が読むと、色々考えるところがあるかもしれません。 酒飲みが読むと、やはり考えるところがあるかもしれません。 価値観をかき回す面白い作品です。
ぜひとも読んで頂きたい本です(上・下巻共に) 「マリファナ」と聞いただけで反感を抱く方、又マリファナに興味を持っている方、世界中の方々に読んで頂きたい一冊です。 著者がマリファナやハシシュを通して、鋭い目で世界を見ています。 かつて日本でも有効活用されていた大麻(マリファナ)がなぜ非合法になったのか、アメリカの政治などをからめて追求していきます。 マリファナがどうのこうの、という話だけではなく「旅」というテーマでも、マリファナに興味がない方やこれから海外に行く方にとって興味深いものであり、これからの人生で生かされるものになると思います。 ぜひ読んでみてください。
ドラッグとのうまい付き合い方 「マリファナを吸って何が悪い」という信念の下に世界中を旅する作者のドラッグ体験記。 日本にも昔から麻文化が存在していたように、世界各地にはそれぞれの場所で土着のドラッグが存在する。そのドラッグと民族や文化とは切っても切れない関係にあるのである。 また、旅もドラッグと切っても切れない関係にあると思う。そのため、旅を楽しむためにもドラッグとうまく付き合わなければいけない。この本はそのドラッグとのうまい付き合い方について参考になる。 因みに、著者の経営するその名も「大麻堂」という店が下北沢と大阪にあります。興味のある方はそちらへ行ってみるのもおもしろいと思います。 ソレデハ…
マリファナがそんなに悪いのか? 韓国で米兵を通じてマリファナを体験した著者は世界各地で大麻を初めとする諸々のドラッグを体験する。上巻では主にアジア・中近東なので大麻、ハッシシ、阿片、幻覚キノコ、びんろうなどに関する体験を国別に述べている。 国別の取り締まりに関するデータも書いてあるが、現在の状況とは合わなくなっている部分もある。 マリファナに限らず、各土地に伝統的に伝わるドラッグには当然、その土地や民族性に裏打ちされた背景というものがある。 そのことに気付いた著者は本当にマリファナは有害なのか?という疑問を抱く。
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