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[ 単行本 ]
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東京てくてくすたこら散歩
・伊藤 まさこ
【文藝春秋】
発売日: 2007-05
参考価格: 1,200 円(税込)
販売価格: 1,200 円(税込)
Amazonポイント: 12 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 200円〜
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・伊藤 まさこ
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カスタマー平均評価: 4
見えなかった… 伊藤まさこさんが東京にいらした当時の生活圏はどうやらうちの近所だったらしく、知っている場所がたくさん載っていたので買ってみました。ここからこっちまでは歩いては行けない…という散歩コースもありましたが、とにかくここに載っていた場所にかぎらず自分の住んでいる街でこんなふうに散歩を楽しみたいという気にさせられる本です。
わたしが散歩より気になったのはファッション(小物使いが素敵)なのですが、写真があまりに小さいのでよく見えなかったのが残念。
行ってみたいなぁ?♪ 洋服のセンスや生活スタイルにおいて私の好みなので この本は写真のアングルもまさこさんらしく可愛いです。
見ていて まさこさんが紹介されてる東京に行ってみたいなぁ? って思いました。
ほっと一息な一冊。 今回、はじめて伊藤さんの本を購入しました。私は地方に住んでいるので、こんな素敵な散歩は無理です。でも綺麗な写真に癒されました。せかせかした一日の終わりに、ほっと一息つきたいとき、現実逃避用の一冊になりそうです。
てくてくというより てくてくてくてく どのエリアも実際にお散歩するには結構な距離
しかし、見てて楽しい
てくてくてくてくしたくなる
他の方のレビューにもありましたが地図はたしかにかなりざっくり
地の利がある人ようだ
けれど選んだスポットが本当にキュート
数件は行ったことがある場所だがどこもまた行こうと思わせるセレクトだったから
他の場所にも当然興味津々
東京に住んでいても、というより住んでいるからこそ油断して行ってない場所がたくさんある
ついつい不精で知ってる場所ばっかり何度も行ってしまう
けれど、せっかくだから今回のお休みはどこ行くの?と友人に聞かれたら『東京』と
あえて答えてみたくなりました
VIVA!TOKYO!
東京のいいところ テレビなどでよく取り上げられるのはなんちゃらヒルズのような大型開発による巨大スポットが多い。
しかし本書で取り上げるのは東京の小さいながらも味のあるスポットたちばかり。
てくてくと東京を散歩する。
休日に憩う場所として、東京のこういう味わいを楽しむのも又よいかもしれない。
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[ 単行本 ]
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1泊2日の小島旅
・カベルナリア吉田
【阪急コミュニケーションズ】
発売日: 2009-04-09
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
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・カベルナリア吉田
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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中国初恋
・さくら 剛
【幻冬舎】
発売日: 2007-09
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 797円〜
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・さくら 剛
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カスタマー平均評価: 5
これぞ冒険! 考えてもみて欲しい。以下のどちらがよりリスキーだろうか?
A. タフな精神力と鋼のような肉体を持ち外国語でのコミュニケーションに長けた男がアフリカ大陸を縦断する。
B. オタク気質でガリガリ貧弱なボディに英語もほとんど話せない内気な男がアフリカ大陸を縦断する。
どう考えてもBの方が危ない。悪いこと言わないから止めておけと言いたくなる。
これはそんな危険すぎる冒険になんの拍子か足を踏み入れてしまった男の、涙と笑いの冒険活劇である。と、クーラーの効いた自室で考える私であった。
大好きな1冊です。 旅行が好きな人が、みんな社交的とは限りませんよね。
私もバックパッカーですが、さくらさんよりです(笑)
けっこうな毒舌ぶりに、読んでてすっきりします。
大好きな本です。早く続編出ないかな?。
ドッカーンと笑います。笑わせます。 1作目の「インドなんて二度と行くか!ボケ!!」を読んで、大いにウケてしまい、すぐにこれを買ったのです。
この2作目も期待を裏切らず、きっちり笑わせてくれました。
技ありの笑いを連続で取りつつ、最後にはドッカーンと大技を仕掛けるのは見事ですね。
1作目と2作目の笑いのツボ、文章の流れはまったくといっていいほど同じパターンなのですが、インドとアフリカは文化や暮らし、習慣といったスジがはっきりと違うのだということがよく分かります。
作者は自称、ひきこもり君。。
ここまで大胆な旅をしてきて、どこがひきこもり君かよくわからないのですが。。
うわべはギャグの連続なのですが、その中身は作者のひとり言なんでしょうか。
見たものの印象を心の中に描いてつぶさに書いているのでしょう。
そういうところが、ひきこもり君ってゆう意味なんでしょうか。
この本はちまちま読まないで下さい。間髪を入れず一気に読み続けるのがツボにハマるコツです。
でも、決して電車の中など、公衆の面前で読まないでください。
一人笑いして、ヘンな人に思われますから、こっそりと一人こもって読んでください。
1作目2作目いずれの本もお笑いが好きな方には是非おススメです。
生真面目な方も気分転換にどうぞ。
続きが読みたい!! いろいろ旅行記は読みましたが。これほどまで笑える旅行記は初めてです。
ギャグセンスがかなり冴えてます!
エチオピアのトイレの下りが最高です!
是非、続きが読みたいです!!幻冬社さん、お願いします!!
笑える♪ HPで連載されている中国へ向かうためのアフリカ旅行記。
はじめてHPで読ませていただいたとき、面白すぎて笑いが止まらず
寝る間も惜しんで真夜中まで読み続けてしまいました!!
そんな爆笑HP旅行記の書籍版とあって、内容もより面白くなっています!!!!(途中マニアックなネタも出てくるのでスルーしましたけど(笑)
とにかく笑えます。
※この旅では中国には辿り着いていません。
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[ 文庫 ]
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街道をゆく〈24〉近江・奈良散歩 (朝日文庫)
・司馬 遼太郎
【朝日新聞社】
発売日: 1988-12
参考価格: 483 円(税込)
販売価格: 483 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
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・司馬 遼太郎
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カスタマー平均評価: 5
歴史の息づく地域を温かく愛情あふれる筆致で語る、珠玉のエッセイ 膨大な当シリーズの端緒を開くにあたり、↓のレビュアーさんが仰っている通り、
自身の身近な地域からあたってみようか、と思い立ち、本作品を手にしました。
現在居住している地域を20数年前に司馬氏が須田画伯と訪れ、様々な邂逅と
ともに、幅広い識見と歴史認識に基づいた分析を、その旅の中で脳裏に浮かぶ
思索の記録として残された、珠玉の名品ではないでしょうか。
今作品では、近江の古戦場から得られた無常感、その中で近江の人々の逞しさ、
また、琵琶湖に関わる環境問題を取り上げ、現在の我々にも通ずる、未来の自然に
対する深刻なる警鐘。その一方で、悠久の歴史を千年一日のごとく守り通す、
奈良の逞しさ、普遍性。
そういった大切な物事を、温かい目で見通された人物描写、自然素描によって
魅力あふれる思索集としても鑑賞し得る、珠玉の名品ではないでしょうか。
当シリーズの様々な作品により、日本の歴史、そして今をもっともっと知りたいと
思えるようになりました。
親近感のわく面白い一冊 「街道をゆく」の読まれ方として、自分に関係の深い地域から読んでいくパタ ーンが多いと思いますが、私も近畿(京都)出身であることから、この1冊を読み始めました。そのためか、自分の知っている箇所の記述もあり、非常に親近感が感じられた1冊でした。また、「街道をゆく」全体を通じた特徴として、登場人物にはいわゆる「大人」が多いのですが、とりわけこの1冊には、自分もこういう人になりたいと思える人が登場し、面白く読めました。
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[ 新書 ]
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パリジャンは味オンチ (小学館101新書)
・ミツコ・ザハー
【小学館】
発売日: 2009-06-01
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・ミツコ・ザハー
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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無敵のトルコ
・まのとのま
【アスペクト】
発売日: 2004-04
参考価格: 1,764 円(税込)
販売価格: 1,764 円(税込)
Amazonポイント: 17 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 858円〜
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・まのとのま
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カスタマー平均評価: 4.5
とにかくわかりやすい!!! 現地添乗員が悪かったため、日本語で説明してくれてもわからなかった。
しかし、この本のお陰で理解できた。
特にトルコはイスタンブール以外はほとんどガイドブックがないので、
イスタンブール以外も行く方にはオススメかと思います。
絵がかわいいし、事前に読んでるだけでも楽しい。
ちょっとディープな旅の計画にはいいかも。
見ていて楽しい読んでためになるガイドブック すべてイラストで紹介されているかわいくてわかりやすいガイドブック。食、リゾート、ショッピングとほとんど網羅しています。二人の旅行者の視点から体験したことが細かくのっており紀行記としてもガイドとしてもたのしめます。特に食関係は充実しています。そして彼女たちはお酒が大好きみたいで お酒に関してもよくかかれてます。見ていて楽しくてお勧めの一冊です。
新しいタイプのガイドブック 読み物としても面白いし、ガイドブックとしても使えると思います。 超高級なお店から庶民的なお店まで色々と紹介してあって参考になります。 特に酒飲みの視点で紹介されているお店はとてもそそられます。
トルコに興味ある人はお勧め! 毎回無敵シリーズを読んで(無敵シリーズは”見て”かな)います。 今回も絵と文字満載でとても楽しいです。 情報量も多いし、実際に旅した視点で書かれているので、ガイドブックとしても役立つと思います。 隅々まで色々な事が書いてあるので、気をつけて見る必要があります。トルコの旅行エッセイは珍しいし(高橋由佳利さんの”トルコで私も考えた”(←これすごく面白い!)くらい?)、お勧めです。
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[ 単行本 ]
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中年オヤジのバンコク旅行術
・松木 昭三
【データハウス】
発売日: 2005-11
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 900円〜
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・松木 昭三
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カスタマー平均評価: 4.5
バンコク遊びのハウツウ本 大手旅行社のきらびやかな装丁は無いけれど、きらびやかな店舗紹介は無いけれど、きらびやかなオノボリさん的名所旧跡は無いけれど、きらびやかな高級レストランの紹介もないけれど、ほんとうに知りたい活きた情報がいっぱい詰まっている。特に夜遊び情報がはよく出来ている。夜の街もこの本で歩けるような気がする。
中年よ、大志をいだけ!遊び心をいだけ!そして行動せよ! 面白い本だね。男の本能をベースにした視点がいいよ。悪書の類なのだろうが、「必要悪の悪書」「チョイ悪オヤジの悪書」レベルで、男ならこの位のチョイ悪精神があってしかるべきだろう。チョイ悪の啓蒙書って感じだね。この程度の遊びは必要だね。
夜遊び探検隊 夜遊びのハウツー本である。色々勉強になった。役に立ちそうな本である。バンコクに行きたくなった。え?い、行くぞ?。・・・・決してスケベな気持ちで行くのではありません。学術的内容のチェックに行くのです。
なんだかな? タイ旅行初心者向けであるということを差し引いても目新しい内容は無い。タイ初心者にスーパーリッチでの両替を薦めてもね?
また、タイ語のカタカナ表記についていちいち文句をつけても無意味ですが疑問符をつけたくなるような表記が多い。使えませんよこれじゃ。タイ語についてもタイについても勉強不足。
大変役に立ちました 初めてバンコクの旅行や夜遊びに行く者にとって、大変に参考になる一冊です。各風俗店の情報は少ないけれど、それはインターネットや別の本(「バンコク夜遊びガイド」を推薦します)で得ることができます。この本は旅行全体を成功するためのノウハウがあります。
少なくとも読んでからバンコクに行かれることを推薦します。
著者に一言。大変にありがとうございました。
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[ 単行本 ]
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エジプトのききめ。 単行本
・なかがわ みどり ・ムラマツ エリコ
【JTB】
発売日: 2003-03
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 1,260 円(税込)
Amazonポイント: 12 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 499円〜
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・なかがわ みどり ・ムラマツ エリコ
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カスタマー平均評価: 4.5
旅ってたのしい すきとかきらいとか越えて、クセになる。 「不便も楽しい!」という海外旅行の醍醐味と言える部分が、エジプトを舞台に繰り広げられています。かわいいイラストや写真などで紹介される食べ物や、乗り物、おみやげ、おじさんたちとのやりとりの「あやしさ」と共に、エジプトの砂漠や建造物の壮大さへの「感動」が伝わってきます。そのミスマッチぶりがとても笑えます。 私もエジプトに行ってみたい!
エジプトファンにはたまらない エジプトが好きな方は結構いろいろな本を持っていると思います。歴史・遺跡・ガイドブックなど。この本はまた1つ違う目でエジプトを感じることのできる本です。ほんまかいな?と思うことなんかもありギャグマンガの様ですが、やっぱり暑いエジプト、日本の常識では考えられないことがいっぱいです
爆笑です!! 写真や、絵の説明満載の、とっても楽しい本です!あっと言う間に読み終わってしまいますよ。エジプトに行く人、行った人、行く予定もない人、誰が読んでも最高に楽しめます。絶対にエジプト=ピラミッド、だけではなくなります。エジプトに興味津々です。
行きたい!行きたい!エジプト! 名著、「エジプトがすきだから。」の第二弾。前著に比べると内容も軽く、 ディープ度も薄めですが、筆者たちのエジプトに対する思いがひしひしと 伝わってくる、それでいてほのぼのとした不思議テイストの一冊です。 ピラミッド、遺跡、レリーフ、ナイル、ファルーカ、エジプシャン、 スーク、モスク、、などなど、どのページもエジプトに対する想いに あふれ、また行きたい〜!という思いを沸き起こさせてくれます。 本当に筆者の二人ともエジプトが好きなんだと思います。 独特のイラストとともに、エジプトに行ったことがある人には、当時の 旅を思い起こさせてくれ、行ったことがない人にも、その魅力を十二分 に伝えてくれる一冊だと思います。 また行きたいよー、エジプト!
砂漠に行きた〜い! いつものように芸の細かいk.m.pの旅本でした。 ただ以前出た「エジプトがすきだから。」よりボリュームが 少なかったのがさみしかったので星4つ。 それにしても女2人で砂漠にキャンプしてしまう勇気がスゴイ! いくらガイドが一緒といっても、そのガイドが一番危険かもしれないし・・・ 今回は砂漠や、エジプトのすばらしさがとても良く伝わりました。 特に闇夜のらくだギェロギェロの絵がお気に入りです。 人間はいつものむかつくオ・ヤ・ジ?
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[ 単行本 ]
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エジプトがすきだから。 単行本
・ムラマツ エリコ ・なかがわ みどり
【JTB】
発売日: 1996-11
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 167円〜
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・ムラマツ エリコ ・なかがわ みどり
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カスタマー平均評価: 4.5
エジプト人のイメージ 一時期 エジプトに憧れていた頃に買いました。 ガイドブックだけでは知りえなかった、エジプト人の人となりがよく描かれていて、何度読んでも笑ってしまいます。 もし、この本を読まずにエジプトへ行っていたら、かなりカルチャーショックを受けていたかも・・・。 少々ヒイてしまうようなエジプト人の言動・文化等も、本の中では可愛らしい絵で描かれているので、だいたい笑ってしまえます
エジプトまるわかり。 エジプト基本情報、人柄、風習、宗教、食べ物等、ありとあらゆることが、著者のイラストと写真付きでおもしろおかしく書かれており、とても楽しいです。
エジプトに行く人には、エジプトに行く心構えが備わる
エジプトに行ったことの有る人には、思い出にふけらせてくれる
そしてエジプトに興味の有る人には、エジプトに行った気分を十分に味わせてくれる
おすすめの本です。
リアルエジプト知ってるか!? 私達が頭の中に描くエジプトのイメージとは異なる姿を見る事が出来る楽しい一冊です。
テレビでは砂漠やらピラミッドやらスフィンクス等を紹介する番組ばかりで、目が肥えたというか食傷気味でした。(もちろんこの手の番組は大好きですけど)
それだけにこの本を手に取った時の新鮮な内容には心底感動しましたね!
旅の楽しみ・・・それはやっぱり現地人との交流や彼らの生活を垣間見ることではないでしょうか。
旅先からの帰りに印象に残っていることって、意外と名所や観光スポット等よりもこちらであることが多いんじゃないかと思います。
旅先での悪戦苦闘の数々に心が折れそうになった時、現地人の親切に触れることで難局を乗り切れる2人の姿に思わず感動しちゃいましたね。
また旅先でのプチ情報の数々には感心しました。
例えばやはり日本人は旅先ではよくカモにされやすく、土産店でのぼったくりとの戦いから編み出したぼられない方法に爆笑!
それに現地では水出し麦茶がどれだけありがたいかという事(カイロ市内はミネラルウォーターとジュースしか売っていない)には驚嘆です。
なるほど、お茶が飲めないとこれは辛い・・・。
爆笑・感動・納得必死の旅行記、読んで絶対損はしません!
何処かへに行きたくなる 「自分でなんとかしなくちゃ今日寝るベッドもなく、遺跡も見れずごはんもたべられない。宿の移動も観光も、全部自分で手配する旅。すごく大変で異常に能率が悪くて、とても辛くてめんどくさい。でも本当は、そういうことをしにきてる。それって私たちにとっては、ピラミッドを見るより大事なことなんだ。そしてほんとは、それがたのしいんだ。」
ああほんとに。それこそが旅の理由。不自由な異世界でとりあえず今日生きていくためにがんば(っているような気が)る、大げさな気合の毎日。
自分の記憶の旅を呼び覚まし、またどこかへこうして行ってみたい…と思わせる本です。
脳に楽しく目に辛い 本自体はとっても楽しめます!
普通の日本人がイメージする遺跡=雄大で悠久の…というイメージ以外(もちろんそれらについて書かれたちょっとジーンとする箇所もあります)のエジプトの素が丸見えで笑ったりぞーっとしたり。
通勤電車の中で読みましたが、著者の注意通り本当に字が小さいので仕事で目を酷使する人は休日のみ読むことをオススメします。
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[ 文庫 ]
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印度放浪 (朝日文庫)
・藤原 新也
【朝日新聞】
発売日: 1993-05
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 548円〜
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・藤原 新也
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カスタマー平均評価: 4
情熱的、絵画的ですが・・ 当時の若者が印度に自らをさらけだして、日本人の自分として感じたことが、ある意味忠実に書かれてます。写真、文章も含めて色彩感のある表現は今読んでも流石といえます。
その反面「話の軸が見えない日本へのアンチテーゼ」や「単に世に出たい若者の鼻息」っぽいものが見えすぎて(これは割り引いて読むべきなのでしょうが・・)かなり「臭み」があるのも否めません。
個人的には若い人にこの本を読んで一番感じてもらいたいのは、自らにとって「信仰とな何か」という点ですね。藤原さんも、これを書いた当時は、そういった立ち位置、アイデンティティを自覚せずにヒンドウーはスゴイばっかり書いていますが、多分このあとその問題にぶつかったはずです。
私個人は無宗教ですが、世界でも稀有な「宗教オンチ」の日本人の一人として、改めて自分の信仰を考えるキッカケにしたいですし、若い人も
宗教自体を「色メガネ」で見ずに、自分を考え直すキッカケになればいいと思います。
才能に出会った。静かで、真摯な、人生に対する一つの視点 完全に敗北した。徹底的にうちのめされた。こんな感情を味わうのは久しぶりである。この本は、30年以上前、僕と同じ年齢であった23歳の若者が書いた。それが、信じられなかった。徹底的にうちのめされたので、むしろ気持ちよくなった。完全にうちのめされて、藁半紙のような紙に印刷された原色の印度の人々や川の写真が敗北した心に染み入った。才能。もの書きとしては第一級の人物である。椎名誠が子供の遊びに感じられる。。。冒頭、15年ぶりにこの旅をふりかえった著者が「なぜインドに行ったのか」と質問する若者の影に、過去の自分を投影する。「青年は何かに負けているようだった。たぶん青年は太陽に負けていた。そして、青年は大地に負けていた。青年は人に負け、熱に負けていた。青年は牛に負け、羊に負け、犬や虫に負けていた。青年は汚物に負け、花に負けていた。青年はパンに負け、水に負けていた。青年は乞食に負け、女に負け、神に負けていた。青年は臭いに負け、音に負け、そして時間に負けていた。青年は、自分を包みこむありとあらゆるものに負けていた。疲れたその青年の目は表情を失っているかに見えたが、太陽にいられて眩く白熱する、目の前の地面を、ただぼんやりと見つめ返すだけの意思をわずかに残していた。」著者は、自分は、何かに負けに行ったのではないかと結論する。。。 「火葬」の章の箇条書きがすばらしい。その一つ一つの文章が、まるで、一人の男の人生を支えてきた肉体が火に焼かれ蒸発する際に発する、一瞬の光のようだ。また、「死神」の章の幻惑的な文章がいい。コカ・コーラ伝説の幻想。完璧な文章の背後に、著者はこのような危うさまで抱えている。。。文章に惚れた。
青春の「熱」を感じる本 P.27〜88の語録がおもしろい。例えば、インドの人たちのことを“悪人、俗人入り乱れて人間博覧会みたい…”と表現している部分。 写真に奥行きが感じられます。ただ、途中ガンジス河畔での死体も出てくるので、グロいのが苦手な人は直視できないかもしれません。 藁半紙みたいな紙を使っていて、文体と写真の朴訥さが出ているような感じがしました。 旅行記としては、話がもう30年以上前のことで色あせが激しく内容もイマイチですが、青春論として読むなら、若い人にとって色々共有できる部分があると思います。著者の青春時代の「熱」を感じました。
写真が良い。あの美しい少女は今頃・・・ 写真が豊富で私にとっては写真集。 フチもなくページ全面(時には見開き全面)で迫ってくる写真。美しくて死が身近なインド。少女の瞳が鋭く深くみずみずしい。男たちの目も鋭いけれどどこか乾いて。 若かった私に、どの写真も深く印象に残った。本を閉じても、何年か経っても、忘れられない視線とぶつかるはずです。読み返すことは滅多にないのに、手放したくない一冊になりました。
生と死が感じられる場所。それは印度。 もうすでに、日本社会には生と死は混在しない。あくまで生と死は切り離されて考えられている。あるのは、あくまでも公平で単純な日本総国民は全員死刑判決をくだされているということだけだ。いつ執行されるかは分からない。でもいつかその刑は執行されるのである。そんな単純なことを分からせてくれる1冊である。僕の愛読書。印度に行きたくなる本である。
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